与太郎のインターネット
現代社会に欠かせないインターネットですが、与太郎が使ったらどうなるでしょうか。
今回は、そんな与太郎のインターネット初体験を関西弁でお届けします。
情報の海と与太郎の組み合わせなんて、考えただけでも迷子になりそうですね。
与太郎のデジタル世界への第一歩
江戸時代の与太郎が現代のインターネットと出会うお話です。
あらすじ
与太郎が友人にパソコンを貸してもらった。
友人「与太郎、これでインターネットができるで」
与太郎「インターネット?なんやそれ」
友人「色んなことが調べられるねん」
与太郎「調べる?」
友人「知りたいことを入力したら、答えが出てくるねん」
与太郎「へぇ、便利やなぁ」
友人「使い方教えたるわ」
与太郎「頼むわ」
友人「まず、この画面をクリックして」
与太郎「クリック?」
友人「この四角いやつを押すねん」
与太郎「四角?これか」
与太郎はマウスを手で叩いた。
友人「違う違う、そっちやない。これや」
友人がマウスを持って見せた。
友人「これを動かして、画面の矢印を動かすねん」
与太郎「矢印?」
友人「画面に矢印が出てるやろ」
与太郎「あぁ、これか」
友人「そうや。それで、この四角をクリックするねん」
与太郎「クリック?」
友人「マウスのボタンを押すねん」
与太郎「ボタン?」
友人「この小さいやつや」
与太郎「なるほど」
与太郎は恐る恐るマウスをクリックした。
与太郎「おお、何か出てきた」
友人「それが検索画面や」
与太郎「検索?」
友人「調べたいことを入力するねん」
与太郎「入力?」
友人「キーボードで文字を打つねん」
与太郎「キーボード?」
友人「この文字がいっぱい並んでるやつや」
与太郎「文字?」
友人「そうや。何か調べたいことあるか?」
与太郎「うーん、天気でも調べてみるか」
友人「天気な。じゃあ、『天気』って入力してみ」
与太郎「天気?」
友人「『て・ん・き』や」
与太郎はキーボードを見つめた。
与太郎「『て』はどこにあるんや?」
友人「ここや」
友人が指で示した。
与太郎「なるほど」
与太郎は慎重に「て」を押した。
与太郎「押したで」
友人「次は『ん』や」
与太郎「『ん』?」
友人「ここや」
与太郎は「ん」を押した。
与太郎「次は『き』やな」
友人「そうや」
与太郎は「き」を押した。
与太郎「『天気』や」
友人「そうや。今度は検索ボタンを押すねん」
与太郎「検索ボタン?」
友人「『検索』って書いてある四角や」
与太郎「これか」
与太郎は検索ボタンをクリックした。
すると、画面にたくさんの文字が表示された。
与太郎「おお、文字がいっぱい出てきた」
友人「それが検索結果や」
与太郎「検索結果?」
友人「天気の情報や」
与太郎「へぇ、すごいなぁ」
友人「どれか一つクリックしてみ」
与太郎「どれでもええんか?」
友人「うん、どれでもええで」
与太郎は適当に一つクリックした。
すると、天気予報のページが開いた。
与太郎「おお、天気予報が出てきた」
友人「そうや、今日の天気がわかるやろ」
与太郎「今日は晴れか」
友人「そうやな」
与太郎「でも、誰がこの天気を教えてくれるんや?」
友人「コンピューターや」
与太郎「コンピューター?」
友人「この機械や」
与太郎「機械?」
友人「そうや」
与太郎は画面に向かって話しかけた。
与太郎「コンピューターさん、ありがとう」
友人「話しかけても返事せえへんで」
与太郎「返事せえへん?」
友人「機械やから」
与太郎「でも、天気を教えてくれたやろ」
友人「それはプログラムや」
与太郎「プログラム?」
友人「決まりや」
与太郎「決まり?」
友人「そうや」
与太郎「なるほど。それにしても、このインターネットって、いんたー(いんちき)ネットやな」
友人「なんで?」
与太郎「だって、話しかけても返事してくれへんもん」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
江戸時代の与太郎が現代のインターネットと出会うという設定で、デジタル世界への理解不足を関西弁で表現してみました。
オチの「いんたーネット」と「いんちきネット」をかけた言葉遊びです。
与太郎のコンピューターへの人間的な反応が面白く描けたでしょうか。
今回は66点くらいでしょうか。


