電気猫と宿屋
最近、電気代の高騰で頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな現代の悩みを江戸時代の宿屋に置き換えた新作落語をお届けします。
まあ、電気代の節約法としてはかなり斬新というか、私の頭の中身を疑われそうですが、お付き合いください。
電気代に悩む宿屋の策略
電気代の節約に頭を悩ませた宿屋の主人が、お客の不思議な猫に目を付けるお話です。
あらすじ
宿屋の主人、毎月の電気代に頭を抱えていた。
「こりゃあ、なんとか電気代を節約しねぇと、商売あがったりだ」
そんな折、一人の客が変わった猫を連れてやってきた。
客「すみません、一泊お願いします」
主人「へえ、いらっしゃいませ。珍しい猫ですねえ」
客「この子は電気猫といいまして、体に電気を蓄えているんです」
主人「へぇ、電気を?」
客「そうです。撫でると毛がパチパチ静電気を起こしましてね」
主人の目がキラリと光った。
主人「お客さん、その猫ちゃん、うちの電気代の足しにならないでしょうかねぇ」
客「は?」
主人「だって電気猫でしょう?うちの電気代を払ってくれるんじゃ」
客「いやいや、そりゃあ勘違いですよ。静電気が起こるだけで」
主人「でも電気は電気でしょう?」
客「そんなわけないでしょう」
主人「じゃあ、せめて電気代の計算でもしてもらえませんか?」
客「なんで猫が計算するんですか」
主人「だって電気猫だから、電卓(でんたく)得意でしょう?」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
電気代の節約に頭を悩ませる宿屋の主人の発想が、まあ、予想通りというか何というか。
オチの「電卓」はさすがに苦しいかもしれませんが、現代の電気代高騰問題を江戸時代風にアレンジしてみました。
自己採点は60点くらいでしょうか。


