【AI落語】寿限無医師の手術名(新作落語)
医療現場で手術の説明を受けると、手術名がやたらと長くて専門的ですよね。「胃の手術」じゃ物足りなくて、「腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置付き」なんて感じで。そんな現代医療界の詳細すぎる手術名を「寿限無」に絡めて落語にしてみました。医療関係者の皆様、いつもお疲れ様です。
責任感の強すぎる外科医
大学病院で外科部長を務めるベテラン医師の山田先生。
医学部を卒業後、患者さんに最適で最新の治療を提供することに使命感を持っています。
ところが、この山田先生の手術名へのこだわりが、医療現場を大混乱に陥れることに。
あらすじ
手術計画会議
副院長「山田先生、明日の手術について教えてください」
山田先生「はい、決まりました」
そして山田先生が発表した手術名がこれです。
腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術
副院長「え…これが手術名ですか?」
山田先生「はい。略して『フククウキョウカ』と呼んでます」
患者さんへの説明
山田先生「お受けいただく手術は『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』です」
患者「…すみません、もう一度」
山田先生「腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術」
患者「覚えられません…」
手術室での準備
看護師長「明日の手術の準備ですが、手術名を教えてください」
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』です」
看護師長「手術記録に書ききれません…」
麻酔科との打ち合わせ
麻酔科医「手術名を確認させてください」
山田先生「腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術です」
麻酔科医「麻酔記録に入りません」
医事課での手続き
医事課「保険請求の手術名ですが…」
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』です」
医事課「レセプトシステムに入力できません」
研修医への指導
研修医「先生、明日の手術について教えてください」
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』だ」
研修医「メモしきれません…」
山田先生「フククウキョウカで覚えなさい」
手術同意書の作成
事務「同意書に手術名が入りきりません」
山田先生「腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術は正式名称なので」
事務「用紙を拡大する必要があります」
学会発表の準備
学会事務局「発表演題名をお聞かせください」
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』の経験です」
事務局「プログラムに印刷できません」
他科との連携
内科医「山田先生の手術について教えてください」
山田先生「腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術です」
内科医「カルテに記載できません…」
患者家族への説明
家族「どのような手術ですか?」
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』を行います」
家族「親戚に説明できません…」
手術室での実況
手術記録係「手術開始。術式は…『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』」
助手「記録が追いつきません」
退院時の説明
山田先生「『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術』は成功しました」
患者「かかりつけ医に何と伝えればいいですか?」
院長からの指導
院長「山田先生、手術名がもう少し簡潔にできませんか?」
山田先生「わかりました。『腹腔鏡下胃全摘術・リンパ節郭清・食道空腸吻合再建・ダンピング症候群予防処置・術後合併症対策・低侵襲アプローチ実施手術・アドバンスト』はいかがでしょう?」
院長「もう『胃切除術』でいいじゃないか!」
まとめ
医療の世界では、手術の内容や安全性を正確に表現するために、どうしても手術名が長く専門的になりがちですよね。でも、患者さんや家族にとっては分かりやすさも大切。この新作では、責任感が強すぎる外科医の山田先生を通して、そんな医療現場の一面を「寿限無」の構造で描いてみました。患者さんへの責任感が空回りしてしまった山田先生、いかがでしたでしょうか。医療関係者の皆様、いつもお疲れ様です。


