ビール好きの葬儀
故人を偲ぶ葬儀では、その人らしいお別れをしたいものです。
今回は、そんなビール好きで有名だった故人の葬儀の話を大正時代風の言葉でお届けします。
遺族の心遣いが、アメリカンジョーク風の意外な展開を生みます。
ビール好きの故人への最後のお別れ
ビール好きで有名だった故人の葬儀でのお話です。
あらすじ
ビール好きで有名だった故人の葬儀が行われた。
司会者「本日は、お忙しい中、○○様の葬儀にお越しいただき、ありがとうございます」
参列者たちは静かに座っていた。
司会者「○○様は、生前、ビールを愛する方でございました」
参列者A「そうでしたね」
司会者「毎日、ビールを楽しまれておりました」
参列者B「本当にビールがお好きでした」
司会者「ご遺族の方から、特別なお知らせがございます」
遺族代表「皆様、本日はありがとうございます」
参列者たち「こちらこそ」
遺族代表「故人は、生前、『自分の葬儀では、みんなでビールを飲んでほしい』と申しておりました」
参列者C「ビールを?」
遺族代表「はい、『悲しまずに、楽しく送ってほしい』と」
参列者A「楽しく?」
遺族代表「はい、故人の意思を尊重し、ビールをご用意いたしました」
参列者B「ビールを?」
遺族代表「はい、故人の好きだったビールでございます」
参列者C「葬儀でビールを?」
遺族代表「はい、故人もきっと喜んでくれると思います」
参列者A「そうですね」
遺族代表「では、皆様、ビールで乾杯をお願いします」
参列者B「乾杯?」
遺族代表「はい、故人との最後の乾杯でございます」
参列者C「最後の乾杯?」
遺族代表「はい、故人を偲びながら」
参列者たちは、ビールを受け取った。
参列者A「これは、故人の好きだったビールですね」
遺族代表「はい、故人が最も愛したビールでございます」
参列者B「懐かしい味です」
遺族代表「故人もこのビールを飲んでいると思います」
参列者C「そうですね」
遺族代表「では、皆様、故人に向かって乾杯をお願いします」
参列者たち「乾杯」
みんなでビールを飲み始めた。
参列者A「これは、故人らしいお別れですね」
遺族代表「はい、故人の希望でございました」
参列者B「故人も喜んでいることでしょう」
遺族代表「はい、きっと喜んでくれています」
参列者C「ところで、この後はどうなりますか?」
遺族代表「この後?」
参列者C「はい、火葬の際も」
遺族代表「火葬の際?」
参列者C「はい、何か特別なことを?」
遺族代表「実は、故人から特別な遺言がございました」
参列者A「特別な遺言?」
遺族代表「はい、火葬の際に、棺桶にビールを入れてほしいと」
参列者B「棺桶にビール?」
遺族代表「はい、故人の好きだったビールを」
参列者C「それは…」
遺族代表「はい、故人は『あの世でもビールを飲みたい』と申しておりました」
参列者A「あの世でも?」
遺族代表「はい、でも火葬場の方に相談したところ」
参列者B「相談したところ?」
遺族代表「はい、『アルコールは燃えやすいので危険です』と言われました」
参列者C「危険?」
遺族代表「はい、火葬の際に爆発する可能性があると」
参列者A「爆発?」
遺族代表「はい、それでfuneral director(葬儀屋)さんが言いました」
参列者B「何と?」
遺族代表「『故人は最後までexplosive personality(爆発的な性格)でしたね』と」
参列者C「爆発的な性格?」
遺族代表「はい、これがアメリカンジョーク風のfinal punchline(最後のオチ)でございます」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビール好きの故人の葬儀を、大正時代風の言葉で表現してみました。
オチは、アメリカンジョーク風に「ビールが燃えやすいので危険」という実用的な理由から、「爆発的な性格」という故人への最後のジョークを表現しました。
真面目な葬儀の場面で、故人の人柄を表現する最後のユーモアが、アメリカンジョーク特有の温かみのある皮肉で表現されたのが面白かったでしょうか。
今回は75点くらいでしょうか。


