芸者の秘密
芸者さんってのは、美しく上品であるべきもんですが、時には人間らしい一面も見えるもんで。
今回は、ちょっと変わった芸者さんの話を新作落語にしてみました。
品がないって?まあ、人間味ってことで勘弁してください。
まくら
人には誰しも、隠したい癖の一つや二つあるもんで。
あらすじ
柳橋の料亭「菊水」に、新米芸者のお梅がやってきました。
女将「今日からよろしくお願いします」
お梅「こちらこそ」
女将「美人だし、踊りも上手。きっと人気になるわ」
お梅「ありがとうございます」
しかし、お梅には人には言えない秘密が。
初お座敷
その夜、お梅の初お座敷。
客A「おお、新顔だね」
お梅「お梅と申します」
客B「美人だな」
お梅は緊張していました。
お梅「(どうか、今日は出ませんように…)」
事件発生
三味線の演奏中、お梅が緊張のあまり…
プゥ〜
客たち「!?」
お梅「あ…申し訳ございません!」
顔を真っ赤にして逃げ出すお梅。
噂の広がり
翌日、柳橋中の話題に。
芸者A「聞いた?菊水の新人」
芸者B「ああ、お座敷でおならしたって」
芸者C「恥ずかしい!芸者の面汚しよ」
お梅は落ち込んでいました。
意外な反応
ところが、その夜のお座敷で。
客A「昨夜の芸者はいるかい?」
女将「お梅ですか?でも昨夜は…」
客A「面白かった!また呼んでくれ」
女将「え?」
客B「俺も!あんな人間らしい芸者、初めてだ」
人気上昇
お梅の人気は急上昇。
お梅「でも、恥ずかしくて…」
女将「お客様が喜んでるんだから、いいじゃない」
お梅「そんなの芸者じゃありません」
女将「でも、指名がすごいのよ」
芸として
客たちは、お梅のおならを芸として楽しむように。
客A「今日も聞かせてくれ」
お梅「そんなご無体な…」
客B「昨日のは良い音だった」
お梅「わざとじゃありません!」
でも、緊張するとやっぱり出てしまいます。
他の芸者の嫉妬
人気が出たお梅に、他の芸者たちは嫉妬。
芸者A「おならで人気なんて、芸者の恥よ」
芸者B「真似してみる?」
芸者C「できるかそんなこと!」
でも、誰も真似できませんでした。
お客の分析
常連客たちは、お梅のおならを分析し始めました。
客A「今日のは短調だったな」
客B「昨日のは長調で美しかった」
客C「音楽的だ」
お梅「音楽って…」
専門家登場
ついには医者も現れて。
医者「これは興味深い症例だ」
お梅「症例って…」
医者「緊張性の腸管ガス排出症候群ですな」
客たち「学術的だ!」
全国の評判
お梅の噂は江戸中、いや全国に。
旅人「江戸にはおならの芸者がいるそうだな」
案内人「ああ、お梅だ。一度聞いたら忘れられない」
旅人「ぜひ聞いてみたい」
観光名所になりそうな勢い。
意外な真実
そんなある日、お梅の故郷から手紙が。
母親の手紙「実は、お前の父親も同じ癖があってな…」
お梅「父も!?」
手紙「代々受け継がれてる家系なんじゃ」
お梅「遺伝!?」
さらに驚く内容が。
手紙「昔、お前の曾祖父は『屁の音楽家』として有名だったそうじゃ」
お梅「屁の音楽家!?」
芸の完成
真実を知ったお梅は、開き直りました。
お梅「それなら、芸として磨きましょう」
女将「その意気よ」
お梅は音程や長さを調整する練習を始めました。
お梅「ド、レ、ミ…」
プー、プー、プー
女将「上達してるわ」
最後の真実
大成功となったお梅でしたが、ある日…
お梅「実は、皆さん」
客たち「なんだ?」
お梅「私のおなら…作り物でした」
客たち「え!?」
お梅「口で音を作ってたんです」
お梅は唇を震わせて、おならの音を再現。
客たち「腹話術だったのか!」
まとめ
芸者のおならは実は口で作った音だったってオチでした。
でも、最初の数回は本物だったのかもしれませんね。
自己採点は80点。下ネタから始まって、最後は芸術論まで行けたかな?


