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【AI落語】お釣りの勘定(新作落語)

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お釣りの勘定
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お釣りの勘定

飲み屋でのお会計は、お酒が入ると計算が複雑になりがちです。

今回は、お釣りの勘定を巡る客同士の喧嘩をお届けします。

算数が苦手な人同士の争いは、どんどん話がこじれていくものですね。

お釣りの計算で始まる争い

飲み屋でお釣りの金額を巡って客同士が喧嘩を始めるお話です。

あらすじ

江戸の飲み屋で、二人の客が隣り合わせで飲んでいた。

客A「親父、勘定頼む」

親父「へぇ、お疲れ様でした」

客B「俺も一緒に払うよ」

客A「一緒に?」

客B「そうだ、割り勘にしよう」

客A「割り勘?」

客B「そうだ、半分ずつ払うんだ」

親父「お二人で1200文でございます」

客A「1200文?」

親父「はい」

客B「1200文を二人で割ると…」

客A「600文ずつか」

客B「600文?」

客A「そうだ、1200を2で割ると600だ」

客B「本当か?」

客A「本当だ」

客B「じゃあ、俺は600文払う」

客A「俺も600文だ」

客Bが財布から1000文を出した。

客B「1000文出すから、400文お釣りをくれ」

親父「400文?」

客B「そうだ、1000から600を引くと400だ」

客A「ちょっと待て」

客B「何だ?」

客A「1000から600を引くと400か?」

客B「そうだ」

客A「本当か?」

客B「本当だ」

客A「違うだろ」

客B「違わない」

客A「違う」

客B「違わない」

客A「1000から600を引くと、400になるか?」

客B「なる」

客A「ならない」

客B「なる」

客A「ならないって言ってるだろ」

客B「なるって言ってるだろ」

親父「お二人とも、どうなさいました」

客A「親父、こいつが変なこと言うんだ」

親父「変なこと?」

客A「1000から600を引くと400だって言うんだ」

親父「1000から600?」

客A「そうだ」

親父「1000から600を引くと…400でございますね」

客A「400?」

親父「はい、400でございます」

客A「本当か?」

親父「本当でございます」

客A「そうか…」

客B「だから言ったじゃないか」

客A「すまなかった」

客B「いいよ」

親父「では、400文お釣りでございます」

客A「俺も600文払うから」

客Aが財布から500文を出した。

客A「500文出すから、100文お釣りをくれ」

親父「100文?」

客A「そうだ、500から600を引くと100だ」

客B「ちょっと待て」

客A「何だ?」

客B「500から600を引くと100か?」

客A「そうだ」

客B「それは違うだろ」

客A「違わない」

客B「違う」

客A「違わない」

客B「500から600は引けないじゃないか」

客A「引ける」

客B「引けない」

客A「引ける」

客B「引けないって言ってるだろ」

客A「引けるって言ってるだろ」

二人はまた立ち上がった。

親父「お二人とも、ちょっと待ってください」

客A「何だ?」

親父「お客さん、500文しか出してないのに、600文払えませんよ」

客A「払えない?」

親父「はい、100文足りません」

客A「100文?」

親父「はい」

客A「そうか、足りないのか」

親父「はい」

客A「じゃあ、100文追加で出す」

客Aが100文追加した。

客A「これで600文だ」

親父「はい、600文でございます」

客B「これで二人とも600文ずつ払ったな」

客A「そうだ」

親父「ありがとうございました」

客B「ところで、1200文を二人で割ると600文ずつだったな」

客A「そうだ」

客B「でも、俺たちが払ったのは600文ずつだから、合計1200文だ」

客A「そうだ」

客B「じゃあ、お釣りはないじゃないか」

客A「お釣り?」

客B「そうだ、俺は1000文出して400文お釣りをもらったが」

客A「そうだな」

客B「でも、本当は600文払えばよかったんだから、お釣りは400文で合ってるな」

客A「そうだな」

親父「お二人とも、お釣りの計算より、お吊りにならないように気をつけてくださいよ」

客B「お吊り?」

親父「はい、勘定で喧嘩して、首を吊ることになったら大変ですから」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

飲み屋での客同士の喧嘩を、お釣りの計算を巡る争いとして江戸言葉で表現してみました。

オチの「お釣り」と「お吊り(首を吊る)」をかけた言葉遊びです。

お酒が入ると計算が苦手になる人間の性質と、些細なことで喧嘩になってしまう様子が面白く描けたでしょうか。

今回は69点くらいでしょうか。

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