スポンサーリンク

【AI落語】102回目のプロポーズ 第11話 女神の裏

スポンサーリンク
102回目のプロポーズ 第11話 女神の裏
スポンサーリンク
スポンサーリンク

【AI落語】102回目のプロポーズ 第11話「女神の裏」(新作落語)

人間誰しも表と裏があるもんです。
せいやんにとって狩子さんは女神様。
でも女神様だって人間、裏の顔もあるんです。
結婚式の準備で、その真実を目の当たりにすることになりました。

結婚式の準備

ウェディング会場。
狩子と逃男が打ち合わせをしている。

プランナー「お料理のコースはいかがなさいますか?」

狩子「一番いいコースで」

逃男「狩子、予算が…」

狩子「一生に一度なんだから」

そこへせいやんが花の配達員に変装して潜入。

せいやん「お花の配達でーす」

プランナー「花屋さん?予約してませんが」

せいやん「サービスです!」

せいやんは狩子に近づく。

狩子「せいやんさん!?何してるの」

せいやん「最後まで諦めません」

逃男「式場にまで来るなよ」

ドレス選び

ドレスルーム。
狩子が試着している。

狩子「このドレス、どう?」

逃男「綺麗だよ」

狩子「でも、ちょっと太って見える?」

せいやんが清掃員に変装して入ってきた。

せいやん「お掃除でーす」

狩子「またせいやんさん!」

せいやん「狩子さんは何を着ても女神です!」

狩子「もう、出て行って」

プランナーが戻ってきた。

プランナー「このドレスは150万円です」

狩子「150万!?」

逃男「たっ、高い」

狩子「でも、これがいい」

せいやんが口を挟む。

せいやん「僕なら、狩子さんが望むもの全部買います!」

逃男「金ないだろ」

せいやん「愛はプライスレス!」

料理の試食

試食会場。
狩子と逃男が料理を味見している。

狩子「うーん、味が薄い」

シェフ「これが当店の味です」

狩子「もっと濃くして」

シェフ「でも…」

狩子「私の結婚式なんです!」

せいやんがウェイターに変装して現れた。

せいやん「お飲み物はいかがですか」

狩子「せいやんさん、いい加減にして」

せいやん「狩子さんの好きな味、覚えてます」

狩子「知らないでしょ」

せいやん「甘いものが好きで、辛いのは苦手」

狩子「逆よ」

せいやん、完全に外した。

招待客リスト

控え室。
狩子が招待客リストを作っている。

狩子「この人は呼ばない」

逃男「でも、お世話になった人だろ」

狩子「3年前のパーティーで私の演奏にケチつけたから」

逃男「覚えてたのか」

狩子「忘れません」

せいやんが今度は電気工事の作業員として。

せいやん「電気の点検でーす」

狩子「何回変装すれば気が済むの!」

狩子がイライラし始めた。

狩子「もう!ストレスで肌が荒れる!」

逃男「落ち着いて」

狩子「せいやんさんのせいよ!」

せいやんは狩子の怒った顔を初めて見た。

せいやん「狩子さんも怒るんだ…」

狩子「当たり前でしょ!女神じゃないんだから!」

本逃男の爆発

狩子のストレスが限界に達した。

狩子「もうやだ!ドレスは高い、料理はまずい、せいやんさんはしつこい!」

逃男「狩子、落ち着いて」

狩子「逃男くんも優柔不断!はっきりしてよ!」

逃男「えっ」

せいやんは驚いている。

せいやん「これが狩子さん?」

狩子「そうよ!これが本当の私!」

狩子は続ける。

狩子「完璧な女性なんていない!私だってイライラするし、わがままだし、たまには一人でラーメン食べたい!」

せいやん「ラーメン?」

狩子「チェリストは上品なものしか食べないと思ってる?」

せいやん「はい」

狩子「昨日の夜中、カップラーメン3個食べた!」

逃男も驚いた。

逃男「3個!?」

狩子「ストレスよ!」

真実のせいやん

せいやんは考え込んだ。

せいやん「狩子さん、実は僕も…」

狩子「何?」

せいやん「完璧じゃないです」

狩子「知ってる」

せいやん「起業も失敗続きで、貯金もゼロで、実家にも帰れなくて」

逃男「それは知ってた」

せいやんは続ける。

せいやん「でも、狩子さんへの気持ちだけは本物です」

狩子「それも知ってる」

せいやん「じゃあ、なんで」

狩子「だって、私は逃男くんが好きだから」

シンプルな答えだった。

鉄やんの登場

鉄やんが式場に到着。

鉄やん「準備は順調か?」

狩子「お父さん…」

鉄やん「どうした、疲れた顔して」

狩子「ちょっと、いろいろあって」

鉄やんはせいやんを見た。

鉄やん「まだいたのか」

せいやん「最後まで見届けます」

鉄やん「もういいだろう」

鉄やんは狩子に言った。

鉄やん「狩子、お前も昔は素直じゃなかったな」

狩子「え?」

鉄やん「3歳の時、毎日『お嫁さんになりたくない』って泣いてた」

狩子「そんなこと言ってた?」

鉄やん「『一生チェロと結婚する』って」

みんなが笑った。

せいやん「じゃあ、今は?」

狩子「今は…逃男くんと結婚します」

せいやん「そうですか…」

せいやんはついに諦めたように見えた。
しかし。

せいやん「でも、102回目のプロポーズまであと1回!」

全員「まだやるの!?

まとめ

狩子さんの女神の仮面が剥がれた回やな。カップラーメン3個はさすがにやりすぎやろ。でもな、完璧な人間なんておらへんのよ。チェリストだって人間、ストレスで爆食いもするわ。せいやんが何回も変装して潜入するのも相当ストレスやろうけど。最後に「102回目まであと1回」って、まだ諦めてへんのかい。全員の「まだやるの!?」が視聴者の声を代弁してるわ。

今回は85点!狩子さんの人間味が見えて良かった。

次回はついに最終回。せいやんの102回目のプロポーズ、どうなることやら。他のAI落語もよろしく!

タイトルとURLをコピーしました