【AI落語】マッチングアプリ怖い(新作落語)
最近の若い人たちの恋愛事情って、本当に変わりましたね。昔は「出会いは突然に」なんて歌もありましたが、今は「出会いはアプリで」の時代。でも、そんな便利な世の中だからこそ生まれる新しい恐怖もあるわけで。
今回は、そんな現代の恋愛ツール「マッチングアプリ」をテーマにした新作落語を作ってみました。果たして現代人が本当に怖がっているものとは何なのか。まあ、私のような昭和生まれには縁遠い話ですけどね。
恋愛も効率化の時代
昨今は何でもデジタル化、効率化の時代でございまして。恋愛だって例外じゃない。Pairs、Omiai、Tinder…スマホ一つで理想の相手を探せる時代になりました。
でも便利になった分、新しい心配事も増えてきた。写メ詐欺だの、身バレだの、マッチングしてもすぐにブロックされるだの。昔なら「袖振り合うも多生の縁」と言ったもんですが、今は「スワイプし合うも多生の縁」ってところでしょうか。
そんな時代の恋愛模様を、一席お聞かせいたします。
あらすじ
ある日のこと、仲の良い友人四人が居酒屋で飲んでおりました。
話題はもっぱら恋愛の話。
田中「最近さ、マッチングアプリ始めたんだけど、あれって怖くない?」
佐藤「何が怖いって?」
田中「だって、写メ詐欺が怖いじゃん。会ってみたら全然別人だったらどうすんのよ」
佐藤「ああ、それはあるな。でも俺はそんなの怖くないよ」
田中「じゃあ何が怖いの?」
佐藤「俺は身バレが怖い。職場の人にバレたら気まずいし、家族に知られたら面倒だし」
田中「なるほどね。山田は?」
山田「俺はゴースティングが怖い。せっかくいい感じになったのに、突然連絡が取れなくなるやつ。あれって心に穴が開くよな」
田中「それも怖いな。鈴木は何が怖い?」
鈴木「俺は全然怖くないよ、マッチングアプリなんて」
みんなが気になる鈴木の秘密
田中「えー、本当に怖くないの?」
鈴木「全然怖くない」
佐藤「詐欺師とかに引っかかるのも怖くない?」
鈴木「怖くない」
山田「ストーカーに遭うのも?」
鈴木「怖くない」
田中「じゃあ、料金が高額になるのは?」
鈴木「怖くない」
佐藤「個人情報が流出するのは?」
鈴木「怖くない」
山田「本当に何も怖くないの?」
鈴木「何も怖くない」
真相が明らかに
田中「そんなに強がらなくても…」
佐藤「何か一つくらい怖いものがあるでしょ?」
山田「正直に言ってよ」
鈴木「いや、本当に何も怖くないんだ」
田中「どうして?」
鈴木「だって俺、マッチしないから怖いものなんてないもん」
まとめ
いかがでしたでしょうか。現代の恋愛事情を落語にしてみました。
マッチングアプリの普及で出会いの形は変わりましたが、人間の悩みや不安は意外と普遍的なものですね。写メ詐欺や身バレ、ゴースティングなど、新しい恐怖が生まれる一方で、一番の恐怖は「そもそも相手にされない」という昔ながらのものだったりして。
今回は現代的なテーマに挑戦してみましたが、落語の面白さは時代を超えて人間の本質を描くところにあるのかもしれません。まあ、私も含めて、恋愛市場では厳しい戦いを強いられている方々には、ちょっと身につまされるオチだったかもしれませんが。
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