【AI落語】寿限無忍術(新作落語)
古典落語「寿限無」を、今度は神秘的な忍者の世界に移してみました。
あらゆる流派の秘技と奥義を全て込めた、とても長い忍術の名前。
月夜の闇と風の音が織りなす、忍者風寿限無をお楽しみください。
忍び笛の音色に乗せて、笑いもお届けします。
まくら
忍者の忍術って、一つ一つに神秘的な名前がついているんですね。
火遁の術、水遁の術、影分身の術…と、聞いただけで強そう。
それを全部組み合わせた究極の忍術を作ったら、どんなことになるでしょうか。
あらすじ
戦国時代の伊賀の里で、忍者頭領の半蔵が新しい奥義に名前をつけようとしていました。
半蔵「この奥義には、忍術の全てを込めた名前をつけたい」
弟子の猿飛が提案しました。
猿飛「火遁の術はいかがでしょう」
半蔵「火遁の術、よろしいですな。でも、もっと多くの術を組み合わせたい」
猿飛「水遁の術も加えましょう」
半蔵「火遁・水遁の術、素晴らしい。でも、まだ足りません」
猿飛「土遁の術も」
半蔵「火遁・水遁・土遁の術。でも、もっと」
二人は次々と忍術の技を追加していきます。
猿飛「風遁の術も」
半蔵「雷遁の術も」
猿飛「影分身の術も」
半蔵「変わり身の術も」
猿飛「隠れ身の術も」
半蔵「縮地の術も」
猿飛「千里眼の術も」
半蔵「透視の術も」
どんどん長くなる忍術の名前。
猿飛「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視の術」
半蔵「まだまだです。飛行の術も」
猿飛「瞬間移動の術も」
半蔵「時間停止の術も」
猿飛「分身爆破の術も」
ついに完成した究極の忍術の名前は…
半蔵「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術だ!」
猿飛「なんと壮大な術でございましょう」
里の忍者たちへの伝授式の日がやってきました。
教頭「新しい奥義をお教えします」
教頭「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術」
でも、あまりに長すぎて…
忍者A「は?今なんと言われました?」
教頭「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術」
忍者B「長すぎて覚えられません」
他の里との忍術交流でも…
使者「我が里の秘術をお教えします」
甲賀の頭領「その術の名前は?」
使者「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術」
甲賀の頭領「巻物に書ききれぬ」
殿様への報告でも…
半蔵「新しい忍術を開発いたしました」
殿様「どのような術か?」
半蔵「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術にございます」
殿様「暗号かと思うた」
後継者への伝承でも…
半蔵「この奥義を君に伝授する」
後継者「その奥義の名前は?」
半蔵「火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁・影分身・変わり身・隠れ身・縮地・千里眼・透視・飛行・瞬間移動・時間停止・分身爆破・手裏剣多重乱舞・煙玉大爆発・忍法帳秘伝奥義・伊賀甲賀合体・最終奥義忍法究極大団円の術」
後継者「印を結んでいる間に覚えられません」
半蔵が心配になって猿飛に相談しました。
半蔵「猿飛、困ったことになりました」
猿飛「どうされました?」
半蔵「術の名前を言っているうちに、皆煙に巻かれて逃げてしまうのです」
猿飛「それは大変ですね。ところで、なぜ手裏剣を磨いているのですか?」
半蔵「術の名前を言っているうちに、夜が明けてしまったのです」
まとめ
忍者風寿限無、神秘的な笑いを感じていただけましたでしょうか。
どんなに強力でも、術名が長すぎると実戦では使えませんね。
秘伝も大切ですが、シンプルさも忍術には必要です。
影の世界の住人も、時には笑いの種になるものです。
忍者の世界を描いた落語も、なかなか神秘的で面白いものでした。
忍術と笑い、どちらも人を驚かせる力を持っているのかもしれませんね。


