オフィス機器
まくら
オフィスの機器って、どんどん新しくなりますよね。
でも、使い方がわからないと、仕事に支障が出る。
特に年配の人には、新しい機器は難しいものです。
あらすじ
会社に新しいコピー機が入った吉田。
吉田「新しいコピー機だ」
同僚「そうですね」
吉田「前のより大きい」
同僚「そうですね」
吉田「使い方がわからない」
同僚「そうですね」
吉田「説明書はあるかな」
同僚「ないですね」
吉田「困った」
同僚「そうですね」
吉田「とりあえず、使ってみよう」
同僚「そうですね」
コピー機の前に立ちました。
吉田「ボタンがたくさんある」
同僚「そうですね」
吉田「どれを押せばいいのかな」
同僚「わからないですね」
吉田「とりあえず、これかな」
同僚「そうですね」
吉田「原稿を置いて」
同僚「そうですね」
吉田「このボタンを押す」
同僚「そうですね」
でも、何も起こりません。
吉田「動かない」
同僚「そうですね」
吉田「電源が入ってない?」
同僚「そうかもしれませんね」
吉田「電源ボタンはどこだ」
同僚「わからないですね」
吉田「このボタンかな」
同僚「そうですね」
吉田「押してみよう」
同僚「そうですね」
でも、エラーメッセージが出ました。
吉田「エラーって出た」
同僚「そうですね」
吉田「英語で書いてある」
同僚「そうですね」
吉田「読めない」
同僚「そうですね」
吉田「どうしよう」
同僚「そうですね」
吉田「若い人に聞こう」
同僚「そうですね」
若い同僚に聞きました。
吉田「コピー機の使い方を教えて」
若い同僚「はい」
吉田「全然わからない」
若い同僚「そうですか」
吉田「エラーが出る」
若い同僚「見てみますね」
吉田「お願いします」
若い同僚「あ、これは」
吉田「何?」
若い同僚「用紙がないんです」
吉田「用紙?」
若い同僚「コピー用紙です」
吉田「どこに入れるの?」
若い同僚「ここです」
吉田「ここかあ」
若い同僚「これで大丈夫です」
吉田「ありがとう」
若い同僚「いえいえ」
今度は、コピーしてみました。
吉田「今度は動いた」
若い同僚「よかったです」
吉田「でも、真っ黒になった」
若い同僚「あ、それは」
吉田「何?」
若い同僚「原稿を裏返しに置いてます」
吉田「裏返し?」
若い同僚「表を下にしてください」
吉田「そうなの」
若い同僚「はい」
吉田「わかりました」
若い同僚「がんばって」
吉田「はい」
今度は、正しく置きました。
吉田「今度は大丈夫」
でも、今度は薄いコピーになりました。
吉田「薄い」
若い同僚「濃度を調整してください」
吉田「濃度?」
若い同僚「このボタンです」
吉田「これ?」
若い同僚「はい」
吉田「押してみる」
若い同僚「はい」
吉田「今度は濃すぎる」
若い同僚「もう少し薄くしてください」
吉田「難しいな」
若い同僚「慣れです」
吉田「そうですか」
若い同僚「がんばって」
吉田「はい」
やっと、普通のコピーができました。
吉田「やっとできた」
若い同僚「よかったです」
吉田「ありがとう」
若い同僚「いえいえ」
吉田「でも、疲れた」
若い同僚「そうですね」
吉田「昔のコピー機の方が簡単だった」
若い同僚「そうですか」
吉田「ボタンが少なかった」
若い同僚「そうですね」
吉田「でも、慣れるしかないね」
若い同僚「そうですね」
吉田「がんばります」
若い同僚「はい」
でも、翌日、また同じことを繰り返しました。
吉田「また、使い方を忘れた」
若い同僚「そうですか」
吉田「昨日教えてもらったのに」
若い同僚「そうですね」
吉田「また教えて」
若い同僚「はい」
吉田「すみません」
若い同僚「いえいえ」
吉田「でも、若い同僚さん」
若い同僚「はい」
吉田「一つ聞きたいことがあるんです」
若い同僚「何ですか?」
吉田「なんで新しい機器は、説明書がないんですか?」
若い同僚「直感で使えるように作られてるからです」
吉田「直感で使えない人は、どうすればいいんですか?」


