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【AI落語】酒屋八百屋(新作落語)

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酒屋八百屋
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酒屋八百屋

商店街で隣同士の店というのは、ライバルになることもあれば、
助け合うこともございます。
今日は助け合いが行き過ぎた、二軒の店の奇妙な物語。

物々交換が生んだ商売の混乱

あらすじ

商店街で隣同士に店を構える酒屋の権助と八百屋の与兵衛。
二人は幼馴染で仲が良かった。

権助:「与兵衛、今日は暑いから、きゅうりでももらえないか」

与兵衛:「いいよ。その代わり、晩酌の酒を一本」

権助:「ああ、持ってけ」

こんな物々交換が日常茶飯事だった。

ある日、権助の女房が小言を言い始めた。

女房:「あなた、また酒と野菜を交換したでしょ」

権助:「ちょっとくらいいいだろ」

女房:「ちょっとじゃないわよ。帳簿を見たら、うちの酒の半分が野菜になってる」

権助:「半分!?」

一方、与兵衛の店でも。

与兵衛の女房:「うちの野菜、半分が酒になってるじゃない」

与兵衛:「そんなに交換したかな」

翌日、客が酒屋にやってきた。

客:「おやじ、酒をくれ」

権助:「すまん、今日は品薄で」

客:「品薄?酒屋が酒切らしてどうすんだ」

権助:「代わりに新鮮な大根はどうだ」

客:「は?酒屋で大根?」

権助:「栄養があっていいぞ」

客は首を傾げながら帰っていった。

同じ頃、八百屋では。

客:「キャベツを一つ」

与兵衛:「悪い、キャベツは切らしてる」

客:「八百屋がキャベツ切らしてどうすんの」

与兵衛:「代わりに上等な日本酒はどうだ」

客:「日本酒!?八百屋で?」

与兵衛:「体が温まっていいぞ」

噂は瞬く間に広まった。

町の人 A:「酒屋で野菜売ってるらしいぞ」

町の人 B:「八百屋では酒売ってるって」

町の人 C:「世も末だな」

しかし、意外なことが起きた。

酔っ払い:「お、八百屋で酒が買えるのか。ついでに野菜も買って、かみさんの機嫌取ろう」

主婦:「あら、酒屋で野菜?旦那の酒のつまみも一緒に買えて便利ね」

一ヶ月後、二人の店は大繁盛していた。

権助:「いやあ、野菜も置いたら客が増えた」

与兵衛:「俺も酒を置いたら、客層が広がった」

女房たち:「でも、これじゃどっちが酒屋でどっちが八百屋か分からないじゃない」

権助・与兵衛:「いいんだよ。これが新しい商売だ」

そして二人は新しい看板を出した。
権助の店:「酒も売ってる八百屋」
与兵衛の店:「野菜も売ってる酒屋」

通行人:「結局どっちも同じじゃねえか!」

まとめ

物々交換から始まった商品の入れ替わりが、新しい商売の形を生み出す。
でも看板を見た客は、どっちに入ればいいのか余計に迷うことに。
商売も行き過ぎると、元が何だったか分からなくなるという落語でございました。

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