寝取られ男逆転
恋人を奪われるって、男のプライドズタズタですからね。
今回は彼女を親友に寝取られた男性の、復讐と逆転の話でございます。
まくら
皆さん、大切な人を他の人に奪われた経験はありますか?
特に親しい友人に恋人を奪われると、怒りと悲しみで複雑な気持ちになるものです。
でも時には、その裏に思いもよらない真実が隠されていることもありまして。
今日はそんな三角関係の話でございます。
あらすじ
会社員の田村慎二(仮)30 歳は、2 年間付き合っていた彼女の美里 27 歳を親友の達也 29 歳に奪われました。
慎二「(信じられない…美里と達也が…)」
美里からの別れのメール:「ごめんなさい。達也さんと付き合うことにしました」
慎二「2 年間付き合ったのに、こんなメール一本で」
友人 A「慎二、大丈夫か?」
慎二「全然大丈夫じゃない」
友人 A「達也とは話したのか?」
慎二「顔も見たくない」
友人 A「でも、親友だったろ?」
慎二「だからこそ許せない」
復讐計画
慎二は達也への復讐を考え始めました。
慎二「(達也だって、隙があるはずだ…)」
慎二は達也のことを詳しく調べ始めます。
慎二「(達也の元カノ、確か綾香さんだったな…)」
元カノの綾香 26 歳に連絡を取ってみました。
慎二「久しぶりです、田村です」
綾香「慎二君?どうしたの?」
慎二「実は相談があって」
綾香「相談?」
慎二「達也のことなんです」
綾香「達也?(嫌そうな顔)何かあったの?」
意外な反応
慎二「達也が僕の彼女と付き合い始めて」
綾香「え?また?」
慎二「また?」
綾香「達也って、そういう人よ」
慎二「そういう人?」
綾香「友達の彼女を奪うのが趣味みたいな」
慎二「趣味?」
綾香「私も、友達から奪われたの」
慎二「そうだったんですか」
綾香「でも、すぐ飽きるから」
慎二「すぐ飽きる?」
綾香「1 ヶ月もすれば、新しい女性を探し始める」
慎二「(そんな男だったのか…)」
復讐の誘い
慎二「綾香さん、一緒に復讐しませんか?」
綾香「復讐?」
慎二「達也をギャフンと言わせてやりたいんです」
綾香「面白そうね」
慎二「どんな方法がいいでしょう?」
綾香「そうね…達也が一番嫌がることは何かしら」
慎二「何でしょう?」
綾香「プライドを傷つけること」
慎二「プライド?」
綾香「自分がモテると思ってるから」
慎二「確かに自信家ですね」
綾香「じゃあ、私たちが付き合ったフリをしましょう」
慎二「付き合ったフリ?」
フェイクカップル作戦
慎二と綾香は、達也の前で恋人同士の演技をすることにしました。
慎二「達也の前で、ラブラブなところを見せつけるんですね」
綾香「そうよ。きっと悔しがるわ」
慎二「でも、演技できるかな?」
綾香「大丈夫よ。私、演技得意だから」
慎二「よろしくお願いします」
綾香「こちらこそ」
慎二「(これで達也を見返してやる)」
演技開始
翌週、会社の飲み会で実行することになりました。
達也「慎二、元気ないな」
慎二「そんなことないよ」
達也「美里のことは…ごめん」
慎二「ああ、それなら大丈夫」
達也「大丈夫?」
慎二「実は、新しい彼女ができたんだ」
達也「新しい彼女?」
そこへ綾香が登場。
綾香「慎二君、お疲れ様」
達也「綾香?」
綾香「達也君、久しぶり」
達也「まさか、君たちが?」
演技エスカレート
綾香「慎二君と付き合ってるの」
達也「え?」
慎二「実は 1 ヶ月前から」
達也「1 ヶ月前?(美里と別れた直後?)早いな」
綾香「慎二君って、優しくて素敵」
達也「そうか…」
慎二「綾香は最高の彼女だよ」
綾香「(演技とは思えないくらい嬉しい)」
達也は明らかに動揺しています。
達也「君たち、本当に付き合ってるのか?」
慎二「疑うの?」
達也「いや、でも急すぎて」
綾香「恋に理由なんてないでしょ?」
達也の嫉妬
達也の嫉妬が見え始めました。
達也「慎二、綾香の良さがわかってるのか?」
慎二「当然だよ」
達也「綾香は特別な女性だぞ」
慎二「知ってる」
綾香「達也君、私のこと心配してくれるの?」
達也「それは…友達として」
綾香「友達?(冷たい笑顔)私を捨てた人が?」
達也「捨てたわけじゃ…」
綾香「慎二君の方が、ずっと大切にしてくれる」
達也「(くそ…なんかムカつく)」
真実発覚の兆し
その夜、慎二と綾香は作戦の成功を祝いました。
慎二「達也、かなり動揺してましたね」
綾香「ざまあみろって感じ」
慎二「でも、演技お疲れ様でした」
綾香「演技…」
慎二「どうかしました?」
綾香「慎二君、実は話があるの」
慎二「何でしょう?」
綾香「私、演技じゃなくなってきてる」
慎二「演技じゃなく?」
綾香「本当に慎二君のことを好きになった」
慎二「え?」
綾香「最初は復讐のつもりだったけど」
慎二「綾香さん…」
さらなる真実
慎二「実は僕も」
綾香「慎二君も?」
慎二「綾香さんといると、美里のことを忘れられる」
綾香「それは慰めかしら?」
慎二「いえ、本当の気持ちです」
綾香「本当?」
慎二「美里より、綾香さんの方が僕を理解してくれる」
綾香「嬉しい」
慎二「でも、これって復讐になってるのかな?」
綾香「どういうこと?」
慎二「僕たち、本当に幸せになっちゃった」
綾香「確かに」
大オチ
翌日、達也から連絡がありました。
達也「慎二、実は謝りたいことがある」
慎二「何を?」
達也「美里との件」
慎二「今さら?」
達也「実は、美里から誘われたんだ」
慎二「美里から?」
達也「『慎二には飽きた、あなたと付き合いたい』って」
慎二「そんな…」
達也「俺も断ったんだが、しつこくて」
慎二「本当?」
達也「それに、昨日綾香を見て思い出した」
慎二「何を?」
達也「俺が本当に好きだったのは綾香だったって」
慎二「え?」
達也「でも、もう遅いよな。君たちが付き合ってるし」
慎二「達也…」
達也「綾香を大切にしてくれ」
慎二「わかった」
電話を切った後、綾香に報告。
綾香「達也が本当のことを言ったのね」
慎二「美里が悪者だったなんて」
綾香「でも、おかげで私たちが出会えた」
慎二「そうですね」
綾香「復讐のつもりが、本当の恋になった」
慎二「人生って不思議ですね」
綾香「ねえ、慎二君」
慎二「何ですか?」
綾香「今度は演技じゃなくて、本当にキスして」
慎二「本当のキス?」
綾香「本当の恋人として」
慎二「喜んで」
まとめ
ということで、慎二さんの復讐劇は、本当の恋に発展するという予想外の展開になりました。
彼女を奪われた悲しみから始まった話でしたが、最終的にはより素敵な恋人と出会うことができました。
人生の出来事には、すべて意味があるのかもしれませんね。
ちなみに、1年後の達也の結婚式で、新婦の名前は「田村」でした。数ヶ月後、綾香が「一人で参列してたら、新郎の友人だって勘違いされた」と笑ってたそうですが、慎二は開いた口が塞がらなかったとか。


