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【AI落語】与太郎のVR体験(新作落語)

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【AI落語】与太郎のVR体験(新作落語)
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与太郎のVR体験

最新技術のVR(バーチャルリアリティ)ですが、与太郎が体験したらどうなるでしょうか。

今回は、そんな与太郎のVR初体験を大正時代風の言葉でお届けします。

仮想世界と与太郎の組み合わせなんて、考えただけでも現実がよくわからなくなりそうですね。

与太郎の仮想世界初体験

江戸時代の与太郎が現代のVR技術と出会うお話です。

あらすじ

与太郎が友人にVR体験をさせてもらうことになった。

友人「与太郎さん、これがVRでございます」

与太郎「VR?」

友人「バーチャルリアリティでございます」

与太郎「バーチャル?」

友人「仮想の世界でございます」

与太郎「仮想の世界?」

友人「本当ではない世界でございます」

与太郎「本当ではない?」

友人「偽物の世界でございます」

与太郎「偽物?」

友人「でも、本物のように見えるのでございます」

与太郎「本物のように?」

友人「はい、このゴーグルをつけてください」

与太郎「ゴーグル?」

友人「この眼鏡のようなものでございます」

与太郎「眼鏡?」

友人「そうでございます」

与太郎は恐る恐るVRゴーグルをつけた。

与太郎「つけました

友人「どうですか?」

与太郎「真っ暗でございます

友人「少々お待ちください」

友人がVRを起動すると、与太郎の目の前に仮想世界が現れた。

与太郎「おお、急に明るくなりました

友人「見えますか?」

与太郎「見えます。なんと美しい景色でございましょう

友人「それが仮想世界でございます」

与太郎「仮想世界?」

友人「はい、作り物の世界でございます」

与太郎「作り物?」

友人「コンピューターが作った世界でございます」

与太郎「コンピューター?」

友人「機械でございます」

与太郎「機械が作った世界?」

友人「はい」

与太郎「すごいですな

友人「手を動かしてみてください」

与太郎「手?」

友人「はい、手を上げてみてください」

与太郎は手を上げた。

与太郎「おお、この世界でも手が動いております

友人「そうでございます」

与太郎「歩いてもよろしいでしょうか

友人「はい、でも気をつけてください」

与太郎「気をつける?」

友人「現実世界では動かないでください」

与太郎「現実世界?」

友人「本当の世界でございます」

与太郎「本当の世界?」

友人「今、あなたがいる世界でございます」

与太郎「今、いる世界?」

友人「そうでございます」

与太郎「でも、この美しい世界にいるのではございませんか

友人「それは仮想世界でございます」

与太郎「仮想世界?」

友人「偽物の世界でございます」

与太郎「偽物?」

友人「はい」

与太郎「でも、本物のように見えますが

友人「それがVRの技術でございます」

与太郎「技術?」

友人「はい」

与太郎は仮想世界で歩き回った。

与太郎「この世界は広いですな

友人「はい、色々な場所に行けます」

与太郎「あそこに山が見えますな

友人「はい、山でございます」

与太郎「行ってみたいですな

友人「はい、行ってみてください」

与太郎は山に向かって歩いた。

与太郎「山が近づいてきました

友人「そうでございます」

与太郎「でも、疲れませんな

友人「仮想世界ですから」

与太郎「仮想世界?」

友人「はい、本当は歩いていないのでございます」

与太郎「歩いていない?」

友人「現実世界では、その場に立っているだけでございます」

与太郎「その場に?」

友人「はい」

与太郎「不思議ですな

友人「そうでございます」

与太郎「でも、この世界は本当に美しいですな

友人「気に入りましたか?」

与太郎「はい、とても

友人「そろそろ終わりにしましょうか」

与太郎「終わり?」

友人「はい、ゴーグルを外してください」

与太郎「外す?」

友人「はい」

与太郎はゴーグルを外した。

与太郎「あれ、さっきの美しい世界はどこへ行ったのでございますか

友人「仮想世界でございましたから」

与太郎「仮想世界?」

友人「はい、偽物の世界でございました」

与太郎「偽物?」

友人「はい」

与太郎「でも、本物のように見えましたが

友人「それがVRの技術でございます」

与太郎「なるほど。このVRは、VR(very real)ではなく、VR(very ridiculous)でございますな」

友人「どうしてでございますか?」

与太郎「だって、本物に見えるのに偽物なんて、とても馬鹿げていますもの」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

江戸時代の与太郎が現代のVR技術と出会うという設定で、仮想世界という概念への理解不足を大正時代風の言葉で表現してみました。

オチの「VR」と「very ridiculous(とても馬鹿げている)」をかけた言葉遊びです。

与太郎の仮想世界への困惑が面白く描けたでしょうか。

今回は73点くらいでしょうか。

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