【AI落語】寿限無漫画のキャラクター(新作落語)
漫画を読んでいると、登場人物の名前が覚えにくいことってありませんか?特に最近のライトノベル系は「聖騎士アルティメット・ドラゴンスレイヤー・ザ・インビンシブル三世」みたいな長い名前が多くて。そんな現代漫画界の複雑なキャラクター名を「寿限無」に絡めて落語にしてみました。漫画好きの皆様、お楽しみください。
設定マニアの新人漫画家
週刊漫画雑誌でデビューしたばかりの新人漫画家、山田先生。
美術大学でイラストを学び、キャラクター設定に並々ならぬこだわりを持っています。
ところが、この山田先生のキャラクター名へのこだわりが、編集部を大混乱に陥れました。
あらすじ
編集部での打ち合わせ
編集者「山田先生、主人公の名前は決まりましたか?」
山田先生「はい、決まりました」
そして山田先生が発表したキャラクター名がこれです。
伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士
編集者「え…これが主人公の名前ですか?」
山田先生「はい。略して『デンセツノユウシャ』と呼んでます」
ネーム制作の苦労
アシスタント「先生、吹き出しに名前が入りきりません…」
山田先生「『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士』でお願いします」
アシスタント「文字サイズを小さくしても無理です」
山田先生「じゃあページをまたいで書いてください」
読み切り掲載時の混乱
編集長「この主人公、読者が名前を覚えられませんよ」
編集者「『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士』です」
編集長「目次にも入らない…」
編集者「デンセツノユウシャじゃダメですか?」
編集長「正式名称で統一してください」
アニメ化の打診
アニメプロデューサー「この作品、アニメ化を検討していますが、主人公の名前が…」
山田先生「伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士です」
プロデューサー「声優さんが覚えられません…」
山田先生「毎回フルネームで呼んでください」
ファンレターの困惑
読者からの手紙も大変。
読者A「『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士』が好きです」
山田先生「ありがとうございます」
読者B「名前が長すぎて手紙に収まりません」
読者C「友達に薦めるとき、何て言えばいいですか?」
グッズ制作の問題
商品企画「キャラクターグッズを作りたいのですが、名前がパッケージに…」
山田先生「伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士のグッズですね」
商品企画「印刷コストが倍になります」
連載化の際の課題
編集者「連載化が決まりましたが、毎回この長い名前を…」
山田先生「はい。『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士』の成長物語です」
編集者「ページ数が足りなくなります」
書店での販売
書店員「この漫画のタイトルキャラクターは?」
お客「伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士が主人公の…」
書店員「もう一度お願いします」
お客「…覚えられません」
単行本化の時
編集者「先生、単行本の背表紙に主人公名が入りきりません」
山田先生「『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士』は重要な設定なので」
編集者「文字が潰れて読めません」
山田先生「じゃあ『伝説の勇者血統継承者・光と闇の調停者・真の平和をもたらす者・運命に選ばれし最強の戦士・第二部』にします」
編集者「もう『勇者』でいいじゃないですか!」
まとめ
漫画の世界では、キャラクターの個性や設定を表現するために、どうしても名前が複雑になりがちですよね。でも、読者にとっては覚えやすさも大切。この新作では、設定マニアすぎる漫画家の山田先生を通して、そんな漫画業界の一面を「寿限無」の構造で描いてみました。創作への情熱が空回りしてしまった山田先生、いかがでしたでしょうか。漫画ファンの皆様、笑って見てくださいね。


