女体化薬
世の中には信じられないような薬があるもんで、時には人生を変えちまうこともあります。
今回は、そんな不思議な薬にまつわる話を新作落語にしてみました。
バカバカしい話ですが、まあ落語ですから。
まくら
男と女の違いってのは、永遠の謎でございまして。
あらすじ
ある日、江戸の町に怪しい薬売りがやってきました。
薬売り「さあさあ、唐の国の秘薬だよ!」
通行人「なんの薬だい?」
薬売り「これを飲めば、男は女に、女は男になれる!」
野次馬「そんなバカな!」
薬売り「信じないなら、買わなくていい」
好奇心
長屋の与太郎が興味を持ちました。
与太郎「おい、本当に女になれるのか?」
薬売り「ああ、一晩でな」
与太郎「いくらだ?」
薬売り「特別に百文でいい」
与太郎「(女の気持ちが分かれば、モテるかも…)買った!」
実験開始
その夜、与太郎は仲間を集めました。
八兵衛「お前、本気で飲むのか?」
権助「危ないんじゃねえか?」
与太郎「大丈夫だ。一粒だけだから」
与太郎が薬を飲むと…
与太郎「うっ…なんか体が熱い…」
そのまま寝込んでしまいました。
翌朝の衝撃
翌朝、八兵衛が様子を見に来ると。
八兵衛「与太郎、大丈夫か?」
高い声「う〜ん…」
八兵衛「!?」
布団から出てきたのは、見たこともない美女でした。
美女「あれ?八ちゃん?」
八兵衛「よ、与太郎!?本当に女になってる!」
騒動の始まり
長屋中が大騒ぎに。
権助「嘘だろ!?」
熊五郎「すげえ、本物の女だ」
与太郎「ちょ、ちょっと!そんなに見ないでよ!」
男たちの視線に、与太郎は恥ずかしくなりました。
与太郎「これが女の気持ちか…」
予想外の人気
女になった与太郎は、なぜか長屋でモテモテに。
男A「与太…いや、お嬢さん、茶でも飲まない?」
男B「俺と散歩しない?」
与太郎「え、ええ!?」
八兵衛「(くそ、与太郎のやつ…)」
権助「(女になってモテるなんて…)」
真似する者続出
羨ましくなった男たちは、薬売りを探しました。
八兵衛「あの薬をくれ!」
権助「俺も!」
熊五郎「俺も女の気持ちを知りたい!」
薬売り「ほほう、売れるもんだな」
その夜、三人とも薬を飲みました。
翌朝の地獄
翌朝、長屋は更なる混乱に。
八兵衛の女房「あんた!あんたが女になってどうすんのよ!」
権助の女房「うちも!二人とも女じゃ生活できない!」
熊五郎の女房「馬鹿じゃないの!」
しかも…
与太郎「あれ?俺、戻らない…」
八兵衛「俺も!」
権助「どうすんだ、これ!」
解決策を求めて
みんなで薬売りを探しましたが、もういません。
医者「ふむ、これは困った」
与太郎「先生、戻る方法は?」
医者「分からん。初めて見る症状だ」
女房たち「このままじゃ、うちら未亡人じゃない!」
一ヶ月後
女になった男たちは、だんだん女の生活に慣れてきました。
与太郎「化粧って結構楽しいかも」
八兵衛「着物も悪くないね」
権助「でも、生理が来たらどうしよう…」
そんなある日、薬売りが再び現れました。
薬売り「やあ、みんな元気かい?」
与太郎たち「てめえ!戻す薬を出せ!」
衝撃の真実
薬売り「戻す薬?そんなものはない」
全員「なんだと!?」
薬売り「だが、心配するな」
全員「?」
薬売り「その薬の効果は三ヶ月で切れる」
与太郎「本当か!?」
薬売り「ただし…」
全員「ただし?」
薬売り「妊娠してたら、そのままだ」
まとめ
女体化薬の効果は期間限定だったってオチでした。
でも、最後の一言で全員青ざめちゃいましたね。
自己採点は75点。さすがにこれは攻めすぎたかな?でも、落語なら許されるでしょう!


