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【AI落語】布団の中の招かれざる客(新作落語)

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布団の中の招かれざる客
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布団の中の招かれざる客

古道具屋で掘り出し物を見つけたと思ったら、とんでもないものまで付いてきた…なんて話、よくあることで。
今回は、そんな怖いような笑えるような話を新作落語にしてみました。
怪談にしようか迷ったんですが、やっぱり最後は笑いで締めないとね。

まくら

安物買いの銭失いとは昔から言いまして

あらすじ

江戸は下谷の長屋に住む、甚助という男。
金はないが、見栄っ張りな性格でございました。

甚助「おい、聞いてくれ。今日、すげえ掘り出し物を見つけたんだ」

隣の八「なんだい?」

甚助「古道具屋で、上等な布団を二百文で買ったんだ」

八「二百文?そりゃまた安いな。訳ありじゃねえのか?

甚助「馬鹿言え。ちょっと古いだけで、立派な絹の布団だぞ」

初日の夜

その夜、甚助は意気揚々と新しい布団に潜り込みました。

甚助「ああ、やっぱり上等な布団は違うな。ふかふかで気持ちいい」

ところが、夜中になって…

声「うう…くるしい…」

甚助「!?」

声「おもい…おもいよう…」

甚助「だ、誰だ!?

返事はありません。
甚助は震えながら朝を迎えました。

相談

翌日、青い顔をした甚助が八のところへ。

甚助「八、実は昨日の布団なんだが…」

八「どうした?」

甚助「夜中に、布団の中から声が聞こえるんだ」

八「はあ?布団から声?

甚助「『くるしい』とか『おもい』とか言うんだよ」

八「そりゃ、お前の空耳だろ」

検証の夜

その夜、八も一緒に甚助の部屋で寝ることに。

八「なんも聞こえねえじゃねえか」

甚助「待て、もうすぐだ」

すると…

声「うう…くるしい…」

八「!?」

声「でられない…でられないよう…」

八「ほ、本当だ!布団から声が!

二人は飛び起きて、部屋の隅で震えていました。

長屋中の騒ぎ

翌日、この話は長屋中に広まりました。

大家「なに?布団にお化けが憑いてる?」

女房連中「きゃー!怖い!」

町内の物知り「それは多分、布団の中で死んだ人の霊だな」

甚助「どうすりゃいいんだ?」

物知り「お寺で供養してもらうしかないな

お坊さん登場

近くの寺から和尚さんを呼んできました。

和尚「ふむ、確かに陰の気を感じる」

甚助「お願いします、なんとかしてください」

和尚「では、お経をあげましょう」

和尚さんがお経を唱え始めると…

声「たすけて…たすけて…」

和尚「!?これは…強い霊だ」

布団を解体

和尚「この布団を解体して、中を確かめる必要がある」

甚助「ええ!?せっかく買った布団を?」

大家「命には代えられねえだろ」

みんなで布団を解体し始めました。
糸をほどいて、中の綿を取り出していくと…

八「おい、なんか動いてるぞ!

女房連中「きゃー!」

すると、綿の中から…

衝撃の正体

なんと、綿の中から痩せこけた男が!

男「は、はあ…やっと出られた…」

一同「!?」

甚助「お、お前は誰だ!?」

男「古道具屋の丁稚です…

古道具屋の主人が駆けつけてきて…

主人「こいつ!また布団の中で昼寝してたのか!」

丁稚「すみません…布団の中が気持ちよくて、つい寝込んじまって…」

主人「それで、そのまま客に売っちまったのか!」

丁稚「縫われちまって、出るに出られなくて…

まとめ

というわけで、お化けの正体は布団の中で昼寝してた丁稚だったってオチでした。
三日間も布団の中にいたなんて、ある意味お化けより怖いかもしれません。
自己採点は95点!怪談と思わせといて、まさかの展開。我ながら面白い…かな?

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