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【AI落語】湯船の男湯(新作落語)

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湯船の男湯
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湯船の男湯

江戸時代の下ネタって、今より大胆だったかもしれませんね。

現代人の私が江戸の風呂屋事情を語るのもおかしな話ですが、まあ一席お付き合いください。

まくら

皆さん、お風呂はお好きですか?

昔の江戸には「湯屋」というものがありまして、今で言う銭湯のようなものでございます。

ただし、江戸の湯屋は男女混浴が当たり前でしてね。

今の時代では考えられませんが、当時はそれが普通だったんです。

そんな湯屋で起こった、ちょっと艶っぽい騒動の話でございます。

あらすじ

浅草の「ゆけむり湯」という湯屋の話でございます。

この湯屋の主人、清兵衛さんが新しい番頭を雇いました。

名前を金吉と申します。

清兵衛「金吉、よろしく頼むぜ」

金吉「はい、旦那。一生懸命やらせていただきます」

この金吉、真面目で働き者なんですが、ちょっと間が抜けているところがありまして。

初日の失態

金吉の初日のこと。

清兵衛「金吉、今日は忙しいから気をつけろよ」

金吉「はい、承知いたしました」

清兵衛「特に、男湯と女湯を間違えるんじゃないぞ

金吉「はい、男湯は右、女湯は左ですね」

清兵衛「よし、それじゃあ頼んだ」

ところが、この金吉、方向音痴でもありまして。

大混乱の始まり

夕方、常連の熊五郎がやってきました。

熊五郎「よう、今日も一風呂浴びせてもらうぜ」

金吉「ありがとうございます。こちらへどうぞ」

そう言って金吉、熊五郎を女湯の方へ案内してしまいます。

熊五郎「おい、ちょっと待てよ」

金吉「はい?」

熊五郎「ここ女湯じゃねえか」

金吉「え?あ、すみません!こちらです!」

慌てて男湯に案内し直す金吉。

さらなる混乱

今度は常連の女性客、おしんさんが来ました。

おしん「今日もお疲れさま」

金吉「ありがとうございます。あちらへどうぞ」

また間違えて、今度は男湯の方へ案内してしまいます。

おしん「あんた、私を男湯に案内するつもり?」

金吉「え?あ、いえいえ!失礼いたしました!」

おしん「まったく、新米は困ったもんだね」

混浴騒動

そうこうしているうちに、金吉の案内で男性客と女性客がごちゃ混ぜになってしまいました。

男性客A「おい、ここに女の人がいるぞ」

女性客B「きゃあ、男の人がいる!」

男性客C「どういうことだ、これは?」

女性客D「番頭さんが間違えたのよ」

大騒ぎになってしまいました。

清兵衛の怒り

騒ぎを聞きつけた清兵衛が飛んできます。

清兵衛「金吉!何をやってるんだ!」

金吉「すみません、旦那!混乱してしまいまして…」

清兵衛「男湯と女湯を間違えるなって言っただろう!」

金吉「はい、でも…」

予想外の展開

そこへ常連のご隠居、八兵衛さんが現れます。

八兵衛「おやおや、随分賑やかじゃないか」

清兵衛「八兵衛さん、すみません。新米が間違えまして…」

八兵衛「ほほう、男湯と女湯を間違えたと?」

金吉「はい、申し訳ございません」

八兵衛さん、ニヤリと笑って言います。

八兵衛「ところで金吉さん、一つ聞きたいことがある」

金吉「はい、何でしょうか?」

八兵衛「君は男湯と女湯を間違えたと言うが…」

金吉「はい」

八兵衛「この湯屋は最初から混浴だぞ

大オチ

一同「えええええ!?」

清兵衛「そうだった!うちは昔から混浴だった!」

金吉「え?じゃあ、男湯と女湯って…」

八兵衛「ないんだよ、最初から」

おしん「あら、そういえばそうだったわね」

熊五郎「俺たちも忘れてたぜ」

清兵衛「金吉、お前が一生懸命仕切りを作ってくれたから、みんな混乱しちまったんだ」

金吉「仕切り?」

八兵衛「そうだよ、お前が勝手に縄で仕切りを作って、『こっちが男湯、あっちが女湯』って言ったから、みんなそれに合わせてたんだ

まとめ

ということで、新米番頭の金吉さん、存在しない男女別の湯船を作り出してしまい、本来混浴の湯屋を大混乱に陥れてしまいました。

真面目すぎるのも、時には迷惑になるという教訓でしょうか。

でも最終的には、みんなで大笑いして、仲良く混浴を楽しんだそうです。

江戸時代ののんびりした空気が伝わってくる、ほのぼのとした騒動でしたね。

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