【AI落語】寿限無フラメンコ(新作落語)
古典落語「寿限無」を、今度は情熱の国スペインに移してみました。
フラメンコのあらゆる型と技を込めた、とても長い踊りの名前。
アンダルシアの風とギターの調べが織りなす、スペイン風寿限無をお楽しみください。
カスタネットの音色に乗せて、笑いもお届けします。
まくら
スペインのフラメンコって、一つ一つの型に美しい名前がついているんですね。
アレグリアス、ソレア、ブレリア…と、聞いているだけで情熱的。
それを全部組み合わせた踊りを作ったら、どんなことになるでしょうか。
あらすじ
セビリアのフラメンコ教室で、ダンサーのカルメンが新しい振り付けの名前を考えていました。
カルメン「新しい踊りには、フラメンコの魂を全て込めた名前をつけたい」
ギタリストのパコが提案しました。
パコ「アレグリアスの喜びはどうでしょう」
カルメン「アレグリアス、Bueno! でも、もっと情熱を表現したい」
パコ「ソレアの魂も入れましょう」
カルメン「アレグリアス・ソレア、素晴らしい。でも、まだ足りない」
パコ「ブレリアの技も」
カルメン「アレグリアス・ソレア・ブレリア。でも、もっと」
二人は次々とフラメンコの型を追加していきます。
パコ「タンゴスの情熱も」
カルメン「シギリージャの深さも」
パコ「ファンダンゴの力強さも」
カルメン「マラゲーニャの美しさも」
パコ「カンテ・ホンドの魂も」
カルメン「タラントの輝きも」
パコ「グラナイーナの優雅さも」
カルメン「ファルーカの男らしさも」
どんどん長くなる踊りの名前。
パコ「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ」
カルメン「まだまだよ。ペテネーラも」
パコ「カラコレスも」
カルメン「バンベーラも」
パコ「サエタも」
ついに完成した究極のフラメンコの名前は…
カルメン「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョルだ!」
パコ「¡Olé! なんと情熱的な名前でしょう」
フラメンコの公演の日がやってきました。
司会「次の演目をご紹介します」
司会「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョルです」
でも、あまりに長すぎて…
観客A「¿Perdón? 今なんと言いましたか?」
司会「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョル」
観客B「¡Demasiado largo! 長すぎます」
フラメンココンクールでも…
審査員「演目名を教えてください」
カルメン「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョル」
審査員「採点表に書ききれません」
テレビ番組の収録でも…
プロデューサー「番組で紹介する踊りの名前は?」
カルメン「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョル」
プロデューサー「テロップが画面からはみ出します」
フラメンコ雑誌の取材でも…
記者「この新作の題名は?」
カルメン「アレグリアス・ソレア・ブレリア・タンゴス・シギリージャ・ファンダンゴ・マラゲーニャ・カンテ・ホンド・タラント・グラナイーナ・ファルーカ・ペテネーラ・カラコレス・バンベーラ・サエタ・セビジャーナス・ガロティン・ロンデーニャ・エスパーニョル」
記者「記事の見出しに入りません」
カルメンが心配になってパコに相談しました。
カルメン「パコ、困ったことになったわ」
パコ「どうしましたか?」
カルメン「踊りの名前を言っているうちに、お客様が帰ってしまうの」
パコ「それは大変ですね。ところで、なぜフラメンコギターを弾いているのですか?」
カルメン「踊りの名前を言っているうちに、フィエスタが始まってしまったのよ」
まとめ
スペイン風寿限無、情熱的に楽しんでいただけましたでしょうか。
情熱の国でも、名前はシンプルな方が実用的ですね。
芸術への愛も大切ですが、観客への配慮も忘れてはいけません。
スペイン人の情熱も、時には笑いの種になるものです。
スペイン語混じりの落語も、なかなか陽気で面白いものでした。
フラメンコと笑い、どちらも心を熱くしてくれる大切な要素なのかもしれませんね。


