【AI落語】寿限無ミュージシャンの楽曲(新作落語)
最近のアーティストって、楽曲のタイトルがやたらと長くありませんか?昔は「津軽海峡冬景色」みたいに短くて覚えやすかったのに、今は「僕たちが出会った夏の日の思い出を君に捧げるラブソング〜永遠に続く愛のメロディー〜」なんて感じで。そんな現代音楽界の長いタイトルを「寿限無」に絡めて落語にしてみました。音楽関係者の皆様、お手柔らかに。
芸術家肌のシンガーソングライター
インディーズで活動するシンガーソングライターの佐藤君。
音楽大学を卒業後、自分の思いを込めた楽曲作りにこだわる真面目なアーティストです。
ところが、この佐藤君の楽曲に対する思い入れが強すぎて…
あらすじ
レコード会社での打ち合わせ
プロデューサー「佐藤君、新曲のタイトルが決まったら教えてくれ」
佐藤「はい、決まりました」
そして佐藤が発表した楽曲タイトルがこれです。
失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜
プロデューサー「え…これがタイトル?」
佐藤「はい。略して『シツレンバラード』と呼んでください」
ラジオ番組での紹介
DJ「次の曲をご紹介します。『失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜』」
リスナー「え?なんて言った?」
DJ「失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜です」
リスナー「長すぎて曲が始まっちゃった…」
CDショップでの販売
店員「お客様、どちらの楽曲をお探しですか?」
客「失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜」
店員「もう一度お願いします」
客「失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜だってば!」
店員「検索システムに入力しきれません…」
ライブ会場でのMC
佐藤「次の曲は『失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜』です」
観客A「長すぎて息継ぎしてるし…」
観客B「曲紹介だけで3分かかった」
観客C「アンコールで何て叫べばいいの?」
音楽雑誌の取材
記者「この楽曲について教えてください」
佐藤「失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜は、僕の体験をもとに…」
記者「タイトルだけで原稿用紙一枚使っちゃいました」
カラオケ店での苦労
友人「佐藤の曲、歌いたいんだけど…」
店員「楽曲名をどうぞ」
友人「失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜」
店員「検索画面に入りきりません」
友人「じゃあ『シツレンバラード』で」
店員「見つかりません」
レコード大賞の発表
司会者「新人賞は『失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜』の佐藤さんです」
観客「パチパチパチ…」
司会者「あ、まだタイトル途中でした。『失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜』の佐藤さんです」
佐藤「ありがとうございます。次回作は『失恋の痛みを乗り越えて新しい恋に向かう心の成長過程を描いた青春応援バラード〜君との思い出と共に歩む未来への希望〜第二章』を予定しています」
司会者「もう『恋の歌』でいいです!」
まとめ
音楽の世界では、アーティストの思いや楽曲のテーマを表現するために、どうしてもタイトルが長くなりがちですよね。でも、覚えやすさや親しみやすさも大切。この新作では、真面目すぎるシンガーソングライターの佐藤君を通して、そんな音楽業界の一面を「寿限無」の構造で描いてみました。芸術への情熱が空回りしてしまった佐藤君、いかがでしたでしょうか。音楽関係者の皆様、ご寛容に。


