銀行預金
まくら
銀行の手続きって、複雑ですよね。
昔はただお金を預けるだけだったのに。
今は書類がたくさん、印鑑も必要。
でも、手続きを間違えると、大変なことになります。
あらすじ
佐藤は銀行に預金に行きました。
佐藤「すみません、預金をお願いします」
行員「普通預金でしょうか?」
佐藤「はい」
行員「新規口座開設ですか?」
佐藤「そうです」
行員「こちらの用紙に記入してください」
佐藤「はい」
用紙を見ると、項目がたくさん。
佐藤「これ、全部書くんですか?」
行員「はい」
佐藤「住所は?」
行員「現住所をお願いします」
佐藤「番地まで?」
行員「詳しくお願いします」
佐藤「電話番号も?」
行員「携帯電話をお願いします」
佐藤「職業は?」
行員「勤務先をお願いします」
佐藤「年収まで?」
行員「だいたいで結構です」
佐藤「なんで年収が必要なんですか?」
行員「法律で決まっています」
佐藤「預金するだけなのに」
行員「申し訳ありません」
佐藤「印鑑は?」
行員「銀行印をお願いします」
佐藤「これでいいですか?」
行員「シャチハタは使えません」
佐藤「え?」
行員「朱肉を使う印鑑をお願いします」
佐藤「持ってません」
行員「お近くの文房具店で」
佐藤「買いに行くんですか?」
行員「申し訳ありません」
佐藤「本人確認書類は?」
行員「免許証をお願いします」
佐藤「これです」
行員「住所が違いますね」
佐藤「引っ越したんです」
行員「変更手続きはお済みですか?」
佐藤「まだです」
行員「先に警察署で」
佐藤「今日は預金できないんですか?」
行員「申し訳ありません」
佐藤「じゃあ、明日また来ます」
行員「お待ちしています」
翌日、佐藤は準備万端で来ました。
佐藤「昨日の続きです」
行員「ありがとうございます」
佐藤「これで大丈夫でしょう?」
行員「はい、確認させていただきます」
佐藤「やっと預金できますね」
行員「申し訳ありません」
佐藤「何かありましたか?」
行員「お客様の印鑑ですが」
佐藤「はい」
行員「『佐藤』じゃなくて『佐々木』になってます」
佐藤「人の印鑑使っちゃった」


