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【AI落語】虫こわい(新作落語)

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【AI落語】虫こわい(新作落語)
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【AI落語】虫こわい(新作落語)

古典の魅力を関西弁で

こんにちは!今回は古典落語の名作「まんじゅうこわい」を、関西弁でアレンジしてみました。原作の構造はそのまま活かしつつ、関西らしい味付けを加えて、虫をテーマにした新作に仕上げています。古典落語の面白さを現代の皆さんにも楽しんでもらえればと思います。

まくら

虫って、ほんまに人によって好き嫌いが分かれますなぁ。虫好きの人は「可愛い」とか言うけど、苦手な人にとっては見るだけでも鳥肌もんですわ。特に関西の夏は暑いから虫も多いし、みなさんもいろいろ経験があるんちゃいますか?そんな虫を題材に、今日は一席やらせてもらいます。

あらすじ

暑い夏の夕方のことでした。

長屋の井戸端で、四人の男が涼んでおりました。

太助「いやぁ、今日もえらい暑かったなぁ」

次郎「ほんまやで。こう暑いと、いろんな虫が出てきよるわ」

三平「虫の話かいな。みんな、何が一番こわい?」

四吉「面白いこと言うやん。せっかくやから、みんなでこわいもん言い合うてみよか」

みんなでこわいものを言い合う

太助「ほな、わしから行くわ。わしは高いとこがこわいねん。屋根の上とか、足がすくんでまうわ」

次郎「わしは暗闇やな。夜中にひとりで外歩くなんて、絶対無理や」

三平「わしは犬がこわい。子供の頃、近所の犬に追いかけられてから、どんな小さい犬でもあかん」

さて、最後は四吉の番です。

四吉「わしは…虫がこわいねん」

太助「虫?」

四吉「そうや。特にあの、ぞわぞわと這い回るような虫が、もうたまらんのや」

次郎「そんなもん、手で払えばええやないか」

四吉「あかん!見ただけでも鳥肌立つわ。ゴキブリやとか、ムカデやとか、考えただけでも震えてまう」

三平「そら、ちょっと大げさやないか?」

四吉「大げさやあらへん!虫の羽音聞いただけで、心臓が止まりそうになるねん」

みんなが意地悪を始める

太助「そんなに虫がこわいんやったら、ちょっと試してみよか」

四吉「何する気や?」

次郎「なんも、なんも。ちょっと待っとけ」

次郎は家の中に入って行きました。

三平「四吉、ほんまにそんなにこわいんか?」

四吉「こわいで〜。虫なんて、この世からいなくなってくれたらええのに」

しばらくして、次郎が戻ってきました。

手には小さな箱を持っています。

次郎「四吉、ちょっとこれ見てみ」

四吉「何や、その箱?まさか虫入ってへんやろな?」

太助「大丈夫や、死んだやつや」

箱を開けると、中には昆虫標本が入っていました。

四吉「うわあああ!やめてくれ!」

三平「これは標本やで。動かへん」

四吉「動かへんでも、虫は虫や!近づけんといて!」

四吉は震え上がって、井戸の向こう側に逃げてしまいました。

太助「ほんまにこわがっとるやん」

次郎「せやけど、これぐらいで震えるかいな」

もっと意地悪をする

三平「よっしゃ、もうちょっとからかうたろ」

三平は近くの草むらから、バッタを捕まえてきました。

三平「四吉、ほら、これはどうや?」

四吉「生きてる!生きてる虫や!」

太助「たかがバッタやないか」

四吉「たかがって…あの跳び方が気持ち悪いねん!」

みんながげらげら笑っていると、四吉が急に立ち上がりました。

実は…

四吉「みんな、そんなに笑うんやったら、教えたるわ」

次郎「何を?」

四吉「実は、わし虫がこわいて嘘ついてん」

三平「嘘!?」

四吉「ほんまは虫、大好きやねん」

太助「せやったら、なんでこわいて言うたんや?」

四吉「だって、虫好きやて言うたら、変人扱いされるやろ?みんなが虫をこわがってる時に、ひとりだけ『可愛い』とか言うたら、おかしな目で見られるがな」

四吉は次郎の手からバッタを受け取り、優しく手の平に乗せました。

四吉「ほら、こうやって見たら、ちゃんと顔もあるし、愛嬌あるやないか」

次郎「うわ、ほんまに平気やん」

四吉「子供の頃から虫を飼うてたんや。カブトムシにクワガタ、チョウチョの幼虫まで育てたことある」

三平「そんなに好きやったんか」

本当にこわいもの

太助「せやったら、四吉は何もこわくないんか?」

四吉「いや、ひとつだけ、ほんまにこわいもんがあるねん」

次郎「今度は本当やろな?」

四吉「殺虫剤や」

三平「殺虫剤?」

四吉「そうや。あのシューッて音聞いただけで、虫たちがかわいそうになって、涙が出てくるねん」

太助「なるほど、虫好きやからこそこわいんやな」

みんながなるほどと納得していると、四吉が続けました。

四吉「せやから、家では殺虫剤なんて使わへん。虫が出ても、そっと外に逃がしたるねん」

次郎「優しいやないか」

四吉「でも、一番こわいのは…」

三平「まだあるんか?」

四吉「嫁はんが虫見つけた時の悲鳴や。あの声聞いたら、心臓が止まりそうになる

まとめ

古典落語「まんじゅうこわい」を虫をテーマに関西弁でアレンジしてみました。原作の構造は80%ほど忠実に再現しつつ、関西らしい言い回しと現代的な要素を20%ほど加えてみました。

虫が好きだから殺虫剤が怖いという設定から、最後は奥さんの悲鳴が一番怖いというオチに持っていきました。関西の夫婦愛?が垣間見える、ほのぼのとした結末になったでしょうか。

古典落語の良さは、シンプルな構造の中に人間の機微が込められているところですね。時代は変わっても、人の心の動きは変わらないものです。

他にもたくさんのAI落語を作っていますので、ぜひご覧くださいね!

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