【AI落語】寿限無祭り編(新作落語)
こんにちは、またまた古典落語のアレンジに挑戦してみました。今回は誰もが知っている「寿限無」を、お祭りをテーマに仕立て直してみたんです。
元ネタの時間経過による皮肉なオチを大切にしながら、日本各地の祭りや縁起物をふんだんに盛り込んでみました。長い名前を覚えるのに苦労した方も多いでしょうが、今回はさらに長くなってしまいそうです。果たして最後まで読んでいただけるでしょうか…。
まくら
ところで皆さん、お祭りはお好きですか?
夏になると日本各地でお祭りが開催されますよね。阿波踊り、よさこい、ねぶた祭り、天神祭り…数え上げたらきりがありません。どの祭りも地域の誇りであり、長い歴史と伝統を持っています。
そんな祭りに関わる縁起物といえば、神輿、太鼓、笛、鈴、扇子、うちわ、提灯…これまた数え知れません。昔の人は縁起を担ぐのが大好きでしたから、子どもの名前にもそうした願いを込めたものです。
特に江戸時代、商売人の多い下町では、子どもが生まれると「縁起の良い名前を」と、あれもこれもと欲張って長い名前をつけることがありました。今日はそんなお話です。
あらすじ
祭り好きの夫婦
江戸は浅草、雷門の近くに住む熊五郎という男がおりました。
熊五郎は生粋の江戸っ子で、何より祭りが大好き。三社祭りともなれば朝から晩まで神輿を担ぎ、神田祭りでは山車を引き、深川祭りでは水を浴びて大はしゃぎ。年がら年中、どこかしらの祭りに顔を出しては、威勢よく「わっしょい、わっしょい」と叫んでいる男でございます。
そんな熊五郎に待望の男の子が生まれました。
女房のお春も祭り好きの血筋で、「この子にはとびきり縁起の良い名前をつけましょうよ」と目を輝かせます。
熊五郎「そうだな。祭りにちなんだ縁起物をたくさん入れた名前にしよう」
お春「でも、どんな名前がいいかしら?」
熊五郎「よし、町内の物知りで評判の源兵衛さんに相談してみよう」
源兵衛の知恵
源兵衛は古今東西の祭りに詳しく、縁起物の由来から何から何まで知り尽くした博識な男です。
源兵衛「ほほう、縁起の良い名前ですか。それでしたら、日本各地の祭りと縁起物を組み合わせた名前はいかがでしょう」
熊五郎「おお、それは良い考えだ」
源兵衛「まず『寿限無』は長寿の願い。それに『五穀豊穣』で豊かさを、『千代田城祭』で武運を、『阿波踊り』で陽気さを込めましょう」
お春「まあ、素敵ですね」
源兵衛「さらに『よさこい鳴子』で音楽の才能を、『ねぶた囃子』で人を楽しませる心を、『天神太鼓』で力強さを、『祇園笛』で優雅さを」
熊五郎「おお、どんどん立派になってきた」
源兵衛「『博多山笠』で勇気を、『秋田竿燈』で器用さを、『仙台七夕』で願いが叶うように、『高山祭屋台』で美しさを」
お春「もう覚えきれませんわ」
源兵衛「まだまだです。『岸和田だんじり』で勢いを、『徳島藍染』で深みを、『会津絵ろうそく』で温かさを、『津軽三味線』で心に響く音色を」
熊五郎「頭がこんがらがってきた…」
源兵衛「『沖縄エイサー』で躍動感を、『北海道雪祭り』で清らかさを、『京都葵祭』で雅やかさを、『奈良春日万燈』で明るさを、『富士山頂祭』で高い志を」
お春「源兵衛さん、もうやめて…」
源兵衛「最後に『パイポパイポ』『パイポのシューリンガン』『シューリンガンのグーリンダイ』『グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの』『長久命の長助』」
熊五郎「ちょっと待て!それは元の寿限無と同じじゃないか!」
長い名前の誕生
結局、源兵衛の提案により、子どもの名前は…
「寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」
となりました。
井戸端での騒動
ある日のこと、長助(と呼ぶことにしましょう)が近所の井戸端で遊んでいると、太郎という同い年の子が来ました。
太郎「おい、お前の名前は何ていうんだ?」
長助「俺の名前かい?『寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助』だ」
太郎「長えなあ!覚えきれねえよ」
その時、長助が井戸に落ちてしまいました。
太郎は慌てて大人たちに知らせに走ります。
大騒動
太郎「大変だ!井戸に子どもが落ちた!」
大人「誰が落ちたって?」
太郎「えーっと…『寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助』が!」
大人「名前が長すぎて、誰だかわからん!もう一度言ってくれ!」
太郎「だから『寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助』だって言ってるだろう!」
そうこうしているうちに、井戸から濡れねずみになった長助がひょっこり顔を出しました。
長助「みんな、どうしたんだい?そんなに騒いで」
太郎「お前が井戸に落ちたから助けを呼びに行ったんだよ!」
長助「ああ、ありがとう。でもさっきから『寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助、寿限無寿限無五穀豊穣千代田城祭阿波踊りよさこい鳴子ねぶた囃子天神太鼓祇園笛博多山笠秋田竿燈仙台七夕高山祭屋台岸和田だんじり徳島藍染会津絵ろうそく津軽三味線沖縄エイサー北海道雪祭り京都葵祭奈良春日万燈富士山頂祭のパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助』って、俺の名前ばっかり呼んでるけど、一体何の祭りだい?お盆祭りにはまだ早いだろう?」
まとめ
いかがでしたでしょうか。古典落語「寿限無」を祭りテーマでアレンジしてみました。
元の寿限無の妙味である「長い名前を言っているうちに時間が経ってしまう」というオチを活かしつつ、日本各地の祭りや縁起物を詰め込んでみました。名前を覚えるのに苦労された方も多いかもしれませんが、それも寿限無の醍醐味の一つですね。
個人的には、最後の「お盆祭りにはまだ早いだろう?」というオチで、現代の感覚も少し入れられたのではないかと自己満足しております。古典落語の良さを残しながら、現代の読者にも楽しんでいただける作品になったでしょうか。
他にも様々なテーマで古典落語をアレンジした作品を書いておりますので、ぜひ他の落語もご覧ください。皆様に笑っていただければ、これほど嬉しいことはありません。


