【AI落語】ヨガこわい(新作落語)
現代のヨガを江戸時代風に言うなら、柔軟体操でしょうか。体の調子を整えるための運動は、昔から様々な形で行われていました。
今回は、そんな健康法を嫌がる男の話を作ってみました。
まくら
江戸時代にも健康法はありました。呼吸法、按摩、湯治など、体の調子を整える方法は数多くあったようです。
現代のヨガのような、体を伸ばしたり曲げたりする運動も、形は違えど存在していたでしょう。ただし、中にはそういった運動を嫌がる人もいまして…
あらすじ
亀吉「最近、体が硬くなってきたな。みんなで柔軟体操でもやらないか?」
鶴次「いいねえ。健康のためにも必要だ」
亀蔵「俺も体がなまってるから、丁度いい」
そこに、困った顔をした鶴公がやってきた。
亀吉「鶴公も一緒に体操しないか?」
鶴公「え?体操?」
鶴公の顔が青ざめる。
鶴公「と、とんでもねえ!俺は体操が大の苦手なんだ」
鶴次「なんでだよ?」
鶴公「体を曲げるのを見ると、骨が折れそうで怖いんだ。それに、変なポーズを取るのが恥ずかしくて仕方がない」
鶴公「体操ほど恐ろしいものはねえよ」
翌日、三人は鶴公と一緒に簡単な体操をしようと誘った。
亀吉「鶴公、簡単な動きから始めてみないか?」
鶴公「うわああああ!」
ところが、三人の硬い体を見て、鶴公はつい指導してしまう。
鶴公「その曲げ方が間違ってる!呼吸も合ってない」
鶴次「詳しいじゃないか」
鶴公「体の使い方が全然だめだ」
気がつくと、鶴公は信じられないほど柔軟な体で、完璧な体操を披露していた。
亀吉「曲芸師みたいだ…」
鶴公「実は俺、元は見世物小屋の軟体芸人だったんだ。でも、あまりに柔らかすぎて、見物人が他の芸人を馬鹿にするようになる。それで仲間を困らせるのが怖いんだよ」
まとめ
体操恐怖症を装った鶴公は、実は元軟体芸人でした。柔軟すぎる体が他の芸人の評判を下げるのを恐れていたとは、興行の世界ならではの悩みでしたね。
確かに、あまりに上手な芸人がいると、他の芸人が霞んでしまうかもしれません。鶴公の気遣いも理解できます。
これからは適度な柔軟さで、みんなで楽しく体操ができるといいですね。


