【AI落語】提灯寿限無(新作落語)
皆さん、こんにちは。今回は古典落語の名作「寿限無」を、提灯をテーマにアレンジしてみました。
寿限無といえば、長い名前で有名な古典落語の代表作ですが、これを現代の職人の世界で再話してみようと思い立ちました。提灯屋さんの専門用語って、意外と奥が深くて面白いんですよね。まあ、私の知識も付け焼き刃程度ですが、落語にしてしまえばなんとかなるでしょう(笑)。
まくら
最近、お祭りの季節になると提灯を見かける機会が増えますよね。赤い提灯、白い提灯、踊り提灯に盆踊り提灯。昔は各家庭に一つは提灯があったものですが、今じゃLEDランタンに押されっぱなし。でも、やっぱり提灯の温かい光には独特の風情がありますよね。
そんな提灯にまつわるお話。江戸は浅草、提灯職人の親方のところでのことでございます。
あらすじ
浅草で代々続く老舗の提灯屋「万灯堂」。三代目の万吉親方は腕のいい職人で知られておりました。
ある日のこと、万吉親方に待望の男の子が生まれまして。
万吉「おお、立派な男の子じゃないか。よし、この子には縁起のいい名前を付けてやろう」
親方は近所の知恵袋で有名な和尚さんのところへ相談に行きました。
和尚「ほほう、提灯屋さんの跡取りですか。それでしたら、提灯に関わる縁起のいい言葉を全部入れてしまいましょう」
万吉「全部ですか?」
和尚「そうです。長寿を願って、提灯の材料から作り方、用途まで、ありとあらゆる縁起物を込めるのです」
こうして生まれた名前がこちら。
「提灯万灯祭囃子踊り盆踊り夏祭り秋祭り春祭り冬祭り神輿担ぎ太鼓叩き笛吹き鐘鳴らし竹骨張り和紙貼り墨書き朱書き金箔銀箔蝋燭立て油差し火消し風除け雨除け虫除け魔除け厄除け開運招福商売繁盛家内安全交通安全学業成就恋愛成就縁結び子宝安産長寿健康無病息災千客万来七転八起一期一会一日千秋万事如意心願成就所願成就大願成就真言密教天台宗曹洞宗臨済宗浄土宗浄土真宗日蓮宗時宗融通念仏宗黄檗宗法相宗華厳宗律宗真言宗智山派豊山派高野山金剛峯寺東寺西寺南禅寺北野天満宮春日大社住吉大社八幡宮稲荷神社天神様観音様地蔵様不動様弘法様太子様聖徳太子菅原道真平清盛源頼朝足利尊氏織田信長豊臣秀吉徳川家康水戸光圀大岡越前遠山金四郎長谷川平蔵火付盗賊改方与力同心岡っ引き十手捕縄目明かし番太郎自身番木戸番辻番橋番船番蔵番米番金番銀番銅番鉄番木番竹番紙番布番革番糸番縄番麻番藁番草番花番鳥番魚番虫番犬番猫番鼠番蛇番蛙番亀番鶴番雀番烏番鷹番鷲番鳶番燕番雲雀番鶯番杜鵑番郭公番梟番蝙蝠番蜻蛉番蝶番蜂番蟻番蜘蛛番蚊番蝿番虻番蛾番芋虫番毛虫番尺取虫番鈴虫番松虫番蟋蟀番螽斯番蝗番飛蝗番蝉番油蝉番熊蝉番茗荷蝉番法師蝉番空蝉番夕蝉番朝蝉番昼蝉番夜蝉番提灯之助」
・・・なんと長い名前でしょう。
さて、月日は流れ、この子も五つになりまして、近所の子供たちと遊ぶようになりました。
ある日、井戸端で子供たちが遊んでおりますと、提灯之助がうっかり井戸に落ちてしまいました。
近所の子「大変だ!提灯之助が井戸に落ちた!」
慌てて親方のところに知らせに行きます。
子供「親方、親方!大変です!」
万吉「どうした?」
子供「提灯万灯祭囃子踊り盆踊り夏祭り秋祭り春祭り冬祭り神輿担ぎ太鼓叩き笛吹き鐘鳴らし竹骨張り和紙貼り墨書き朱書き金箔銀箔蝋燭立て油差し火消し風除け雨除け虫除け魔除け厄除け開運招福商売繁盛家内安全交通安全学業成就恋愛成就縁結び子宝安産長寿健康無病息災千客万来七転八起一期一会一日千秋万事如意心願成就所願成就大願成就真言密教天台宗曹洞宗臨済宗浄土宗浄土真宗日蓮宗時宗融通念仏宗黄檗宗法相宗華厳宗律宗真言宗智山派豊山派高野山金剛峯寺東寺西寺南禅寺北野天満宮春日大社住吉大社八幡宮稲荷神社天神様観音様地蔵様不動様弘法様太子様聖徳太子菅原道真平清盛源頼朝足利尊氏織田信長豊臣秀吉徳川家康水戸光圀大岡越前遠山金四郎長谷川平蔵火付盗賊改方与力同心岡っ引き十手捕縄目明かし自身番番太郎木戸番辻番橋番船番蔵番米番金番銀番銅番鉄番木番竹番紙番布番革番糸番縄番麻番藁番草番花番鳥番魚番虫番犬番猫番鼠番蛇番蛙番亀番鶴番雀番烏番鷹番鷲番鳶番燕番雲雀番鶯番杜鵑番郭公番梟番蝙蝠番蜻蛉番蝶番蜂番蟻番蜘蛛番蚊番蝿番虻番蛾番芋虫番毛虫番尺取虫番鈴虫番松虫番蟋蟀番螽斯番蝗番飛蝗番蝉番油蝉番熊蝉番茗荷蝉番法師蝉番空蝉番夕蝉番朝蝉番昼蝉番夜蝉番提灯之助が井戸に落ちました!」
万吉「なんだって!」
慌てて井戸端に駆けつけますと、もう提灯之助は上がっておりました。
万吉「おお、提灯之助、大丈夫か?」
提灯之助「親方、俺の名前を言ってる間に、自分で這い上がっちまいました」
まとめ
いかがでしたでしょうか。古典落語「寿限無」の提灯版でした。
提灯の専門用語から始まって、最後は宗派や歴史上の人物、果ては虫の名前まで詰め込んでしまいました。さすがに盛り込みすぎた感はありますが、これぞ寿限無の醍醐味ということで。
時間の経過を表現するオチは古典落語の王道ですね。名前を言っている間に溺れた子供が自分で這い上がるという、なんとも間の抜けた展開が寿限無らしい笑いを生んでくれたのではないでしょうか。
自己採点は70点といったところでしょうか。提灯というテーマは面白かったのですが、欲張りすぎて名前が長くなりすぎました。でも、それもまた寿限無の魅力の一つですからね。
他の寿限無シリーズも読んでいただけると嬉しいです。きっと笑っていただけると思います。


