与太郎のATM体験
現代の銀行業務に欠かせないATMですが、与太郎が使ったらどうなるでしょうか。
今回は、そんな与太郎のATM初体験を関西弁でお届けします。
機械と与太郎の組み合わせなんて、考えただけでも大変なことが起きそうですね。
与太郎の現代金融システムとの遭遇
江戸時代の与太郎が現代のATMと出会うお話です。
あらすじ
与太郎が銀行でお金を下ろそうとしたが、窓口が閉まっていた。
与太郎「あれ?誰もおらんやないか」
銀行員「お客さん、ATMをお使いください」
与太郎「ATM?なんやそれ」
銀行員「あの機械です。自動でお金を下ろせるんです」
与太郎「機械?からくり人形みたいなもんか」
銀行員「まあ、そんなところです」
与太郎「へぇ、便利やなぁ」
銀行員「使い方を説明しますね」
与太郎はATMの前に立った。
与太郎「これか」
銀行員「まず、カードを入れてください」
与太郎「カード?」
銀行員「キャッシュカードです」
与太郎「あぁ、これか」
与太郎はカードを逆さまに入れようとした。
銀行員「逆ですよ」
与太郎「逆?」
銀行員「こっち向きに入れてください」
与太郎「なるほど」
カードを正しく入れると、画面に文字が出た。
与太郎「なんか字が出たで」
銀行員「暗証番号を入力してください」
与太郎「暗証番号?」
銀行員「4桁の数字です」
与太郎「4桁?」
銀行員「1234とか、そういう数字です」
与太郎「なるほど」
与太郎は適当に数字を押し始めた。
与太郎「1、2、3、4」
銀行員「待ってください。本当の暗証番号を入れてください」
与太郎「本当の?」
銀行員「カードを作る時に決めた番号です」
与太郎「そんなん、覚えてへんわ」
銀行員「思い出してください」
与太郎「うーん、俺の誕生日か?」
与太郎は誕生日を入力した。
すると、画面に「間違いです」と表示された。
与太郎「間違いやて」
銀行員「違う番号を入れてください」
与太郎「じゃあ、年齢か?」
今度は年齢を入力した。
また「間違いです」と表示された。
与太郎「また間違いや」
銀行員「もう一度間違えると、カードが出てこなくなりますよ」
与太郎「え?カードが出てこん?」
銀行員「はい、防犯のためです」
与太郎「防犯?」
銀行員「泥棒対策です」
与太郎「俺は泥棒やないで」
銀行員「わかってますが、システムがそうなってるんです」
与太郎「システム?」
銀行員「決まりです」
与太郎「決まりか。難しいなぁ」
与太郎は慎重に考えた。
与太郎「そうや、1111にしたんや」
与太郎は「1111」と入力した。
すると、画面に「お取引を選択してください」と表示された。
与太郎「成功や」
銀行員「よかったですね」
与太郎「で、どうするんや?」
銀行員「お金を下ろしたいんですよね?」
与太郎「そうや」
銀行員「『お引き出し』を押してください」
与太郎「お引き出し?」
銀行員「お金を出すことです」
与太郎「なるほど」
与太郎は「お引き出し」を押した。
すると、「金額を入力してください」と表示された。
与太郎「金額?」
銀行員「いくら下ろしたいですか?」
与太郎「1万円や」
銀行員「10000と入力してください」
与太郎「10000?」
銀行員「1万円は10000円です」
与太郎「そうか」
与太郎は「10000」と入力した。
すると、機械からお金が出てきた。
与太郎「おお、出てきた」
銀行員「これで終わりです」
与太郎「便利やなぁ。でも、この機械はなんでATMって言うんや?」
銀行員「Automatic Teller Machineの略です」
与太郎「なんや、それ」
銀行員「自動で取引する機械という意味です」
与太郎「なるほど。俺にとっては『あほたれ(A-ho-ta-re)マシン』やったけどな」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
江戸時代の与太郎が現代のATMと出会うという設定で、機械操作への理解不足を関西弁で表現してみました。
オチの「あほたれマシン」は、ATMと関西弁の「あほたれ」をかけた言葉遊びです。
与太郎の機械音痴ぶりが面白く描けたでしょうか。
今回は68点くらいでしょうか。


