与太郎のコンビニ
現代の生活に欠かせないコンビニエンスストアですが、与太郎が利用したらどうなるでしょうか。
今回は、そんな与太郎のコンビニ初体験を大正時代風の言葉でお届けします。
便利さの象徴と与太郎の組み合わせなんて、考えただけでも不便になりそうですね。
与太郎の現代商店街体験
江戸時代の与太郎が現代のコンビニと出会うお話です。
あらすじ
与太郎が友人に頼まれて、コンビニに買い物に行くことになった。
友人「与太郎さん、コンビニでおにぎりを買ってきてください」
与太郎「コンビニでございますか?」
友人「便利店です」
与太郎「便利店?」
友人「何でも売ってる店です」
与太郎「なるほど、便利ですな」
友人「24時間開いてるんです」
与太郎「24時間?」
友人「一日中開いてるんです」
与太郎「一日中?それは便利ですな」
コンビニに着くと、与太郎は自動ドアに驚いた。
与太郎「おお、戸が勝手に開いた」
店員「いらっしゃいませ」
与太郎「こんにちは」
店員「何かお探しものはございますか?」
与太郎「おにぎりを探しております」
店員「おにぎりでしたら、あちらです」
与太郎「ありがとうございます」
与太郎は店内を見回した。
与太郎「たくさん物が並んでおりますな」
店員「はい、色々なものがございます」
与太郎「これは何でございますか?」
店員「お弁当です」
与太郎「お弁当?」
店員「お食事です」
与太郎「なるほど。これは?」
店員「おにぎりです」
与太郎「おにぎり?」
店員「お米を握ったものです」
与太郎「なるほど。では、これをいただきます」
与太郎はおにぎりを手に取った。
与太郎「いくらでございますか?」
店員「レジでお会計してください」
与太郎「レジ?」
店員「あちらのカウンターです」
与太郎「カウンター?」
店員「会計する場所です」
与太郎「なるほど」
与太郎はレジに向かった。
店員「こちらのおにぎりですね」
与太郎「はい」
店員「120円です」
与太郎「120円?」
店員「はい」
与太郎「高いですな」
店員「そうですか?」
与太郎「昔は10文くらいでしたが」
店員「10文?」
与太郎「昔のお金です」
店員「そうですか」
与太郎は財布からお金を出そうとした。
与太郎「お金はこれでよろしいでしょうか」
店員「はい、大丈夫です」
与太郎「ありがとうございます」
店員「レシートはいかがですか?」
与太郎「レシート?」
店員「お買い物の証明書です」
与太郎「証明書?」
店員「何を買ったかわかる紙です」
与太郎「なるほど、便利ですな」
与太郎「いただきます」
店員「ありがとうございました」
与太郎は店を出ようとしたが、また自動ドアに驚いた。
与太郎「また戸が開いた」
店員「自動ドアです」
与太郎「自動?」
店員「勝手に開くんです」
与太郎「勝手に開く?」
店員「センサーがついてるんです」
与太郎「センサー?」
店員「人が来るのがわかるんです」
与太郎「人がわかる?」
店員「そうです」
与太郎「すごいですな」
与太郎は外に出た。
与太郎「便利な店ですな」
友人「どうでしたか?」
与太郎「便利でした」
友人「よかったです」
与太郎「でも、コンビニって、こんび(困備)ニですな」
友人「どうしてですか?」
与太郎「だって、便利すぎて、何を買えばいいか困っちゃいますもん」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
江戸時代の与太郎が現代のコンビニと出会うという設定で、現代の小売業システムへの理解不足を大正時代風の言葉で表現してみました。
オチの「コンビニ」と「困備ニ」をかけた言葉遊びです。
与太郎の現代商業システムへの驚きが面白く描けたでしょうか。
今回は71点くらいでしょうか。


