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【AI落語】関西のアマゾン配達(新作落語)

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【AI落語】関西のアマゾン配達(新作落語)

みなさん、関西のおばちゃんの威力って知ってはりますか?

あの人らの前にかかったら、どんな大企業でも形無しでっせ。今日はそんな、アマゾンと関西のおばちゃんが激突した話をひとつ。

まくら

最近はネット通販が当たり前になって、何でもかんでもポチッとすれば翌日には届く時代になりました。

でも、配達する方もされる方も、まだまだ慣れてないところがありまして。特に関西では…

本編

大阪の住宅街に住む田中のおばちゃん。

初めてアマゾンで買い物をしました。

初回配達

ピンポーン

配達員「アマゾンです」

おばちゃん「あ、来たな。ちょっと待ちや」

ガチャガチャと鍵を開ける音が5分続く。

配達員「(長いな…)」

おばちゃん「おおきに。でも兄ちゃん、これ思ってたより小さいやん」

配達員「えっと、サイズは商品ページに記載されてまして…」

おばちゃん「そやけど写真で見たら、もっと大きく見えたで?これ返品できるん?

配達員「はい、30日以内でしたら…」

おばちゃん「そうか。じゃあとりあえずお茶でも飲んでいきや」

値段交渉

次の日、また別の商品が届いた。

おばちゃん「兄ちゃん、昨日の人と違うな」

配達員「はい、シフト制なんで」

おばちゃん「そうか。ところで、これもうちょっと安くならんの?

配達員「え?」

おばちゃん「いや、近所の電気屋で見たら、これより500円安かったんよ」

配達員「それはアマゾンに言っていただかないと…」

おばちゃん「兄ちゃんが直接社長に電話して、値引きしてもらい」

配達員「そ、そんなことできません」

おばちゃん「できん?そんなん商売人として失格や」

おまけ要求

三日目。

おばちゃん「今日も違う兄ちゃんやな」

配達員「はい…(なんか噂は聞いてる)」

おばちゃん「これ、おまけ何か付かんの?

配達員「おまけですか?」

おばちゃん「そうそう。商店街で買い物したら、必ずおまけくれるやん。ティッシュとか、飴ちゃんとか」

配達員「アマゾンではそういうサービスは…」

おばちゃん「あかんなぁ。客商売分かってないわ」

と、おばちゃんが自分の家からティッシュを持ってきて、

おばちゃん「これ、兄ちゃんにあげるから、次からおまけ持参してや」

勧誘開始

四日目。今度は配達員の方から話しかけた。

配達員「田中さん、毎日注文してますけど…」

おばちゃん「そうよ。便利やもん」

配達員「プライム会員になられませんか?年会費払えば送料無料になりますよ」

おばちゃん「年会費?何ぼや?

配達員「4900円です」

おばちゃん「高っ!そんなん払わんでも、兄ちゃんが毎日来てくれるからエエわ」

配達員「いや、でも送料が…」

おばちゃん「送料なんて、兄ちゃんの交通費やと思ったらお互い様やん」

近所に拡散

一週間後、同じ配達員が近所の家に配達に行くと…

隣のおばちゃん「あんた、田中さんとこの配達の兄ちゃん?」

配達員「はい」

隣のおばちゃん「田中さんが言うてたで。兄ちゃんは値引きしてくれるって」

配達員「え!?そんなこと言ってません!」

向かいのおばちゃん「私も聞いたで。おまけもくれるんやろ?」

配達員「それも違います!」

でも、近所のおばちゃん軍団に囲まれて…

おばちゃん軍団「「「兄ちゃん、お疲れさん。お茶でも飲んでいきや」」」

最終決戦

とうとう配達センターの所長が田中のおばちゃんの家に謝罪に来ることに。

所長「田中様、配達員がご迷惑をおかけして…」

おばちゃん「迷惑なんてとんでもない。ええ兄ちゃんたちやったで」

所長「ありがとうございます」

おばちゃん「ところで所長さん、アマゾンって社員割引あるやろ?」

所長「はい、ありますが…」

おばちゃん「私も名誉社員にしてもらえへん?」

所長「え?」

おばちゃん「毎日注文してるから、もう準社員みたいなもんやん」

気がつくと、おばちゃんが勝手にアマゾンの段ボールに「田中商店」と書いて玄関に貼ってある。

所長「あの…それは…」

おばちゃん「これで近所の人の注文もうちで一括受付するわ。手数料は1割だけもらうから」

まとめ

というわけで、関西のおばちゃんの商魂には、世界的企業も太刀打ちできないという話でした。

結局、田中のおばちゃんはアマゾンの代理店みたいなことを始めて、近所で小商いを復活させたそうです。

ネット時代になっても、人と人との繋がりが一番大事ということですね。でも、段ボールに勝手に屋号を書くのはどうかと思いますが。

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