【AI落語】宇宙エレベーター結婚式(新作落語)
宇宙エレベーターが完成して、高度36,000kmまで簡単に行けるようになった時代。
結婚式も宇宙で挙げるのが流行り始めたそうですが、招待された方は大変そうですな。
まくら
昔の結婚式は神社や教会でやってましたが、今度は宇宙空間ですか。ご祝儀袋も宇宙仕様にしないといけませんかね。
本編
田中家の長男・太郎(30歳)が、恋人の佐藤花子(28歳)と結婚することに。
太郎「結婚式は宇宙エレベーターの最上階でやりたいんだ」
田中父「宇宙?地上じゃダメなのか?」
太郎「一生に一度だから、思い出に残る場所で」
田中母「でもお金がかかるでしょ?」
太郎「宇宙ウエディングプランがあるんだ」
花子「地球を見下ろしながらの結婚式、素敵よね」
田中祖父(80歳)「わしは高所恐怖症じゃ」
太郎「大丈夫、無重力だから高さを感じないよ」
招待状発送
宇宙結婚式の招待状が親族に届く。
招待状『宇宙エレベーター36階にて挙式を行います』
親戚A「36階って…36,000kmの間違いじゃない?」
親戚B「宇宙酔い対策が必要ね」
親戚C「宇宙服着て参加するの?」
田中父「普通の結婚式じゃダメだったのか…」
でも、注意書きを読むと、
『※宇宙服不要、酸素供給完備、重力調整可能』
田中母「設備は整ってるみたいね」
宇宙エレベーター搭乗
結婚式当日、親族が宇宙エレベーターに乗車。
アナウンス「36,000kmまで約2時間の旅をお楽しみください」
田中祖父「2時間?新幹線より長いじゃないか」
田中父「でも景色は最高だぞ」
地球がどんどん小さくなっていく光景に感動。
親戚A「地球って本当に丸いのね」
親戚B「日本が見える!」
でも、田中祖父は宇宙酔い。
田中祖父「気持ち悪い…昔の結婚式は良かった」
エレベーターガール「宇宙酔い薬をお飲みください」
宇宙チャペル到着
高度36,000kmの宇宙チャペルに到着。
チャペル「360度地球ビューの会場です」
田中母「絶景ね!」
でも、無重力で歩くのに苦労する親族たち。
親戚C「ふわふわ浮いて歩けない」
スタッフ「重力ブーツをお履きください」
田中父「宇宙での結婚式は大変だな」
一方、新郎新婦は慣れた様子。
太郎「僕たち、宇宙飛行士の訓練を受けたんだ」
花子「半年間の特訓よ」
田中祖父「結婚式のために半年訓練?大袈裟すぎる」
宇宙結婚式開始
宇宙牧師(宇宙服着用)による結婚式が始まる。
宇宙牧師「宇宙の法則に従って、二人を結ばせます」
田中父「宇宙の法則?地球の法律じゃないのか?」
でも、地球を背景にした結婚式は幻想的。
親戚A「美しい…」
指輪交換の場面で、指輪がふわふわ浮いてしまう。
太郎「あ、指輪が逃げていく」
花子「無重力だった!」
慌てて指輪をキャッチする親族たち。
親戚B「宇宙野球みたい」
宇宙披露宴
結婚式後は宇宙披露宴。
司会者「地球一周しながらのパーティーです」
料理は宇宙食仕様で、すべてゼリー状。
田中祖父「固形物が食べたい」
シェフ「無重力対応メニューです」
でも、お酒が球状になって宙に浮く。
親戚C「球体のビール?初めて見た」
口で直接キャッチして飲む方式。
田中父「斬新な飲み方だ」
宇宙カラオケ
披露宴の余興は宇宙カラオケ。
親戚A「♪宇宙戦艦ヤマトを歌います」
無重力で踊りながら歌うと、3Dな動きに。
観客「迫力満点!」
