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【AI落語】転職手紙(新作落語)

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転職手紙
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転職手紙

またまた新作落語でございます。
転職と手紙という組み合わせ、現代的なようで古臭いような、微妙な設定です。
まあ、微妙なのはいつものことですが。

字が下手すぎて辞められない男

あらすじ

転職癖のある定吉が、また新しい店を辞めることにした。

定:「よし、今度こそきっぱり辞めてやる」

友:「また辞めるのか。今度は何日もったんだ」

定:「三日だ」

友:「三日!それじゃ仕事覚える前じゃねえか」

定:「覚える気もねえよ。ただ、面と向かって辞めるって言いにくくてな」

友:「じゃあ、手紙で辞表を出したらどうだ」

定:「手紙か!それはいい考えだ」

定吉は早速、筆を取って辞表を書き始めた。

定:「『このたび一身上の都合により…』っと」

しかし、定吉の字は天下一品の悪筆だった。
ミミズがのたくったような字で、本人にも読めないほど。

定:「まあ、気持ちが伝わればいいか」

翌日、定吉は手紙を番頭に渡した。

番頭:「なんだこれは」

定:「て、手紙です」

番頭は手紙を開いて首をひねった。

番頭:「うーむ、これは…」

主人:「どうした」

番頭:「定吉が手紙を置いていったんですが、全く読めません」

主人:「どれどれ…ふむ、これは難解だな」

番頭:「暗号でしょうか」

主人:「いや、これは…芸術だ!」

主人:「見てみろ、この力強い筆致!」

番頭:「確かに、勢いがありますな」

主人:「これは書道の域を超えている。前衛芸術だ」

番頭:「そう言われれば、龍が天に昇るようにも見えます」

主人:「定吉を呼べ!褒美をやらねば」

定:「えっ?」

定吉は主人の前に呼ばれた。

主人:「定吉、お前には隠れた才能があったんだな」

定:「は?」

主人:「この書は素晴らしい。ぜひ店の看板を書いてもらいたい」

定:「いや、あの、それは辞表で…」

主人:「辞表?何を言ってる。こんな芸術作品を『辞表』なんて」

番頭:「そうです。これは店の宝にしましょう」

主人:「よし、この書を額に入れて飾ろう」

定:「ちょ、ちょっと待ってください」

主人:「なんだ、謙遜するな。お前の給金も上げてやる」

定:「いや、俺は辞めたいんです」

主人:「辞める?冗談だろう。こんな才能を埋もれさせるわけにはいかん」

定:「才能じゃなくて、ただ字が下手なだけで…」

番頭:「謙虚なのもいいが、度が過ぎるぞ」

結局、定吉の辞表は額に入れられ、店の家宝になってしまった。

まとめ

字が下手すぎて芸術と勘違いされるという、苦しい展開でした。
辞表が家宝になるなんて、我ながら無理がありすぎます。
でも、現代アートって、時々こういうことがありそうな気も…
いや、ないですね。すみません。

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