スポンサーリンク

【AI落語】寿限無手ぬぐい(新作落語)

スポンサーリンク
【AI落語】寿限無手ぬぐい(新作落語)
スポンサーリンク

スポンサーリンク

【AI落語】寿限無手ぬぐい(新作落語)

手ぬぐいって、実は奥が深いんですよね。最近、銭湯で隣のおじいさんが使っていた藍染めの手ぬぐいが格好良くて、つい見とれてしまいました。そんな手ぬぐいの世界に魅せられて、今回は古典落語の名作「寿限無」を手ぬぐいテーマでアレンジしてみました。

正直、手ぬぐいの専門用語を調べながら書いていたら、自分でも何が何だか分からなくなってきましたが、まあ、それも一興ということで。どうぞ最後までお付き合いください。

まくら

江戸の下町、浅草の手ぬぐい問屋街に、腕利きの染物職人がおりました。

この職人、手ぬぐいのことになると目の色が変わる。藍染め、茜染め、紅花染め、何でもござれ。型染めから手描きまで、どんな注文でもこなしてしまう。

そんな職人のところに、待望の男の子が生まれました。

「これはめでたい。子供の名前は縁起の良いものにしたい」

そこで職人、和尚さんのところへ相談に参りました。

あらすじ

長い名前の誕生

「和尚さん、うちに男の子が生まれましてな。縁起の良い名前を付けてやりたいんですが」

「それはめでたい。どのような名前をお望みで?」

「手前、手ぬぐい一筋で生きてきましたんで、手ぬぐいにちなんだ縁起の良い名前を」

和尚さん、しばらく考えて言いました。

「それでは、こういう名前はいかがでしょう。本藍型染め手描き友禅紅花茜草木染め縞格子市松青海波麻の葉七宝つなぎ千鳥雲雀菊桜楓紅葉注染め本場有松鳴海絞り堺手ぬぐい京都西陣大阪なにわ江戸小紋伊勢型紙越中富山石川金沢福井若狭小浜滋賀近江長浜手織り手染め一反木綿晒し木綿岡生地奈良蚊帳生地播州織備中倉敷久留米絣伊予絣薩摩絣琉球紅型芭蕉布宮古上布越後上布小千谷縮能登上布牛首紬結城紬大島紬久米島紬首里織読谷山花織与那国織八重山上布石垣島明石縮緬丹後縮緬西陣織博多織久留米織筑前織肥前名護屋織薩摩川内織奄美大島織沖縄花織宮古織八重山織与那国花織竹富島織黒島織

職人「…はあ、それは確かに縁起が良さそうですが、ちょっと長すぎやしませんか?」

「いやいや、手ぬぐいの世界は奥が深い。これくらいでちょうど良いでしょう」

「そうですかねえ…まあ、和尚さんがそうおっしゃるなら」

かくして、この長い名前が付けられました。

呼び方の工夫

さて、この子供、近所の人たちは何と呼んだか。

「おい、本藍型染め手描き友禅紅花茜草木染めちゃん、こっちおいで」

縞格子市松青海波麻の葉七宝つなぎくん、元気だね」

千鳥雲雀菊桜楓紅葉注染め本場有松鳴海絞りさん、お疲れさま」

長すぎて、みんな途中で息切れしてしまいます。

そこで町内では、この子を「手ぬぐい」と呼ぶことにしました。

時が流れて

月日は流れ、手ぬぐいは五歳になりました。

ある日のこと、近所の子供たちと遊んでいて、つまずいて井戸に落ちそうになりました。

「あぶない!」

慌てた友達が大声で叫びます。

本藍型染め手描き友禅紅花茜草木染め縞格子市松青海波麻の葉七宝つなぎ千鳥雲雀菊桜楓紅葉注染め本場有松鳴海絞り堺手ぬぐい京都西陣大阪なにわ江戸小紋伊勢型紙越中富山石川金沢福井若狭小浜滋賀近江長浜手織り手染め一反木綿晒し木綿岡生地奈良蚊帳生地播州織備中倉敷久留米絣伊予絣薩摩絣琉球紅型芭蕉布宮古上布越後上布小千谷縮能登上布牛首紬結城紬大島紬久米島紬首里織読谷山花織与那国織八重山上布石垣島明石縮緬丹後縮緬西陣織博多織久留米織筑前織肥前名護屋織薩摩川内織奄美大島織沖縄花織宮古織八重山織与那国花織竹富島織黒島織が井戸へ落ちる〜!」

意外な結末

この長い名前を呼んでいる間に、なんと三年の月日が流れました。

友達がようやく名前を呼び終わった時、そこにはもう八歳になった手ぬぐいが立っていました。

手ぬぐい「おい友達、何を今さら騒いでるんだい?三年前の話じゃないか」

友達「え?三年前?」

手ぬぐい「そうさ、俺が五歳の時に井戸に落ちそうになったのは三年前。今は八歳だよ」

友達「そ、そんな…」

手ぬぐい「名前が長すぎて、時間が追いついちまったってわけさ」

まとめ

古典落語「寿限無」の時間経過のオチを手ぬぐいテーマでアレンジしてみました。手ぬぐいの産地や技法、柄の名前を調べていたら、本当にこんな長い名前になってしまいそうで怖くなりました。

実際の手ぬぐいの世界も、これほどではないにしても本当に奥が深いんですよね。藍染めひとつとっても、その技法や歴史は驚くほど豊かです。

今回は古典の良さを残しつつ、現代風のアレンジを加えてみましたが、いかがでしたでしょうか。時間のパラドックスというSF要素も含んだ、ちょっと変わった寿限無になったかと思います。

他にもいろいろな寿限無バリエーションを作っていますので、ぜひ他の作品もご覧いただければ幸いです。それでは、また次回の落語でお会いしましょう。

タイトルとURLをコピーしました