八百屋の機械
今度は八百屋さんと機械の組み合わせで一席。
AIに頼んでみたものの、昭和の香りがプンプンする古臭い話になってしまいました。
まあ、それも味かもしれませんが、果たしてどうでしょうか。
最新式の計量機械
商店街の八百屋「まるか青果」の親父、金太郎。
息子に勧められて、最新のデジタル計量機を導入することになった。
あらすじ
「親父、この機械すごいんですよ。重さを量って、値段も自動で計算してくれるんです」
「ほうほう、便利な時代になったもんだな」
「操作も簡単です。この画面を押して、商品を選んで、量るだけですよ」
「うーん、なんだか複雑そうだな」
「大丈夫ですよ。慣れれば簡単です」
息子は説明書を残して、仕入れに出かけてしまった。
—
最初のお客さん
「おじちゃん、大根一本お願いします」
「はいはい、お客さん。えーっと、この機械で…」
画面をあちこち押してみるが、なかなか大根の項目が見つからない。
「あった!これだ…あれ?白菜になってる」
「おじちゃん、大根ですよ」
「わかってる、わかってる。えーっと…」
やっと大根の項目を見つけて、重さを量る。
「200円です」
「あれ?いつもより高いね」
「機械がそう言ってるから…」
—
次のお客さん
「にんじん3本お願いします」
「はいはい。今度は…にんじんっと」
画面を押すが、また違う項目を押してしまう。
「あれ?じゃがいもになってる」
「おじちゃん、にんじんですよ」
「そうそう、にんじんね。えーっと…」
やっとにんじんの項目を見つけて量る。
「350円です」
「高くない?」
「機械の言う通りですから」
—
常連のお客さん
「金太郎さん、いつものキャベツ1玉お願いします」
「おお、お客さん。今度は大丈夫だよ。キャベツだろ」
自信満々に操作するが、また間違える。
「あれ?白菜になってる。おかしいな」
「金太郎さん、その機械どうしたの?」
「息子が買ってきた最新式なんだよ。便利なんだが、どうも調子が悪くて」
「調子が悪いって?」
「同じ野菜を量っても、値段が毎回変わるんだよ」
「えー?」
—
昼過ぎ
息子が帰ってきた。
「親父、機械の調子はどうですか?」
「おお、お前か。この機械、調子が悪いよ」
「調子が悪い?」
「同じ野菜を量っても、値段が毎回変わるんだ」
「そんなはずないですよ。見せてください」
息子が操作すると、ちゃんと正確な値段が出る。
「ほら、ちゃんと動いてますよ」
「あれ?さっきは違ったぞ」
「親父、もしかして違う商品を選んでませんか?」
「そんなことないよ。キャベツはキャベツだろ」
「これ、白菜の項目押してますよ」
「え?」
—
夕方
「やっぱりこの機械、わからん」
「親父、慣れですよ。少しずつ覚えましょう」
「でも、お客さんに迷惑かけちゃうよ」
「大丈夫、みんな親父の人柄をわかってくれてますから」
「そうかなあ」
その時、常連のお客さんがやってきた。
「金太郎さん、大根1本お願いします」
「はいはい、お客さん。今度こそ…」
また画面を押し間違える。
「あれ?またキャベツになってる」
「金太郎さん、その機械大丈夫?」
「うーん、どうもこの機械、気分屋なんだよ」
「気分屋?」
「機嫌が悪いと、値段を間違えるんだ」
「機械に機嫌があるの?」
「あるんだよ。だから毎朝『今日もよろしく』って声をかけてるんだ」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最新の機械に振り回される昭和の親父さんの話でした。
まあ、機械に機嫌があるというのは、現代でもあるあるですよね。
自分で作っておいて何ですが、最後の「機械に毎朝挨拶する」という親父さんの人柄に、ちょっと心が温まりました。
この調子で続けていいものか、少し不安になってきました。


