【AI落語】寿限無フットボール(新作落語)
古典落語「寿限無」を、サッカー王国ブラジルに移してみました。
伝説的なサッカー選手たちの愛称を全て込めた、とても長い選手名。
ブラジルの情熱とサッカーへの愛が織りなす、熱いラテン風寿限無をお楽しみください。
サンバのリズムに乗って、笑いもお届けします。
まくら
ブラジルのサッカー選手って、愛称で呼ばれることが多いですよね。
ペレ、ロナウジーニョ、カカ…と、本名よりも愛称の方が有名だったり。
全部の愛称を一人に付けたら、どんなことになるでしょうか。
あらすじ
リオデジャネイロのサッカークラブ「フラメンゴ」で、監督のカルロスが新人選手に愛称をつけようとしていました。
カルロス「君には、最高の愛称をつけてあげよう」
助手コーチのロベルトが提案しました。
ロベルト「ペレのような天才性を表す愛称はどうですか」
カルロス「ペレ、いいね。でも、もっと多くの要素を入れたい」
ロベルト「ロナウジーニョのような技術も」
カルロス「ペレ・ロナウジーニョ、素晴らしい。でも、まだ足りない」
ロベルト「カカのような美しさも」
カルロス「ペレ・ロナウジーニョ・カカ。でも、もっと」
二人は次々とブラジルの伝説的選手の愛称を追加していきます。
ロベルト「ジーコの芸術性も」
カルロス「ロマーリオのゴール力も」
ロベルト「ベベットの華麗さも」
カルロス「ガリンシャのドリブルも」
ロベルト「ソクラテスの知性も」
カルロス「ファルカンの技術も」
ロベルト「トスタンの力強さも」
カルロス「リベリーノの美技も」
どんどん長くなる選手の愛称。
ロベルト「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ」
カルロス「まだまだだ。ロナウドも」
ロベルト「リバウドも」
カルロス「ロベルト・カルロスも」
ロベルト「カフーも」
ついに完成した究極の愛称は…
カルロス「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ・ロナウド・リバウド・ロベルト・カルロス・カフー・アルダイール・ドゥンガ・サンパイオだ!」
ロベルト「Fantástico! 素晴らしい愛称です」
試合当日、アナウンサーが選手紹介をしました。
アナウンサー「次の選手をご紹介します」
アナウンサー「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ・ロナウド・リバウド・ロベルト・カルロス・カフー・アルダイール・ドゥンガ・サンパイオ選手です!」
でも、あまりに長すぎて…
観客A「Que? 今なんて言った?」
アナウンサー「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ・ロナウド・リバウド・ロベルト・カルロス・カフー・アルダイール・ドゥンガ・サンパイオ選手」
観客B「Muito longo! 長すぎる!」
テレビの実況中継でも…
実況「素晴らしいゴールです!」
実況「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ・ロナウド・リバウド・ロベルト・カルロス・カフー・アルダイール・ドゥンガ・サンパイオ選手のゴール!」
解説「名前が長すぎて実況になりません」
移籍の話が出た時も…
エージェント「素晴らしい選手をご紹介します」
クラブ会長「その選手の名前は?」
エージェント「ペレ・ロナウジーニョ・カカ・ジーコ・ロマーリオ・ベベット・ガリンシャ・ソクラテス・ファルカン・トスタン・リベリーノ・ロナウド・リバウド・ロベルト・カルロス・カフー・アルダイール・ドゥンガ・サンパイオです」
クラブ会長「契約書に書ききれません」
カルロス監督が心配になってロベルトに相談しました。
カルロス「ロベルト、困ったことになった」
ロベルト「どうしました?」
カルロス「愛称を言っているうちに、試合が終わってしまうんだ」
ロベルト「それは大変ですね。ところで、なぜファンファーレが鳴っているのですか?」
カルロス「愛称を言っているうちに、ワールドカップが始まってしまったよ」
まとめ
ブラジル風寿限無、情熱的に楽しんでいただけましたでしょうか。
サッカー王国でも、名前が長すぎると実用的ではありませんね。
愛称も適度な長さが一番ということでしょう。
情熱も大切ですが、シンプルさも忘れてはいけません。
ポルトガル語混じりの落語も、なかなかエキゾチックで面白いものでした。
サンバのリズムに乗って、笑いも国境を越えていくのかもしれませんね。


