スポンサーリンク

【AI落語】写真の撮り方(新作落語)

スポンサーリンク
写真の撮り方
スポンサーリンク

スポンサーリンク

写真の撮り方

まくら

最近のカメラは高性能で、誰でも簡単にきれいな写真が撮れますね。

でも、基本を知らないと、思わぬ失敗をすることも。

今日は、そんなカメラ初心者の話です。

あらすじ

田中は、孫の運動会のためにデジカメを買いました。

店員「初心者でも簡単に使えますよ」

田中「そうか、じゃあこれで」

家に帰って、練習することに。

奥さん「説明書は読んだ?」

田中「読まなくても分かる。ボタン押すだけだろ」

庭の花を撮ってみました。

田中「よし、パシャッ」

確認すると、真っ黒。

奥さん「レンズキャップついてるわよ」

田中「あ、そうか」

キャップを外して、もう一度。

田中「今度は…ぼやけてる」

奥さん「ピント合わせた?」

田中「ピント?」

奥さん「シャッター半押しよ」

田中「半押し?」

練習して、なんとか撮れるように。

運動会当日。

田中「よし、準備万端」

孫の出番。

田中「走ってる!撮らなきゃ」

パシャパシャパシャ!

奥さん「撮れた?」

田中「完璧だ」

昼休みに確認すると…

田中「あれ?空しか写ってない」

奥さん「カメラ上向けすぎたんじゃない?」

田中「走ってるの追いかけてたら…」

午後の部。

田中「今度は失敗しない」

ダンスの時。

田中「よし、ズームだ」

ズームボタンを押しました。

田中「あれ?逆に遠くなった」

奥さん「それ、ズームアウトよ」

田中「じゃあ、こっちか」

今度は近すぎて、顔しか写りません。

奥さん「極端すぎるわよ」

リレーの時。

田中「連写モードにしよう」

設定を変えて、準備。

田中「よーい…ドン!」

シャッターを押し続けました。

カシャカシャカシャカシャ…

奥さん「すごい音」

田中「連写だから」

確認すると、500枚撮れていました。

奥さん「撮りすぎでしょ」

田中「でも、一枚くらいいいのが」

見ていくと、全部同じ場所。

奥さん「カメラ動かさなかったの?」

田中「連写中は動かしちゃダメかと」

表彰式。

田中「最後はビデオモードだ」

録画ボタンを押しました。

田中「よし、撮ってる」

でも、画面は真っ暗。

奥さん「また何か間違えてる?」

田中「いや、ちゃんと録画中って」

式が終わって確認すると…

奥さん「音声だけね」

田中「え?」

奥さん「ビデオモードになってないわ」

田中「じゃあ、これは?」

奥さん「ボイスレコーダーモード」

家に帰って、写真を整理。

奥さん「まともな写真は?」

田中「これ…かな」

奥さん「孫じゃなくて、隣の子よ」

田中「似てたから」

奥さん「全然似てないわよ」

田中「じゃあ、来年また撮る」

奥さん「来年までに練習して」

田中「説明書、どこだっけ」

奥さん「捨てたんじゃなかった?」

田中「『読まなくても分かる』って」

タイトルとURLをコピーしました