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【時事落語】オールド流行語大賞|選考委員が選ぶ『流行ってない語』

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【時事落語】オールド流行語大賞|選考委員が選ぶ『流行ってない語』
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【時事落語】オールド流行語大賞(新作落語)

導入

みなさん、こんにちは。今回も時事ネタ落語をお届けします。

2025年の新語・流行語大賞が発表されました。年間大賞は「働いて×5/女性首相」、そしてトップ10には「オールドメディア」「エッホエッホ」「古古古米」などが選ばれています。

ところで、選考委員の顔ぶれを見てみると、漫画家、講談師、タレント、女優、編集長…。失礼ながら、SNSやTikTokで流行ってる言葉を追えている層なのか、ちょっと疑問に思ってしまいました。

特に「オールドメディア」という言葉を選んだのが、まさにオールドメディア側の方々というのは、なかなかの皮肉ではないでしょうか。

今回は、この選考委員と流行語の矛盾を題材に、創作落語を作ってみました。

まくら

えー、毎度おなじみのお笑いを一席。

「流行」っちゅうのは難しいもんでございましてな。

若い子に「今、何が流行ってるん?」て聞いたら、「え、おじさん知らんの?」て言われる。

知らんから聞いてるんやがな。

ほんで教えてもろても、何がおもろいか分からへん。

「それ、どこが流行ってるん?」

「TikTokで」

「ティックトックて何や」

「だからおじさんやねん」

流行を追うには若さがいる。

若さがないから流行が分からへん。

流行が分からへんから、ますます老ける。

これを「オールドのスパイラル」と言いますな。

あらすじ

流行語大賞の発表会場

さて、年末恒例の流行語大賞の発表会場でございます。

司会「それでは、2025年のトップ10を発表いたします」

選考委員A「まずは『オールドメディア』ですね」

選考委員B「これは今年、本当によく聞きました」

選考委員C「SNSで若者がよく使ってましたね」

選考委員A「我々もしっかり流行を追えております」

ところが、会場の隅で若いスタッフがヒソヒソ話をしております。

スタッフ1「なあ、『オールドメディア』選んだん、誰や」

スタッフ2「選考委員やろ」

スタッフ1「その選考委員って、テレビと雑誌の人ばっかりやん」

スタッフ2「つまり…オールドメディアの人が『オールドメディア』を選んだと」

スタッフ1「自虐ギャグか?」

スタッフ2「いや、たぶん気づいてへん」

選考委員の議論

話は遡って、選考会議の場面でございます。

委員長「さて、今年の流行語を決めましょう」

やく「私は野球関連で一つ推したいのですが」

他の委員「またですか」

やく「長嶋茂雄さんがお亡くなりになりましたので、特別賞を」

委員長「流行語と関係ありますか?」

やく「長嶋さんは国民的スターです。流行を超えた存在です」

他の委員「流行を超えたら、流行語大賞の趣旨と違うのでは…」

やく「いいんです。私が推すんですから」

結局、「ミスタープロ野球」として特別賞が贈られることになりました。

若手スタッフ(心の中で)「毎年やくさんの趣味枠あるな…」

流行の定義

選考会議は続きます。

委員A「『古古古米』はどうでしょう」

委員B「聞いたことありますね」

委員C「ニュースで見ました」

若手スタッフ「あの、それ、流行ったというより報道されただけでは…」

委員A「報道されたら流行りでしょう」

若手スタッフ「いや、流行るというのは、みんなが使うということで…」

委員B「我々が知ってるということは、みんな知ってるということです」

若手スタッフ「それは…論理が…」

委員C「若い人は黙っててください」

オールドメディアの選出

委員長「では、『オールドメディア』を入れましょう」

委員A「これは確かに流行りましたね」

委員B「SNSでよく見ました」

委員C「我々への批判として使われてましたね」

若手スタッフ「あの…それ、皮肉になりません?」

委員長「何がですか?」

若手スタッフ「オールドメディアを批判する言葉を、オールドメディア側の人が選ぶって…」

委員A「我々はオールドメディアではありません」

若手スタッフ「え?テレビや雑誌の仕事されてますよね?」

委員B「それとこれとは別です」

若手スタッフ「どう別なんですか…」

委員C「我々は時代の最先端を行っています」

若手スタッフ「TikTok見てます?」

委員A「ティックトック?何ですかそれ」

若手スタッフ「……」

若者の流行語

若手スタッフ「あの、今年若者の間で本当に流行った言葉、入れなくていいんですか?」

委員長「例えば?」

若手スタッフ「『それな』とか『ガチ』とか『推し』とか…」

委員B「それ、去年も一昨年もありましたよね」

若手スタッフ「だから定着して流行ってるんです」

委員A「定着したら流行語じゃないでしょう」

若手スタッフ「え?」

委員C「流行語は、今年新しく出てきた言葉です」

若手スタッフ「ほな『戦後80年』は新しいんですか?80年前からあるやないですか」

委員A「それは…その…記念の年だから…」

若手スタッフ「基準がよう分かりません」

委員長「若い人には分からないんです、この世界は」

最終選考

委員長「では、最終確認です。『オールドメディア』『古古古米』『エッホエッホ』…」

やく「『ミスタープロ野球』も忘れずに」

委員A「今年の流行語、バッチリですね」

若手スタッフ「あの、最後に一つだけ聞いていいですか」

委員長「なんですか」

若手スタッフ「皆さん、今年一年で『オールドメディア』って何回使いました?」

委員A「……」

委員B「……」

委員C「……」

やく「私は野球の話をしてたので…」

若手スタッフ「つまり、誰も使ってへんのに『流行語』なんですか」

委員長「流行ってるかどうかは、我々が決めるんです」

若手スタッフ「ほな『流行語大賞』やのうて『選考委員が知ってる語大賞』ですやん」

委員A「失礼な!我々はちゃんと流行を追ってます!」

若手スタッフ「ほな『オールドメディア』が流行語に入ってるのに、選考委員がオールドメディアの人ばっかりなんは、どない説明するんですか」

委員B「それは…その…」

若手スタッフオールドメディアがオールドメディアを選ぶ。これぞ『流行語大賞』ですな

まとめ

というわけで、2025年流行語大賞の選考委員を題材に、時事落語を創作してみました。

流行語大賞、毎年発表されるたびに「これ、流行ったか?」という声が上がります。選考委員の顔ぶれを見ると、SNSやTikTokで若者の間で流行ってる言葉を追えてるのか、正直疑問に思うことも。

特に「オールドメディア」という、まさにテレビや新聞への批判として使われている言葉を、テレビや雑誌で活躍する方々が選んでいるというのは、なかなかシュールな光景です。

もちろん、選考委員の皆様はそれぞれの分野で素晴らしい活躍をされている方々です。ただ、「流行を追う」という点では、若者の感覚とはズレがあるのかもしれません。

自己採点は…選考委員に怒られそうなので、雰囲気で65点くらいにしておきます。

※この物語は時事ネタをヒントにした完全なフィクションです。実際の選考委員の発言や会議内容とは一切関係ありません。風刺として楽しんでいただければ幸いです。

次回もまた時事ネタでお会いしましょう。お後がよろしいようで。


今日の教訓: 「オールドメディア」を流行語に選んだのがオールドメディア。自分のことを客観視できへんのが、一番オールドな証拠かもしれまへんな。

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