河童と氷屋の作業
暑い夏の日には、冷たい氷が恋しくなりますよね。
今回は、そんな氷屋で働くことになった河童の話です。
関西弁で語る河童の落語なんて、きっと珍しいでしょうね。
まあ、河童が関西弁を話すという設定自体が突飛すぎるかもしれませんが、お聞きください。
河童が氷屋で働く理由
夏の暑さに困った河童が、氷屋で働くことになったお話です。
あらすじ
暑い夏の日、氷屋の主人は汗だくで作業していた。
そこへ一匹の河童がやってきた。
河童「おっちゃん、えらい暑そうやなぁ」
主人「あんた、河童さんか?こんな暑い日に何してるんや」
河童「実は池の水が干上がってもうて、涼しいとこ探してたんや」
主人「そらまた大変やなぁ。よろしかったら、うちで働いてみるか?」
河童「ほんまか?ありがたいわ」
主人「河童さんなら水に慣れてるし、氷の仕事にぴったりやろ」
河童「任せとき!」
早速、河童は氷を運ぶ作業を始めた。
ところが、河童が氷を運ぶたびに、氷がどんどん小さくなっていく。
主人「河童さん、氷が小さくなってるで」
河童「すんません、手がベトベトで」
主人「手がベトベト?」
河童「うち、水かきがあるから、氷が手の体温で溶けるんや」
主人「そんなことあるか?」
河童「ほんまやって。それに、頭のお皿に氷乗せてても、すぐ溶けてまうねん」
主人「そりゃあ、困ったなぁ」
河童「でも、氷を溶かすのは得意やから、かき氷作るのは任せとき」
主人「それやったら、氷屋の意味あらへんやろ」
河童「せやけど、お客さんは喜んでくれるで」
主人「お客さんが喜んでも、氷が売れへんかったら商売あがったりや」
河童「そんなこと言わんといて。うちかて一生懸命やってるねん」
主人「わかってるけど、河童さんには氷屋は無理やわ」
河童「なんでやねん!」
主人「だって、あんたが来てから、氷がかっぱり(さっぱり)なくなってしもうたやないか」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
河童の特技と氷屋の仕事の相性の悪さを関西弁で表現してみました。
オチの「かっぱり」は、関西弁の「さっぱり」と河童をかけた言葉遊びです。
関西弁の河童というキャラクター設定が面白かったかどうか、ちょっと不安ですが、65点くらいはもらえるでしょうか。


