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【AI落語】お歳暮布団リレー(新作落語)

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お歳暮布団リレー
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お歳暮布団リレー

お歳暮ってのは、感謝の気持ちを表すものですが、時には厄介なことにもなりまして。
今回は、そんなお歳暮が引き起こす珍騒動を新作落語にしてみました。
贈り物が巡り巡るってのも、なんだか現代的な話ですな。

まくら

贈り物は気持ちが大事と言いますが

あらすじ

師走の江戸、日本橋の商店街。
呉服屋の主人、伊助のところに立派な布団が届きました。

伊助「おお、これは上得意の山田屋さんからのお歳暮か」

番頭「立派な西陣織の布団ですね」

伊助「しかし、うちにはもう布団が十分ある」

番頭「どうなさいます?

伊助「そうだな…薬屋の竹蔵に贈ろう。あいつには世話になってるから」

第一の贈り物

薬屋の竹蔵宅。

竹蔵「これは伊助さんから?立派な布団だな」

女房「でも、うち先月新しい布団買ったばかりよ」

竹蔵「確かに…」

女房「八百屋の源さんとこは?あそこ、布団ボロボロだったわよ

竹蔵「それがいい!」

連鎖の始まり

八百屋の源さん宅。

源「竹蔵さんから布団が!」

息子「やった!これで暖かく寝られる!」

源「待て待て…」

息子「どうしたの、父ちゃん」

源「竹蔵さんには、いつも薬代をまけてもらってる。こんな高価なもの、受け取れない

息子「じゃあ、どうするの?」

源「魚屋の銀次に回そう。あいつ、最近商売がうまくいってないらしいから」

布団の旅

魚屋の銀次宅。

銀次「源さんから布団?なんで?」

女房「きっと、いつも魚を安くしてるからよ」

銀次「でも、こんな立派な布団…」

女房「うち、見栄張って生きてるけど、実は借金だらけなのよ

銀次「質屋に入れるか…いや、それじゃ申し訳ない」

女房「じゃあ、大工の熊さんは?」

さらなる展開

大工の熊五郎宅。

熊「銀次から?あいつ、金ないはずなのに」

弟子「親方、遠慮なく使いましょうよ」

熊「いや、あいつに恩を作るわけにはいかん」

弟子「じゃあ、誰かに?

熊「そうだ!茶屋の女将さんだ。いつも茶を飲ませてもらってるから」

一周回って

こうして布団は次々と人の手を渡り…

茶屋→豆腐屋→提灯屋→酒屋→質屋→小間物屋→炭屋→下駄屋…

そして最後に…

下駄屋「この布団、誰に贈ろうか…そうだ!呉服屋の伊助さんだ!」

女房「いつも着物の端切れをもらってるものね」

衝撃の再会

呉服屋に布団が戻ってきました。

番頭「旦那様!下駄屋さんからお歳暮です」

伊助「ほう、何かな?」

番頭「布団です」

伊助「布団?

包みを開けると…

伊助「こ、これは!山田屋さんからもらった布団じゃないか!」

番頭「ええ!?」

伊助「間違いない。この西陣織の模様…」

調査

伊助は布団の旅路を調べました。

伊助「薬屋→八百屋→魚屋→大工→茶屋…」

番頭「町内を一周してきたんですね」

伊助「みんな、遠慮して次に回したのか

すると、布団から何か落ちました。

番頭「旦那様、これは?」

伊助「手紙だ…いや、これは…」

次々と出てくる手紙やメモ。

真実

伊助「『竹蔵より源へ:いつもありがとう』」

番頭「『源より銀次へ:がんばれ』」

伊助「『銀次より熊へ:世話になってます』」

どの手紙にも、感謝の言葉が。

伊助「この布団、みんなの感謝の気持ちを運んでいたんだな

番頭「素敵な話ですね」

そこへ、最初に布団を贈った山田屋が。

山田屋「伊助さん、実はあの布団…」

伊助「山田屋さん!」

山田屋「去年、あなたからもらったお歳暮なんです

伊助「ええ!?」

山田屋「覚えてませんか?『うちは布団が余ってるから』って」

伊助「じゃあ、この布団、二年がかりで戻ってきたのか!

まとめ

お歳暮の布団が、感謝の気持ちを乗せて町内を回って戻ってきたって話でした。
しかも元々は自分が贈ったものだったなんて、人生って不思議なもんです。
自己採点は90点!人情味があって、オチも効いてる。我ながら良い出来だと思います!

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