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【AI落語】海外商売(新作落語)

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海外商売
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海外商売

海外との商売なんて、今でも大変そうですが、江戸時代末期ならなおさら。
そんな時代に海外貿易に挑戦した商人の話を新作落語にしてみました。
言葉が通じないのに商売するなんて、無謀にも程があります。
まあ、私の英語力も似たようなものですが。

言葉の壁を越えた商売

あらすじ

商売熱心な呉服商の与兵衛が、海外貿易に目をつけた。

与兵衛:「これからは海外だ。外国人相手に商売するぞ」

番頭:「でも旦那、英語できるんですか」

与兵衛:「英語なんて、気持ちが伝われば大丈夫だ」

番頭:「そんな簡単なもんじゃ」

与兵衛:「案ずるより産むが易し。やってみるもんだ」

横浜の外国人居留地に出かけた与兵衛。
大きな外国人が歩いてきた。

与兵衛:「あの人に売ってみよう」

外国人:「Hello」

与兵衛:「え?ヘロー?」

外国人:「How are you?」

与兵衛:「ハワユー?なんのこっちゃ」

困った与兵衛は身振り手振りで対抗した。

与兵衛:「キモノ…」(着物を広げて見せる)

外国人:「Oh, Kimono!」

与兵衛:「そうそう、キモノ!」

外国人:「How much?」

与兵衛:「ハウマッチ?」

与兵衛は指で「五」を示した。

外国人:「Five dollars?」

与兵衛:「ダラー?なんだそりゃ」

外国人が財布から紙幣を出すと、与兵衛は首を振った。

与兵衛:「ノーノー、ゴールド!」

外国人:「Gold?」

与兵衛:「そうそう、金だ金!」

外国人:「Expensive…」

与兵衛:「エクスペンシブ?」

身振り手振りで値段交渉が始まった。

一時間後、二人は疲れ果てていた。

与兵衛:「ジャパン、グッド!」

外国人:「Yes yes, Japan good」

与兵衛:「おお、分かった!」

外国人:「But…」

与兵衛:「バット?」

外国人:「Price…」

与兵衛は困って、筆談を始めた。

与兵衛:「値段」と書いて見せる

外国人:「ああ、値段ね」

与兵衛:「えっ?日本語?」

外国人:「私、日本人です」

与兵衛:「なんだって!?」

外国人:「長崎の出身で、洋服着て歩いてただけです」

与兵衛:「そんな…一時間も…」

外国人:「あ、いや、日本系アメリカ人の田中です」

与兵衛:「田中!?」

田中:「五年前にアメリカに渡りました」

与兵衛:「だから日本語が」

田中:「でも、せっかくだからその着物買います」

与兵衛:「え?」

田中:「故郷を思い出すから」

与兵衛:「なんだか複雑だな」

結局、初の海外取引は日本人相手だった。
与兵衛:「これって海外商売って言えるのか?」
田中:「私、アメリカ人ですから」

まとめ

一生懸命英語で商売したつもりが、相手は日本人だった。
でも日系アメリカ人だから、一応海外商売。
国際化って、こんなところから始まるのかもしれませんね。

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