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【AI落語】醤油問屋の味くらべ(新作落語)

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【AI落語】醤油問屋の味くらべ(新作落語)
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【AI落語】醤油問屋の味くらべ(新作落語)

今回は江戸時代を舞台に、関西弁で語る新作落語を作ってみました。

醤油といえば関西も江戸も負けてはいられない調味料の王様ですが、それぞれに独特の味わいと製法があります。

関西の薄口醤油と江戸の濃口醤油、一体どちらが優れているのか。

そんな疑問から生まれた商売人同士の駆け引きを、ちょっぴりコミカルに、そしてほっこりする結末で描いてみました。

果たして関西の醤油商人と江戸の職人、最後に待っているのは意外な展開です。

果たして関西の醤油商人と江戸の職人、どちらに軍配が上がるのでしょうか。

まくら

醤油いうたら、まあ何でも美味しゅうしてくれる魔法の調味料やな。

関西の薄口に江戸の濃口、それぞれに持ち味があるんやけど、商売人というもんは負けず嫌いでなあ。

特に江戸の醤油問屋なんかは、自分とこの醤油が一番やと思うとる。

そこへ関西から商売上手な醤油屋がやってきたもんやから、さあ大変。

でもな、この話、最後はちょっと違う展開が待ってますねん。

まあ、聞いてもろうたら分かりますわ。

あらすじ

醤油問屋「丸大」の朝

江戸の下町、大きな暖簾をかけた醤油問屋「丸大」では、朝からせっせと仕込みに励んでおる。

主人の大吉は職人気質の頑固者。

自分とこの醤油に絶対の自信を持っとる男や。

大吉「おい、番頭はん、今日も朝から良え香りがしとるなあ」

番頭「へえ、旦那はん。今朝仕込んだ醤油、えらい出来がよろしおます」

大吉「そやろそやろ。ワシとこの醤油は江戸一や。いや、日本一やで」

そこへ、見慣れん男がのれんをくぐってきよった。

上方なまりのきつい、商売上手そうな顔をした男や。

関西商人の松造「ちょいとお邪魔しまっせ。関西は摂津から参りました、松造いいます」

大吉「関西から?何の用や?」

松造「実は醤油の商いをしとりましてな。江戸の醤油がどんなもんか、一度味見させてもらいたいんや」

味くらべの始まり

大吉は鼻をふくらませた。

関西もんが江戸の醤油を品定めしに来よったんや。

これは負けてられん。

大吉「ほお、関西の人が江戸の醤油をな。まあええ、味見さしたろ」

松造「おおきに。実は関西の醤油も持参しましたんや。よろしかったら、どっちが美味いか比べてみまへんか?」

大吉「なんやと!」

店の奥から、関西商人は小さな徳利を取り出した。

琥珀色の美しい醤油がとろりと注がれる。

松造「これが関西自慢の薄口醤油や。色は薄いけど、味は深いでっせ」

大吉「ふん、色の薄いもんが何や。醤油いうたらこの色や」

大吉も自慢の濃口醤油を器に注いだ。

深い茶色の、香り高い醤油や。

職人たちの評定

近所の職人連中が集まってきよった。

大工の寅、左官の熊、魚屋の金造。

みんな醤油の味くらべと聞いて、興味津々や。

寅「おお、醤油の味くらべかいな。面白そうやな」

熊「関西と江戸、どっちが勝つんやろな」

金造「ワシは魚屋やから、醤油の味にはうるさいで」

まずは関西の薄口醤油から。

みんなが舌でころころと味わう。

寅「うん、これは上品な味やな。魚の味を邪魔せん」

熊「色は薄いけど、塩気がきいとるわ」

金造「これやったら、刺身にぴったりや」

続いて江戸の濃口醤油。

職人たちの顔が変わった。

寅「おお、これは力強い味やな」

熊「香りが鼻に抜けるわ」

金造「煮物にはこっちの方がええかもしれんな」

決着の行方

大吉と松造、お互いに負けられん様子や。

どちらも自分とこの醤油が一番やと信じとる。

松造「いかがでっか、関西の醤油は?」

大吉「まあまあやな。でも江戸の醤油の方が上や」

松造「なんの、関西の醤油の方が上品やで」

大吉「上品て何や!醤油は力強うなくてはあかん」

職人たちも真っ二つに分かれた。

