布団の海外
布団と海外の組み合わせで一席。
江戸時代の国際交流を題材にしてみました。
AIと一緒に作った、ちょっと変わった落語です。
布団に感動した異国の商人
長崎にやってきたオランダ商人のヘンリー。
日本の布団文化に大いに感動する。
あらすじ
「これは何という寝具ですか」
「これは布団と申します」
「フトン?」
「はい、夜はこれを敷いて、これを掛けて眠ります」
「素晴らしい!」
ヘンリーは布団の柔らかさに感動した。
「我が国にはない文化です」
「そうですか」
「ぜひ、本国に持ち帰りたい」
—
布団屋での相談
「布団をたくさん作ってもらえませんか」
「はい、何枚ぐらい」
「船に積めるだけ」
「船に?」
「本国に持ち帰って、みんなに見せたいんです」
「それは…何百枚になりますよ」
「構いません。お金なら払います」
「わかりました」
—
特別な布団の注文
「普通の布団だけでなく、特別大きな布団も作ってください」
「大きな布団?」
「我が国の王様に献上したいんです」
「王様に?」
「はい、一番大きくて立派な布団を」
「どのくらいの大きさですか」
「船の帆くらい」
「船の帆?」
「それくらい大きければ、王様も喜ぶでしょう」
—
巨大布団の製作
「こんな大きな布団、作ったことありません」
「でも、やってみましょう」
職人たちが総出で巨大な布団を作る。
「綿がこんなに必要とは…」
「でも、外国の王様のためですから」
「そうですね」
一か月かけて、船の帆ほどの大きさの布団が完成。
「これは見事ですね」
「ありがとうございます」
—
いざ船に積み込み
「さあ、布団を船に積み込もう」
「はい」
普通の布団は問題なく積み込めたが…
「この大きな布団はどうしますか」
「もちろん積み込みます」
「でも、入りません」
「入らない?」
船の入り口より布団の方が大きい。
「困りました」
—
解決策を考える
「折りたたんではどうですか」
「それでは形が崩れます」
「船を大きくするのは?」
「そんなことはできません」
「うーん…」
みんなで知恵を絞る。
「そうだ、布団を切って小さくしよう」
「それでは台無しです」
「じゃあ、どうしましょう」
—
ヘンリーの提案
「そうだ、いいことを考えました」
「何ですか」
「この布団は日本に置いていきます」
「え?」
「代わりに、作り方を教えてください」
「作り方?」
「はい、本国で作れるように」
「なるほど」
「それなら、何も持ち帰らなくても済みます」
—
布団の作り方講座
「まず、綿を集めます」
「綿?我が国には綿がありません」
「じゃあ、羊の毛はどうですか」
「羊の毛はあります」
「それで代用できるでしょう」
「なるほど」
「次に、布で包みます」
「布は大丈夫です」
「これで完成です」
—
帰国前日
「本当にありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ」
「この布団は記念に置いていきます」
「そんな、持ち帰ってください」
「いえ、この大きさでは船に入りません」
「そうでしたね」
「でも、作り方を覚えたので大丈夫です」
—
その後
「あの外国人、どうしたかな」
「布団を作れたでしょうか」
「羊の毛で作ったら、どんな布団になるんでしょうね」
「きっと、毛だらけの布団になりますよ」
「それはそれで、暖かそうですね」
「でも、毛が鼻に入って、くしゃみが出そうです」
—
想像する異国の布団
「あの布団、王様に気に入ってもらえたかな」
「羊の毛の布団では、王様もくしゃみが止まらないんじゃないですか」
「それで、『この布団は何だ!』って怒られて」
「『これは日本のフトンという寝具です』って説明して」
「『フトン?』って驚かれて」
「そして、『次は綿を持ってこい』って言われたりして」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本の布団文化に感動した外国商人の話でした。
結局、大きすぎて船に入らないという、なんともお間抜けな結末になりました。
自分で作っておいて何ですが、最後の「羊の毛の布団でくしゃみが止まらない王様」という想像は、なかなか面白いと思います。
でも、実際に羊の毛で布団を作ったら、どうなるんでしょうね。
案外、暖かくていいかもしれません。


