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【AI落語】ドローン出前そば(新作落語)

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【AI落語】ドローン出前そば(新作落語)
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【AI落語】ドローン出前そば(新作落語)

最近はドローンで何でも配達してくれる時代になりましたな。

ピザにお寿司に、空から降ってくるサービスが当たり前になってきました。でも、これを昔ながらのそば屋がやったらどうなるか…

まくra

昔のそば屋の出前といえば、自転車で器用にそばを運ぶのが名物でした。

「へい、お待ち!」なんて威勢よく声をかけて、丼ぶりを片手にスイスイと。でも時代は変わって、今度は空からお届けですか。

本編

創業80年の老舗そば屋「神田更科」

三代目の田中親方(65歳)が、孫の大学生ユウキに相談されました。

ユウキ「おじいちゃん、お店の売上を上げるためにドローン配達を導入しない?」

田中親方「ドローン?何だそりゃ」

ユウキ「空を飛ぶロボットだよ。これで出前すれば話題になるよ」

田中親方「そばを空から配達って…落としたらどうするんだ」

ユウキ「大丈夫!最新技術だから」

導入準備

半信半疑ながらも、ドローンを購入した田中親方。

田中親方「こんなおもちゃみたいなもので本当に大丈夫か?」

ユウキ「おじいちゃん、これは精密機械だよ」

田中親方「機械は信用できねぇ。やっぱり人間の手が一番だ」

ユウキ「でも効率的だよ。渋滞に巻き込まれないし」

田中親方「職人の手で打ったそばを、機械が運ぶなんて…」

でも、店の売上のために挑戦することに。

初フライト

最初の注文が入りました。

客「もりそば一枚、お願いします」

田中親方「へい、お待ち!

そばを打って、丼に盛って、ドローンにセット。

ユウキ「おじいちゃん、出発!」

ブーンという音と共に飛び立つドローン。

田中親方「おお、本当に飛んだ」

でも、5分後…

ガシャーン!

田中親方「何の音だ?」

ユウキ「あ…電線に引っかかったみたい」

近所の騒動

ドローンが電線に絡まって、そばが歩道にぶちまけ

通行人A「空からそばが降ってきた!」

通行人B「そば爆弾だ!」

警察官「何事ですか?」

田中親方「すみません、うちの出前ドローンが…」

警察官「許可は取ってますか?」

田中親方「許可?」

ユウキ「あ…申請忘れてました」

改良版

許可を取り直して、今度はGPS機能付きの高性能ドローン。

田中親方「今度は大丈夫だろうな」

ユウキ「完璧です!自動航行だから間違いない」

2回目の出前。今度は天ぷらそば

ブーン

順調に飛んで行くドローン。

でも、途中でカラスの群れと遭遇。

カァーカァー!

カラスがドローンを攻撃して、天ぷらだけ持って行かれた。

お客さん「そばは届いたけど、天ぷらがないんですが…」

田中親方「カラスに取られました…」

お客さん「カラス?」

職人のプライド

3回目の挑戦前に、田中親方が一言。

田中親方「やっぱり俺が自転車で配達する」

ユウキ「おじいちゃん、せっかくのハイテクなのに」

田中親方「ハイテクより職人の心だ。そばは温かいうちに食べてもらいたい」

ユウキ「でもドローンの方が早いよ」

田中親方「早けりゃいいってもんじゃない。心を込めて届けるのが出前だろ」

ユウキ「…おじいちゃん」

併用作戦

結局、ドローンと自転車の併用にすることに。

田中親方「近くは俺が自転車で、遠くはドローンで」

ユウキ「それがいいかも」

でも、ドローンには田中親方のメッセージカードを添付。

『心を込めて打ったそばです。熱いうちにお召し上がりください。神田更科 三代目』

お客さんからの反応も上々。

客A「手紙付きドローンなんて初めて」

客B「アナログとデジタルの融合ですね」

思わぬ人気

『手紙付きドローン出前』が話題になって、テレビ取材も。

レポーター「ドローン出前の感想は?」

田中親方「機械は機械、人間は人間。両方の良さを活かすのが大事だな」

レポーター「今後の展望は?」

田中親方「ドローンが故障したら、俺が走って届ける」

ユウキ「おじいちゃん、65歳なのに」

田中親方「職人に定年はないんだよ」

最終的な解決

半年後、神田更科はドローン出前の名店として有名に。

でも、田中親方は相変わらず近所は自転車で配達。

常連客「親方、今日も自転車ですか?」

田中親方「ドローンより顔を見て渡したいからな」

常連客「それが神田更科の味ですね」

ユウキ「おじいちゃんのおかげで、ハイタッチ出前って呼ばれてる」

田中親方「ハイタッチ?」

ユウキ「ハイテクとタッチ、つまり触れ合いの両方って意味」

田中親方「うまいこと言うな」

そのとき、ドローンから無線が。

ドローン『配達完了。お客様からお礼のメッセージが届いています』

田中親方「おお、何て言ってる?」

ドローン『「ごちそうさまでした。また今度は親方さんに直接お会いしたいです」

田中親方「そうか…やっぱり人と人だな」

ユウキ「ドローンも人繋ぎのツールってことかな」

田中親方「道具は道具。大事なのは使う人の心だ」

まとめ

というわけで、最新技術も使い方次第で、人と人とを繋ぐ道具になるという話でした。

ドローン出前も便利ですが、たまには配達員さんと顔を合わせるのも大切ですね。

ただし、カラスに天ぷらを盗まれるのは、どんな技術でも防げないかもしれませんが。

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