【AI落語】寿限無ファラオ(新作落語)
古典落語「寿限無」を、今度は古代エジプトの神秘的な世界に移してみました。
神々の加護と栄光を全て込めた、とても長いファラオの称号。
ナイル川の恵みとピラミッドの威厳が織りなす、エジプト風寿限無をお楽しみください。
古代の楽器の音色に乗せて、笑いもお届けします。
まくら
古代エジプトのファラオの称号って、とても神聖で長いものが多いんですね。
ラー、アヌビス、イシス…と、神々の名前がたくさん入っている。
全ての神々の加護を込めた称号をつけたら、どんなことになるでしょうか。
あらすじ
古代エジプトの首都メンフィスで、神官長のアメンホテプが新しいファラオに称号をつけようとしていました。
アメンホテプ「新しいファラオには、神々の全ての加護を込めた称号をつけたい」
書記のイムホテプが提案しました。
イムホテプ「太陽神ラーの加護はいかがでしょう」
アメンホテプ「ラー、よろしいですね。でも、もっと多くの神々の加護を受けたい」
イムホテプ「死者の神アヌビスも」
アメンホテプ「ラー・アヌビス、素晴らしい。でも、まだ足りません」
イムホテプ「女神イシスも」
アメンホテプ「ラー・アヌビス・イシス。でも、もっと」
二人は次々とエジプトの神々の名前を追加していきます。
イムホテプ「オシリスも」
アメンホテプ「ホルスも」
イムホテプ「トトも」
アメンホテプ「バステトも」
イムホテプ「セトも」
アメンホテプ「ネフティスも」
イムホテプ「プタハも」
アメンホテプ「ソベクも」
どんどん長くなるファラオの称号。
イムホテプ「ラー・アヌビス・イシス・オシリス・ホルス・トト・バステト・セト・ネフティス・プタハ・ソベク」
アメンホテプ「まだまだです。ハトホルも」
イムホテプ「アテンも」
アメンホテプ「クヌムも」
イムホテプ「セクメトも」
ついに完成した究極のファラオ称号は…
アメンホテプ「太陽神ラー・死者の神アヌビス・女神イシス・冥界王オシリス・天空神ホルス・知恵神トト・猫神バステト・嵐神セト・守護神ネフティス・工芸神プタハ・鰐神ソベク・愛神ハトホル・円盤神アテン・創造神クヌム・戦神セクメト・ナイルの恵み・ピラミッドの威厳・永遠の栄光・不滅の王だ!」
イムホテプ「なんと神聖な称号でしょう!」
ファラオの戴冠式の日がやってきました。
大神官「新しいファラオの称号をお呼びします」
大神官「太陽神ラー・死者の神アヌビス・女神イシス・冥界王オシリス・天空神ホルス・知恵神トト・猫神バステト・嵐神セト・守護神ネフティス・工芸神プタハ・鰐神ソベク・愛神ハトホル・円盤神アテン・創造神クヌム・戦神セクメト・ナイルの恵み・ピラミッドの威厳・永遠の栄光・不滅の王陛下、玉座にお着きください」
でも、あまりに長すぎて…
民衆A「今なんと言われましたか?」
大神官「太陽神ラー・死者の神アヌビス・女神イシス・冥界王オシリス・天空神ホルス・知恵神トト・猫神バステト・嵐神セト・守護神ネフティス・工芸神プタハ・鰐神ソベク・愛神ハトホル・円盤神アテン・創造神クヌム・戦神セクメト・ナイルの恵み・ピラミッドの威厳・永遠の栄光・不滅の王陛下」
民衆B「長すぎて覚えられません」
外国からの使節との謁見でも…
宰相「我らがファラオをご紹介いたします」
宰相「太陽神ラー・死者の神アヌビス・女神イシス・冥界王オシリス・天空神ホルス・知恵神トト・猫神バステト・嵐神セト・守護神ネフティス・工芸神プタハ・鰐神ソベク・愛神ハトホル・円盤神アテン・創造神クヌム・戦神セクメト・ナイルの恵み・ピラミッドの威厳・永遠の栄光・不滅の王陛下」
外国使節「通訳が追いつきません」
ヒエログリフでの記録でも…
書記「称号を石版に刻みます」
書記「太陽神ラー・死者の神アヌビス・女神イシス・冥界王オシリス・天空神ホルス・知恵神トト・猫神バステト・嵐神セト・守護神ネフティス・工芸神プタハ・鰐神ソベク・愛神ハトホル・円盤神アテン・創造神クヌム・戦神セクメト・ナイルの恵み・ピラミッドの威厳・永遠の栄光・不滅の王」
助手「石版が足りません」
アメンホテプが心配になってイムホテプに相談しました。
アメンホテプ「イムホテプ、困ったことになりました」
イムホテプ「どうしました?」
アメンホテプ「称号を言っているうちに、皆砂漠に帰ってしまうのです」
イムホテプ「それは大変ですね。ところで、なぜ松明を点けているのですか?」
アメンホテプ「称号を言っているうちに、ナイル川の氾濫期が終わってしまったのです」
まとめ
エジプト風寿限無、神秘的な笑いを感じていただけましたでしょうか。
古代の神々も、称号が長すぎると実用的ではありませんね。
神聖さも大切ですが、現実的な配慮も忘れてはいけません。
エジプト文明の偉大さも、時には笑いの種になるものです。
古代エジプトの雰囲気を込めた落語も、なかなか壮大で面白いものでした。
ピラミッドと笑い、どちらも永遠に残る人類の遺産なのかもしれませんね。


