お店のポイント
まくら
最近はどこの店でもポイントカードを勧められますね。
財布がカードでパンパンになっている人も多いんじゃないでしょうか。
でも、いざ使おうとすると、どれがどの店のカードか分からなくなることも。
あらすじ
斎藤は、コンビニで買い物をしました。
店員「ポイントカードはお持ちですか?」
斎藤「あ、はい」
財布を開けると、カードがぎっしり。
斎藤「えーと…これかな」
店員「申し訳ございません。それは違うカードです」
斎藤「じゃあ、これ?」
店員「それも違います」
斎藤「これは?」
店員「それはうちの競合店のカードですね」
恥ずかしくなって、カードを全部出しました。
斎藤「この中にありますか?」
店員「…ございません」
斎藤「ない?じゃあ作ります」
店員「かしこまりました」
また一枚カードが増えました。
次の店でも同じことが。
店員「ポイントカードは?」
斎藤「さっき作ったやつ…これ!」
店員「それは隣のコンビニのですね」
斎藤「あ、そうか」
結局、その店でも新しく作りました。
家に帰って、カードを整理することに。
奥さん「何してるの?」
斎藤「カードの整理。どれがどの店か分からなくて」
奥さん「そんなにあるの?」
斎藤「数えたら50枚以上」
奥さん「使ってるの?」
斎藤「使おうとするけど、どれか分からない」
奥さん「店の名前書いてないの?」
斎藤「デザインだけのが多くて」
一枚一枚確認していきました。
斎藤「これは…パン屋かな?」
奥さん「パンの絵だから?」
斎藤「うん」
奥さん「それ、美容院のカードよ」
斎藤「美容院!?なんでパンの絵が」
奥さん「フランスの美容院だから、フランスパン」
斎藤「ややこしい…」
斎藤「じゃあ、これは?魚の絵だから寿司屋」
奥さん「それは熱帯魚屋さん」
斎藤「買ったことないけど」
奥さん「通りがかりに作ったんでしょ」
整理していると、同じ店のカードが何枚も。
斎藤「あれ?このカード3枚ある」
奥さん「同じ店で3回作ったの?」
斎藤「カード忘れて、新しく作って…」
奥さん「ポイント、バラバラじゃない」
斎藤「合算できないかな」
次の日、その店に行きました。
斎藤「このカード3枚、合算できますか?」
店員「申し訳ございません。できません」
斎藤「じゃあ、一番ポイントが多いのは?」
店員「確認しますね…全部0ポイントです」
斎藤「0?一度も使ってない?」
店員「作っただけのようですね」
斎藤「じゃあ、今日から使います」
店員「申し訳ございません」
斎藤「何か?」
店員「この店、来月で閉店なんです」


