【時事落語】このハゲーッ!リベンジ研修(新作落語)
参政党が元衆院議員の方を政調会長補佐に起用というニュース、皆さんご存知でしょうか。
2017年の「あの騒動」から7年。「深く反省されている」という理由での復帰。時が経てば人も変わる、セカンドチャンスは大切…そんな美談に聞こえますが、ちょっと待ってください。
もしこの方が「パワハラ防止研修」の講師になったら?反面教師としては最高の人材かもしれませんが、それって皮肉すぎませんか?
今回は、そんな「ありえない」設定で、現代のパワハラ問題を風刺する落語にしてみました。創作ですから、思いっきり毒を効かせていきますよ。
パワハラ研修の講師
えー、毎度ばかばかしいお笑いを一席。
最近は「コンプライアンス」やら「ハラスメント研修」やら、企業も大変でんなぁ。
特に「パワハラ防止研修」なんて、どこの会社も必須になっとります。
ところが、ある会社の人事部長が、とんでもない講師を呼んでしまいまして…
株式会社「令和商事」会議室
衝撃の講師紹介
人事部長「本日は特別講師をお呼びしました。パワハラ防止の専門家、豊川真弓先生です」
社員一同「(拍手)」
豊川「皆さん、こんにちは。私、7年前まで…いえ、今日は反面教師として参りました」
営業部の田中「(ヒソヒソ)なんか聞いたことある名前やな」
経理の山田「(ヒソヒソ)まさか…あの人とちゃうやろな」
自己紹介の爆弾発言
豊川「私の経歴をお話しします。2017年に このハゲーッ! という言葉で全国的に有名になりました」
社員一同「えええええ!」
人事部長「(慌てて)あ、あの、豊川先生は深く反省されて…」
豊川「違うだろー!違うだろー!」
田中「出た!本物や!」
研修開始
豊川「では、パワハラとは何かを説明します。例えば部下に対して『お前の頭はハッピーセットかよ!』なんて言うのはNGです」
山田「それ、あんたが言うたやつやん!」
豊川「そうです。私が実際に言いました。だから説得力があるでしょう?」
営業部長「確かに…反面教師としては…」
実演コーナー
豊川「では、実演してみましょう。田中さん、ちょっと前に」
田中「え、俺?」
豊川「はい。では田中さんが書類でミスをしたとします」
田中「は、はい」
豊川「昔の私なら…『このハゲーッ!ちーがーうーだーろー!』って言ってました」
田中「(震え声)リアルすぎて怖い…」
NGワード集
豊川「私が過去に使ったNGワードをリストアップしました」
スライドに映し出される言葉の数々。
社員一同「これ全部言うたん?」
豊川「はい。死ねば?とかうざいとか頭おかしいんじゃない?とか」
人事部長「(青ざめて)これ、研修として成立してますか?」
改心の証明?
豊川「でも今は違います。私は変わりました。例えば…」
新入社員の鈴木がコーヒーをこぼしてしまう。
鈴木「す、すみません!」
豊川「大丈夫です。このハ…」
全員「!!!」
豊川「ハンサムさん、気にしないで」
田中「無理やりすぎるやろ!」
質疑応答
山田「先生、なぜパワハラをしてしまったんですか?」
豊川「ストレスと、相手を見下す気持ちがあったからです」
田中「今もその気持ちは?」
豊川「正直に言います。お前らみたいな凡人を見てると…」
人事部長「先生!」
豊川「…勉強になります、と言いたくなる自分と戦ってます」
研修の締め
豊川「最後に皆さんにお伝えしたいことがあります」
全員注目。
豊川「パワハラは絶対にダメです。私のようになりたくなければ」
田中「説得力はあるけど…」
豊川「そして、もし私がまた暴言を吐いたら…」
全員「?」
豊川「『このハゲーッ!』って言い返してください」
営業部長「それもパワハラやないか!」
まとめ
というわけで、反面教師が教師になったらという架空のお話でした。
実際、7年経って「深く反省した」と言われても、被害を受けた方の傷は簡単には消えません。
政治の世界では「禊は済んだ」なんて言いますが、パワハラの禊って何なんでしょうね。
ただ、この創作落語の豊川先生、最後の最後で新入社員に「頑張ってるね、ハゲてないし」って褒めたつもりが、「それ褒め言葉になってません!」って総ツッコミ受けたそうな。