田中祖父も演歌を披露。
田中祖父「♪津軽海峡冬景色…って、海峡が下に見えるじゃないか」
実際の津軽海峡を見下ろしながらの歌唱。
観客「リアル背景すぎる」
宇宙ブーケトス
ブーケトスの時間。
花子「独身女性の皆さん、準備はいい?」
でも、無重力でブーケを投げると、複雑な軌道を描いて、
ブーケが地球の方向に飛んでいく。
親戚女性たち「ブーケが地球に落下!」
花子「あ!大気圏突入しちゃう」
緊急で回収ロボットが出動。
ロボット「ブーケ回収完了」
親戚女性A「宇宙規模のブーケトスね」
帰路のトラブル
楽しい宇宙結婚式も終わり、地球に帰還。
でも、宇宙エレベーターに故障が発生。
アナウンス「システム障害のため、一時停止します」
田中父「止まった?宇宙で立ち往生?」
高度20,000kmで緊急停止。
田中祖父「帰れないのか?」
修理に6時間かかることが判明。
スタッフ「宇宙ホテルで一泊していただきます」
田中母「予定外の宇宙旅行ね」
宇宙ホテル一泊
緊急宿泊となった親族たち。
ホテルスタッフ「宇宙スイートをご用意しました」
田中祖父「布団はあるのか?」
ホテルスタッフ「無重力ベッドです」
ベッドに固定ベルトがついている。
田中祖父「宇宙監獄みたいじゃ」
でも、地球の夜景を見ながら眠るのは格別。
親戚A「星空が手の届きそう」
田中父「贅沢な一夜だな」
太郎「新婚旅行も宇宙にしようか」
花子「月がいいわ」
翌朝の帰還
翌朝、宇宙エレベーターが修理完了。
アナウンス「地球へ向けて出発します」
2時間後、無事地上に到着。
田中祖父「地面が恋しかった」
でも、宇宙体験が忘れられない親族たち。
親戚B「普通の結婚式がつまらなく感じそう」
親戚C「次は火星結婚式とか出てきそう」
田中母「嫁入り道具も宇宙対応が必要ね」
オチ
1か月後、宇宙結婚式の請求書が届く。
田中父「500万円?!」
項目を見ると、
『宇宙エレベーター往復料金』
『宇宙チャペル使用料』
『無重力料理代』
『緊急宇宙ホテル宿泊費』
『ブーケ回収作業費』
田中母「ブーケ回収まで料金取られるの?」
でも、追加請求もある。
『宇宙酔い薬代』
『重力ブーツレンタル代』
『宇宙カラオケ機材費』
田中祖父「宇宙は金がかかるな」
そして、最後の項目が、
『宇宙思い出プライスレス料:100万円』
田中父「プライスレスに値段をつけるな!」
でも、太郎夫婦は満足そう。
太郎「でも一生の思い出になったよ」
花子「地球で一番高いところで結婚式できて幸せ」
そんな時、隣の家から相談が。
隣人「うちの息子も宇宙結婚式をしたいと言ってるんですが…」
田中父「やめとけ」
隣人「なぜ?」
田中父「宇宙ローンが残る」
隣人「宇宙ローン?」
田中父「35年返済だ」
隣人「地球より長い…」
でも、最後に田中祖父が一言。
田中祖父「でも孫ができたら、宇宙で初節句とかやりそうじゃな」
田中父「冠婚葬祭が全部宇宙か…」
田中母「宇宙墓地まであるらしいわよ」
田中祖父「わしは地球の土に埋まりたい」
太郎「おじいちゃんは地球派なんだね」
田中祖父「重力があった方が落ち着くわ」
まとめ
というわけで、どんなに技術が進歩しても、結婚式の費用問題は変わらないという話でした。
宇宙で結婚式を挙げるのも素敵ですが、地に足のついた生活も大切ということですね。
ただし、宇宙ローン35年は、現実的すぎて笑えないかもしれませんが。


