不倫バレない方法
不倫の隠し方を相談するって、それ自体がリスクですからね。
今回は既婚男性の危険な相談と、それを聞く同僚の話でございます。
まくら
皆さん、秘密を守るのって難しいものですよね。
特に男女関係の秘密となると、つい誰かに相談したくなるものです。
でも相談相手を間違えると、とんでもないことになることもありまして。
今日はそんな男性同士の危険な相談の話でございます。
あらすじ
商社に勤める既婚男性、田中45歳と同僚の山田40歳の話でございます。
田中は最近、会社の若い女性社員と関係を持ってしまいました。
田中「山田、ちょっと相談があるんだ」
山田「何だ?深刻そうな顔して」
田中「実は…」
山田「実は?」
田中「女房にバレないようにするには、どうしたらいいと思う?」
山田「何が?」
田中「その…他の女性との関係を」
山田「ああ、不倫か」
田中「声が大きい!」
山田のアドバイス開始
山田「で、相手は誰だ?」
田中「経理の鈴木さん」
山田「鈴木?あの美人の?」
田中「そうだ」
山田「あいつか…で、どこまで進んだ?」
田中「どこまでって…」
山田「ホテル行ったのか?」
田中「それは…まあ」
山田「やったな!」
田中「だから声が大きいって!」
山田「わかった、わかった。で、何回?」
田中「何回って聞くな!」
具体的なアドバイス
山田「バレない方法か…まず携帯だな」
田中「携帯?」
山田「メールは全部削除。通話履歴も」
田中「それはもうやってる」
山田「じゃあ、匂いはどうしてる?」
田中「匂い?」
山田「女の匂いだよ。香水とか、シャンプーとか」
田中「ああ…気をつけてるつもりだが」
山田「つもりじゃダメだ。帰る前にシャワーを浴びろ」
田中「どこで?」
山田「ジムでもサウナでも」
田中「なるほど」
さらに詳しいアドバイス
山田「それから、下着も気をつけろ」
田中「下着?」
山田「女房が洗濯する時に、見慣れない毛が付いてたりするんだ」
田中「毛!?」
山田「長い髪の毛とか、その他もろもろ」
田中「その他もろもろって何だ?」
山田「わかるだろう?女性の…あそこの」
田中「おい!」
山田「パンツに付いてたら一発でバレるぞ」
田中「そんなことまで注意するのか?」
山田「当たり前だ。女房は探偵より鋭い」
行動パターンのアドバイス
山田「あと、行動パターンも変えるな」
田中「どういうことだ?」
山田「いつもより遅く帰ったり、休日出勤を増やしたり」
田中「でも、会うためには時間が必要だろ?」
山田「だから工夫が必要なんだ」
田中「工夫?」
山田「ランチタイムを活用しろ」
田中「ランチタイム?」
山田「昼休みにクイックに済ませるんだ」
田中「クイック?」
山田「ホテルじゃなくて、車の中とか」
田中「車の中で?」
山田「スリルもあっていいぞ」
危険な提案
山田「もっといい方法があるぞ」
田中「どんな?」
山田「うちのマンションを使え」
田中「お前のマンション?」
山田「女房が実家に帰ってる時な」
田中「でも、それは悪いだろ?」
山田「構わんよ。ただし条件がある」
田中「条件?」
山田「詳しい話を聞かせろ」
田中「詳しい話?」
山田「どんなことしたか、全部な」
田中「全部って…そんなの話せるか!」
山田「じゃあ、マンションは貸さない」
エスカレートする要求
山田「いっそのこと、4人でやるか?」
田中「4人?」
山田「お前と鈴木、俺ともう一人女性」
田中「それはさすがに…」
山田「スワッピングってやつだ」
田中「スワッピング!?」
山田「面白そうじゃないか」
田中「面白いって…お前、正気か?」
山田「俺も久しぶりに刺激がほしいんだ」
田中「奥さんがいるだろ?」
山田「だからこそだよ」
大オチの始まり
そこへ、後輩の佐藤がやってきました。
佐藤「田中さん、山田さん、何の話ですか?」
田中・山田「何でもない!」
佐藤「盛り上がってるみたいですが」
山田「ちょっとした男の話だ」
佐藤「男の話?」
田中「佐藤は関係ない」
佐藤「そうですか…あ、そうそう」
田中・山田「何だ?」
佐藤「田中さんの奥様から電話がありました」
田中「女房から?」
佐藤「『主人がお世話になってます』って」
田中「何のこと?」
佐藤「『最近、山田さんと一緒に英会話教室に通ってるそうで』って」
田中・山田「英会話教室!?」
真相判明
佐藤「田中さん、英会話習ってるんですか?」
田中「習ってない!」
佐藤「でも奥様が…」
山田「あ、それ俺が言ったかも」
田中「何で?」
山田「この前、田中の奥さんに会った時、『最近主人が遅いんです』って言われて」
田中「それで?」
山田「咄嗟に『英会話教室に通ってます』って」
田中「なんで勝手に!」
佐藤「それで奥様、とても喜んでらして」
田中「喜んでる?」
佐藤「『向上心があって素敵』って」
山田「良かったじゃないか」
田中「良くない!今度から本当に英会話教室に行かなきゃならない!」
佐藤「あ、それでしたら、僕が通ってる教室紹介しますよ」
田中「本当に行くことになるのか…」
山田「不倫どころじゃないな」
田中「お前のせいだ!」
まとめ
ということで、田中さんの不倫相談は、山田さんの勝手な嘘が原因で、本当に英会話教室に通うことになってしまいました。
不倫をバレないようにするつもりが、架空の英会話教室通いがバレて、本当に勉強しなければならなくなったという皮肉な結果です。
結局、田中さんは毎週英会話教室に通うことになり、不倫どころではなくなったということです。
人を騙そうとすると、自分が困ることになるという教訓の込められた話でした。


