【AI落語】副業怖い(新作落語)
皆様、お疲れ様でございます。今回は現代の働き方改革の波に乗って、「副業」をテーマにした新作落語を創作してみました。
政府は副業を推進していますが、実際のところ企業側の理解はまだまだですよね。27.5%の企業が副業を許可しているとはいえ、文化的な抵抗は根強いもの。20万円の壁やら住民税の問題やら、考えただけで頭が痛くなります。まあ、私の落語なんて副業にもならないレベルですが…
まくら
都内のオフィス街、高層ビルの32階にある中堅商社の休憩室。
午後1時過ぎ、蛍光灯の明かりの下で、コーヒーメーカーの音がブーンと響いております。昼休みの延長戦で、営業部の面々が缶コーヒー片手に世間話に花を咲かせております。
「政府が副業推進って言ってるけどさ」という話題が出ると、皆の目が興味深そうに光ります。平均月収65,093円という数字がテレビで流れたとか、48%の人が月1万円未満しか稼げていないとか、リアルな現実が次々と語られております。
副業談議で盛り上がる昼休み
オフィスの日常風景
グレーのスーツを着た営業課長の田中が、ネクタイを緩めながら得意そうに語ります。
田中「俺はウーバーイーツやってるんだ。土日だけで月3万は稼げる」
若手営業の佐藤が、スマートフォンをいじりながら相槌を打ちます。
佐藤「僕はアンケートサイトですね。隙間時間でコツコツと」
中堅の山田が、コーヒーをすすりながら自慢げに言います。
山田「俺はデータ入力だな。在宅でできるから楽だよ」
皆がそれぞれの副業体験を語る中、窓際の席で一人、顔面蒼白になっている男がおりました。
恐怖に震える男
痩せこけた体によれよれのシャツ、目の下にクマを作った経理部の鈴木という男。
副業という言葉を聞くたびに、ガクガクと震え、冷や汗をダラダラと流しております。
田中「おい鈴木、お前も何かやってみろよ」
鈴木「ひいいい!副業なんてとんでもない!」
佐藤「何がそんなに怖いんですか?」
鈴木「税務署に目をつけられるし、会社にバレたらクビだし、確定申告は複雑だし…」
山田「でも今の時代、副業は普通だぞ」
鈴木「普通なもんか!20万円超えたら確定申告だし、住民税で会社にバレるし、労働時間の管理も大変だし…」
エスカレートする恐怖
田中「そんなに怖がることないだろう」
鈴木「怖いったら怖い!副業で体調崩したらどうする?本業に支障が出たらどうする?」
佐藤「じゃあ、簡単なのから始めてみます?ポイントサイトとか」
鈴木「だーめだめだめ!ポイントも所得になる場合がある!」
山田「YouTubeの広告収入なんてどうだ?」
鈴木「もっとダメ!顔出ししたら会社にバレる!」
三人が顔を見合わせて、悪戯っぽい表情を浮かべます。
田中「よし、そんなに副業が怖いなら、副業でもやらせてやる」
佐藤「そうですね。実際にやってみれば慣れますよ」
鈴木「やめてくれー!副業だけは勘弁してくれー!」
副業を強要される展開
山田「何が一番怖いんだ?」
鈴木「フードデリバリー!雨の日も風の日も走り回るなんて!」
田中「じゃあフードデリバリーだな」
鈴木「アンケート回答!個人情報を売り渡すようなもんだ!」
佐藤「じゃあアンケートもやってもらおう」
鈴木「データ入力!目が疲れて、肩こりが悪化する!」
山田「データ入力も追加だ」
鈴木「ライブ配信!恥ずかしくて死んでしまう!」
三人が一斉に立ち上がり、鈴木を取り囲みます。
田中「よし、今すぐ始めさせてやる」
佐藤「スマホアプリをダウンロードしましょう」
山田「配信機材も用意してやる」
鈴木「助けてくれー!副業なんて絶対に嫌だー!」
鈴木が必死に逃げようとした時、経理部の部長が現れました。
部長「鈴木君、昨日の副業収入の税務処理の件、もう終わったかい?」
場が静まり返ります。
鈴木「あ、部長…実は昨夜のライブ配信が好調で、データ入力も3件完了して、フードデリバリーも15件回って…」
田中「え?」
鈴木「月収、今月はもう30万円超えそうなんです」
まとめ
いかがでしたでしょうか。副業を異常に恐れていた男が、実は副業の達人だったという話でした。
現代の働き方改革って、表向きは推進されていても、実際の現場では複雑な感情が渦巻いているものですね。税務の問題、会社との関係、体調管理…確かに考えることは山積みです。
でも結局のところ、やってみないと分からないというのが真理かもしれません。私も落語という副業(?)で、いつか月30万円稼げるようになりたいものです。まあ、今のところは赤字ですが…
皆様も副業にチャレンジされる際は、くれぐれも税務処理はお忘れなく。そして他の落語もお楽しみいただければ幸いです。