寅と熊は関西の薄口を、金造は江戸の濃口を支持しとる。

意外な展開

そのとき、店の隅でちびちびと醤油を舐めとった老人が口を開いた。

この店で長年働く古株の職人、源爺や。

源爺「ちょいと待ちなはれ」

大吉「源爺、なんや?」

源爺「この関西の醤油、どこか懐かしい味がするんや」

松造の顔が青ざめた。

何やら秘密があるような様子や。

源爺「松造はん、もしかしてあんた…」

松造「い、いや、そんなことは…」

源爺「この醤油、昔ワシが関西で修業しとった時の師匠の味に似とるんや」

なんと、松造は源爺の師匠の弟子やったんや。

つまり、源爺と松造は兄弟弟子の関係。

源爺「松造、やっぱりお前か。師匠の秘伝の製法、ちゃんと受け継いどるんやな」

松造「源兄さん!こんなところで会うとは…」

驚きの真実

実は源爺、若い頃に関西で醤油作りを学び、江戸に戻ってこの「丸大」で働いとったんや。

そして松造の持参した醤油は、源爺と同じ師匠から学んだ秘伝の製法で作られたもの。

大吉「なんや、そういうことか」

松造「実は、江戸にいる兄弟弟子を探しとったんや」

源爺「ワシも関西の同門に会いたかったんや」

職人たちも事情を理解して、和やかな雰囲気になった。

関西と江戸の醤油、どちらも同じ師匠から生まれた味やったんや。

大吉「それなら、両方とも美味いはずやな」

松造「そうでんな。関西と江戸、それぞれの良さがあるんや」

商売の知恵

松造「大吉はん、実はお願いがあるんや」

大吉「なんや?」

松造「関西と江戸の醤油、一緒に商いしませんか?」

大吉「一緒に?」

松造「関西の薄口は魚料理に、江戸の濃口は煮物に。使い分けができたら、お客はんも喜ぶやろ」

なるほど、これは名案や。

それぞれの特徴を活かした商売ができる。

源爺「それがええな。師匠も喜ぶやろ」

大吉「よっしゃ、やってみるか」

新しい始まり

「丸大」では関西と江戸の醤油を並べて売ることになった。

お客もそれぞれの使い道に応じて選べるようになって、大繁盛や。

寅「便利になったなあ」

熊「魚には薄口、肉には濃口や」

金造「商売上手やなあ、あの二人は」

大吉と松造も意気投合して、新しい醤油作りにも挑戦することになった。

大吉「関西と江戸の良いとこ取りした醤油、作ってみるか」

松造「それはええアイデアでんな」

源爺「師匠の教えを新しい形で活かすんやな」

最後の一杯

一日の仕事を終えて、三人で酒を酌み交わしとる。

話は昔の修業時代のことから、これからの商売のことまで。

松造「関西から江戸まで出てきて、ほんまに良かったわ」

大吉「ワシも関西の商売を学ばせてもろうた」

源爺「師匠も天国で喜んどるやろな」

と、そこへ近所の職人がやってきた。

手に持っとるのは、新しく作った醤油の試作品や。

職人「旦那、この新しい醤油、どんな名前にするんで?」

大吉「そやなあ…」

松造「関西と江戸の良いとこ取りやから…」

源爺「師匠の教えを受け継いで…」

三人で考えとったが、なかなか良い名前が浮かばん。

そのとき、店の看板娘のお花ちゃんが口を挟んだ。

お花「あのう、『まるまる醤油』なんてどうでっしゃろ?」

松造「まるまる?」

お花「『丸大』の『まる』と、みんなが『まあるく』納まった『まる』で、まるまるでんがな!」

まとめ

江戸時代の商売人の心意気と、関西と江戸の文化の融合を描いた今回の落語、いかがでしたでしょうか。

最初は対立していた関西と江戸の醤油商人が、実は同じ師匠の元で学んだ兄弟弟子だったという展開は、私自身も書きながら「なるほど!」と膝を打ちました。

醤油という身近な調味料を通じて、人と人とのつながりの大切さ、そして商売における協力の精神を表現してみたつもりです。

関西弁での落語も最近慣れてきて、登場人物たちの掛け合いが自然に書けるようになった気がします。

最後のお花ちゃんの命名センス「まるまる醤油」には、我ながら「そう来たか!」と笑ってしまいました。

商売敵だった二人が協力して新しいものを生み出すという、現代にも通じるメッセージを込めました。

他の江戸時代落語もぜひお楽しみください。

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