法律手続き
まくら
法律の手続きって、難しいですよね。
専門用語ばかりで、何を言っているかわからない。
でも、間違えると大変なことになるから、慎重にやらなければいけません。
あらすじ
父親が亡くなって、遺産相続の手続きをすることになった田中。
田中「遺産相続の手続きをしなきゃ」
奥さん「大変そうね」
田中「何から始めればいいのかわからない」
奥さん「そうね」
田中「弁護士に相談しようか」
奥さん「そうしましょう」
田中「お金かかるけど」
奥さん「仕方ないわ」
田中「行ってみよう」
奥さん「がんばって」
田中「はい」
弁護士事務所に行きました。
田中「相談したいことがあります」
弁護士「どのようなことですか?」
田中「遺産相続の件です」
弁護士「そうですか」
田中「何をすればいいのかわからなくて」
弁護士「まず、戸籍謄本を取ってください」
田中「戸籍謄本?」
弁護士「はい」
田中「何に使うんですか?」
弁護士「相続人を確定するためです」
田中「相続人?」
弁護士「財産を相続する人です」
田中「僕以外にもいるんですか?」
弁護士「調べてみないとわかりません」
田中「そうですか」
弁護士「戸籍謄本を見れば、わかります」
田中「どこで取れますか?」
弁護士「市役所です」
田中「はい」
弁護士「それと、財産目録も作ってください」
田中「財産目録?」
弁護士「財産のリストです」
田中「どんな財産ですか?」
弁護士「預金、不動産、株式など」
田中「そうですか」
弁護士「借金もあれば、それも含めます」
田中「借金?」
弁護士「はい」
田中「借金も相続するんですか?」
弁護士「はい」
田中「そうなんですか」
弁護士「相続放棄という手もあります」
田中「相続放棄?」
弁護士「財産を放棄することです」
田中「そうですか」
弁護士「借金が多い場合は、検討してください」
田中「はい」
市役所に行きました。
田中「戸籍謄本をください」
職員「誰の戸籍謄本ですか?」
田中「父の戸籍謄本です」
職員「お父様は亡くなられましたか?」
田中「はい」
職員「死亡届は出されましたか?」
田中「はい」
職員「では、除籍謄本になります」
田中「除籍謄本?」
職員「亡くなった人の戸籍です」
田中「そうですか」
職員「身分証明書をお持ちですか?」
田中「はい」
職員「手数料450円です」
田中「はい」
戸籍謄本をもらいました。
田中「これで相続人がわかるんですね」
職員「はい」
田中「ありがとうございます」
職員「がんばってください」
田中「はい」
戸籍謄本を見ました。
田中「よくわからない」
奥さん「そうね」
田中「漢字が難しい」
奥さん「そうね」
田中「弁護士に見てもらおう」
奥さん「そうしましょう」
田中「また、お金かかるけど」
奥さん「仕方ないわ」
田中「行ってみよう」
奥さん「がんばって」
田中「はい」
弁護士事務所に行きました。
田中「戸籍謄本を取ってきました」
弁護士「確認してみます」
田中「はい」
弁護士「相続人は、お客様だけですね」
田中「よかった」
弁護士「財産目録はできましたか?」
田中「まだです」
弁護士「では、作ってください」
田中「どうやって?」
弁護士「預金通帳を確認して」
田中「はい」
弁護士「不動産は、登記簿謄本を取ってください」
田中「登記簿謄本?」
弁護士「法務局で取れます」
田中「そうですか」
弁護士「株式は、証券会社に問い合わせてください」
田中「はい」
弁護士「借金は、請求書を確認してください」
田中「はい」
弁護士「大変ですが、がんばってください」
田中「はい」
1週間後、やっと財産目録ができました。
田中「やっとできた」
奥さん「お疲れ様」
田中「疲れた」
奥さん「よくがんばったわね」
田中「弁護士に見てもらおう」
奥さん「そうしましょう」
田中「また、お金かかるけど」
奥さん「仕方ないわ」
田中「行ってみよう」
奥さん「がんばって」
田中「はい」
弁護士事務所に行きました。
田中「財産目録ができました」
弁護士「確認してみます」
田中「はい」
弁護士「プラスの財産が1000万円」
田中「はい」
弁護士「マイナスの財産が200万円」
田中「はい」
弁護士「差し引き800万円です」
田中「そうですか」
弁護士「相続した方がいいですね」
田中「はい」
弁護士「相続手続きを始めましょう」
田中「はい」
弁護士「相続税の申告も必要です」
田中「相続税?」
弁護士「はい」
田中「いくらかかりますか?」
弁護士「計算してみます」
田中「はい」
弁護士「50万円くらいです」
田中「50万円?」
弁護士「はい」
田中「高いですね」
弁護士「そうですね」
田中「でも、払わなきゃいけないんですね」
弁護士「はい」
田中「わかりました」
弁護士「税理士も必要です」
田中「税理士?」
弁護士「相続税の申告をしてくれます」
田中「また、お金かかるんですね」
弁護士「はい」
田中「いくらですか?」
弁護士「30万円くらいです」
田中「30万円?」
弁護士「はい」
田中「高いですね」
弁護士「そうですね」
田中「でも、お願いするしかないんですね」
弁護士「はい」
田中「わかりました」
弁護士「がんばってください」
田中「はい」
家に帰りました。
田中「疲れた」
奥さん「お疲れ様」
田中「お金もかかる」
奥さん「そうね」
田中「弁護士費用、税理士費用、相続税」
奥さん「そうね」
田中「合計150万円くらい」
奥さん「そうね」
田中「でも、800万円もらえるから」
奥さん「そうね」
田中「まあ、よかった」
奥さん「そうね」
田中「でも、奥さん」
奥さん「何?」
田中「一つ聞きたいことがあるの」
奥さん「何?」
田中「なんで相続するのに、こんなにお金がかかるの?」
奥さん「国が税金を取りたいからよ」
田中「生きてる時も、死んでからも税金か」


