スマートフォンの音
現代の飲み屋でも、スマートフォンの音は迷惑の原因になることがあります。
今回は、スマートフォンの音量を巡る客同士の喧嘩を関西弁でお届けします。
マナーモードにしていても、思わぬ音が出てしまうことがありますね。
スマートフォンの音で始まる争い
飲み屋でスマートフォンの音量を巡って客同士が喧嘩を始めるお話です。
あらすじ
関西の飲み屋で、二人の客が隣り合わせで飲んでいた。
突然、大きな音が響いた。
「ピロリン、ピロリン」
客A「うるさいなぁ」
客B「すんません」
客A「スマホの音やろ?」
客B「スマホ?」
客A「そうや、スマホの音やろ」
客B「違いますよ」
客A「違う?」
客B「はい、うちのスマホはマナーモードにしてますから」
客A「マナーモード?」
客B「はい、音は出ません」
客A「出ません?」
客B「はい」
客A「でも、今音が出たやろ」
客B「出ましたけど、うちのスマホやありません」
客A「スマホやないって、何の音や?」
客B「知りません」
客A「知らん?」
客B「はい、知りません」
また大きな音が響いた。
「ピロリン、ピロリン」
客A「ほら、また音が出た」
客B「出ましたね」
客A「スマホの音やろ?」
客B「違います」
客A「違う?」
客B「はい、違います」
客A「じゃあ、何の音や?」
客B「分かりません」
客A「分からん?」
客B「はい」
客A「あんたのスマホから音が出てるんやろ」
客B「出てません」
客A「出てるやろ」
客B「出てないって言うてるやろ」
客A「出てるって言うてるやろ」
二人は立ち上がった。
親父「お二人とも、どうしましたん?」
客A「親父、こいつのスマホがうるさいねん」
親父「スマホ?」
客B「親父、うちのスマホは音出してませんよ」
親父「音出してない?」
客B「はい、マナーモードにしてますから」
親父「マナーモード?」
客B「はい」
親父「でも、音が聞こえましたけど」
客A「やろ?」
親父「はい」
客B「でも、うちのスマホやありません」
親父「スマホやない?」
客B「はい」
親父「じゃあ、何の音でしょう?」
客A「スマホの音に決まってるやろ」
客B「決まってません」
客A「決まってる」
客B「決まってない」
また音が響いた。
「ピロリン、ピロリン」
客A「ほら、また音が出た」
親父「確かに音が出ましたね」
客B「でも、うちのスマホやありません」
親父「ちょっと待ってください」
客A「何や?」
親父「この音、スマホの音やないですわ」
客B「スマホの音やない?」
親父「はい、電子レンジの音ですわ」
客A「電子レンジ?」
親父「はい、厨房の電子レンジが料理を温めてる音ですわ」
客B「電子レンジの音?」
親父「はい、料理ができあがったら『ピロリン』って音が鳴るんですわ」
客A「電子レンジの音やったんか」
親父「はい」
客B「スマホの音やなかったんですね」
親父「はい」
客A「すまんかった」
客B「いえいえ、こちらこそ」
親父「よかった、よかった」
客A「でも、電子レンジの音がスマホの音に似てるなぁ」
客B「似てますね」
親父「最近の電子レンジは、スマホみたいにスマートな音が出るんですわ」
客A「スマート?」
親父「はい、でも今日は音の正体がわからんくて、お二人ともスマートやなかったですな」
客B「スマートやなかった?」
親父「はい、賢くなかったということですわ」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
飲み屋での客同士の喧嘩を、スマートフォンの音量を巡る争いとして関西弁で表現してみました。
オチの「スマート」と「賢くない」をかけた言葉遊びです。
現代の機器の音が似ていることによる勘違いが面白く描けたでしょうか。
今回は66点くらいでしょうか。


