遊郭新作
江戸の遊郭といえば、男たちの憧れの場所でしたからね。
今回はちょっと大胆な大人の話でございますが、お許しください。
まくら
皆さん、江戸時代の遊郭ってご存知ですか?
吉原や深川といった花街では、美しい遊女たちが男性のお相手をしていました。
ただ、初めて遊郭を訪れる男性は、緊張でガチガチになってしまうものでして。
今日はそんな初心な男性の話でございます。
あらすじ
信州から江戸に出てきた源助という青年がおります。
田舎育ちで真面目一筋、女性とまともに話したことがありません。
そんな源助が、同郷の先輩に連れられて初めて吉原を訪れることになりました。
先輩「源助、たまには遊ばなきゃダメだぞ」
源助「で、でも…」
先輩「男の修行だと思え」
吉原デビュー
おっかなびっくり吉原に足を踏み入れた源助。
楼主「いらっしゃいませ。初めてのお客様ですね」
源助「は、はい…」
楼主「それでは、おしまを呼びましょう」
やがて現れたのは、艶やかな遊女おしま。
おしま「はじめまして、おしまと申します」
源助「あ、あの…源助です…」
おしま「(あら、可愛らしい方ね)」
部屋での攻防
二人は奥の部屋へ。
おしま「源助さん、お緊張なさってますのね」
源助「そ、そんなことは…」
おしま「手が震えてますわよ」
源助「(バレてる…)」
おしまは慣れた様子で源助の横に座ります。
おしま「初めてでいらっしゃるの?」
源助「は、はい…」
おしま「それでは、私がいろいろお教えいたします」
源助「え、ええと…」
おしまの手ほどき
おしまは源助の手を取って言います。
おしま「まずはこうして手を重ねるの」
源助「は、はあ…」
おしま「それからこんな風に…」
源助はドキドキが止まりません。
源助「あの、おしまさん…」
おしま「何かしら?」
源助「僕、本当に何も知らないんです」
おしま「大丈夫よ、私が全部してあげますから」
意外な展開
ところが、いざという時になって…
源助「あの…」
おしま「どうしたの?」
源助「お金が足りません…」
おしま「え?」
源助「実は、先輩に借りたお金だけじゃ途中までしか…」
おしま「途中まで?」
交渉タイム
おしまは困ってしまいました。
おしま「それじゃあ困りますわ」
源助「すみません…でも、半分だけでも…」
おしま「半分って、どの半分よ?」
源助「え?」
おしま「上半分?それとも下半分?」
源助「(そんな選択肢があるの?)」
源助の提案
源助「あの、時間で割るのはどうでしょう?」
おしま「時間?」
源助「半分の時間で、半分のお金で…」
おしま「5分だけってこと?」
源助「いえ、10分は…」
おしま「10分で何ができるって言うのよ」
最終交渉
結局、おしまが提案したのは…
おしま「それじゃあ、教習だけにしましょう」
源助「教習?」
おしま「理論だけお教えして、実技は次回」
源助「そんなことができるんですか?」
おしま「こういう時はこうして、ああいう時はああして…」
源助「(メモを取らなきゃ…)」
大オチ
1時間後、部屋から出てきた源助。
先輩「どうだった?」
源助「はい、とても勉強になりました」
先輩「勉強?」
源助「おしまさんに女性の口説き方を教わりました」
先輩「口説き方?」
源助「来月また来て、今度は実際に他の女性を口説く練習をしてもらいます」
先輩「えええええ!?」
楼主「源助さん、また来月お待ちしてますよ」
源助「はい、口説きの実技試験頑張ります」
おしま「あの人、最後まで勘違いしてたわね…」
まとめ
ということで、初心な源助さん、遊郭を女性との付き合い方を学ぶ教習所と勘違いしてしまいました。
おしまさんも困惑しましたが、最終的には微笑ましい誤解で終わったようですね。
純粋すぎる男性も、たまにはこんな可愛らしい間違いをするものです。
来月の「実技試験」がどうなるか、ちょっと気になりますが…


