家族食事
まくら
家族揃って食事をするって、理想ですよね。
でも、現実は忙しくて、なかなか揃わない。
みんなの都合を合わせるのも大変です。
あらすじ
週末、橋本は家族で食事をしようと思いました。
橋本「たまには、みんなで食事しよう」
奥さん「いいわね」
橋本「子供たちも呼んで」
奥さん「そうしましょう」
橋本「何時がいいかな」
奥さん「夕方6時は?」
橋本「それでいこう」
奥さん「みんなに連絡するわ」
橋本「お願いします」
長男に電話しました。
奥さん「6時から食事よ」
長男「今日?」
奥さん「そうよ」
長男「友達と約束が」
奥さん「たまには家族と」
長男「わかった」
奥さん「よろしく」
長女にも電話しました。
奥さん「6時から食事」
長女「今日は無理」
奥さん「なんで?」
長女「塾があるの」
奥さん「何時まで?」
長女「8時まで」
奥さん「8時から?」
長女「お腹すいちゃう」
奥さん「仕方ないわね」
次男にも電話しました。
奥さん「8時から食事」
次男「今日は野球の練習」
奥さん「何時まで?」
次男「わからない」
奥さん「遅くなるの?」
次男「たぶん」
奥さん「困ったわね」
橋本「どうだった?」
奥さん「みんなバラバラ」
橋本「そうか」
奥さん「時間合わせるの大変」
橋本「別の日にしようか」
奥さん「そうしましょう」
でも、翌週も同じでした。
橋本「また無理だった」
奥さん「忙しいのね」
橋本「平日は?」
奥さん「もっと無理よ」
橋本「そうだね」
奥さん「でも、がんばって調整しましょう」
橋本「そうだね」
2週間後、やっと時間が合いました。
橋本「今日はみんな揃うね」
奥さん「そうね」
橋本「久しぶりだね」
奥さん「本当ね」
橋本「何作ろうか」
奥さん「みんなの好きなものを」
橋本「そうだね」
6時になりました。
橋本「みんな来るかな」
奥さん「大丈夫よ」
長男が帰ってきました。
長男「ただいま」
橋本「お疲れ様」
長男「お腹すいた」
橋本「もう少し待って」
長男「わかった」
長女も帰ってきました。
長女「ただいま」
奥さん「お疲れ様」
長女「今日は食事だっけ」
奥さん「そうよ」
長女「忘れてた」
でも、次男が帰ってきません。
橋本「次男は?」
奥さん「連絡してみる」
電話をかけました。
奥さん「どこにいるの?」
次男「友達の家」
奥さん「食事の約束は?」
次男「あ、忘れてた」
奥さん「すぐ帰って」
次男「わかった」
30分後、次男が帰ってきました。
次男「ただいま」
橋本「やっと揃った」
奥さん「じゃあ、食事しましょう」
橋本「はい」
でも、食事を始めたら、また問題が。
長男「僕、肉だめ」
橋本「え?」
長男「ベジタリアンになった」
橋本「いつから?」
長男「先週から」
橋本「そんな」
長女「私もダイエット中」
奥さん「え?」
長女「炭水化物抜き」
奥さん「ご飯食べないの?」
長女「食べない」
次男「僕はなんでも食べる」
橋本「よかった」
でも、次男は食べながらゲームをしています。
橋本「ゲームやめて」
次男「あとちょっと」
橋本「食事中でしょ」
次男「わかった」
やっと家族で食事ができました。
橋本「久しぶりだね」
奥さん「そうね」
橋本「また今度やろう」
奥さん「そうしましょう」
でも、食事が終わると、またバラバラ。
長男「出かけます」
長女「部屋で勉強」
次男「テレビ見る」
橋本「もう終わり?」
奥さん「仕方ないわ」
橋本「せっかく揃ったのに」
奥さん「でも、お父さん」
橋本「何?」
奥さん「一つ聞きたいことがあるの」
橋本「何?」
奥さん「お父さんも食事中、ずっと新聞読んでたでしょ」
橋本「家族の時間って難しい」


