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【AI落語】102回目のプロポーズ 第2話 プロポーズとプロポリス

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102回目のプロポーズ 第2話 プロポーズとプロポリス
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【AI落語】102回目のプロポーズ 第2話「プロポーズとプロポリス」(新作落語)

さて、お見合いから一週間。
太陽くん、すっかり光さんに夢中になっちまいました。
でもこの男、どうも方向性がちょっとズレてるんですな。
まあ、恋は盲目と言いますが、これはちょっと違う意味で目が見えてない。

決意の朝

せいやんのアパート、朝の5時。
薄暗い部屋に朝焼けがうっすらと差し込み始める
カーテンも引かずに寝ていたせいやんが、突然ガバッと起き上がった。

せいやん「よっしゃ!今日こそプロポーズや!」

勢いよく立ち上がったものの、足がもつれてこける。
それでも這いずり回りながらスマホを手に取る。

せいやん「えーっと、プロポーズの仕方…検索っと」

画面をスクロールしながら、ブツブツと独り言。
スマホの青い光が顔を照らす

せいやん「指輪…高い。花束…しおれる。手紙…字が汚い。あかん、どれも俺には向いてへん

そのとき、画面に出てきた広告が目に留まった。

せいやん「ん?『プロポリスで健康な毎日を』…プロポリス?プロポーズに必要なんか?

薬局にて

朝一番の薬局。
蛍光灯の白い光が清潔な店内を照らしている
せいやんが興奮した様子で店員に話しかける。

せいやん「すんません!プロポリスください!」

店員「プロポリス?健康食品のコーナーにございますが」

せいやん「一番高いやつ!

店員「えっと、こちらの3万円のロイヤルプロポリスでよろしいですか?」

せいやん「ロイヤル!それや!王様のプロポーズ!

店員「いえ、プロポリスですが…」

太陽「包装もお願いします!リボンは赤で!」

店員「健康食品にリボンですか?」

太陽「愛の証ですから!」

店員は首を傾げながらも、丁寧に包装してくれた。

父への相談

星野家。
古い畳の匂いが懐かしさを感じさせる和室
せいやんが鉄やんを訪ねてきた。

せいやん「お義父さん!」

鉄やん「まだ義父ちゃうで」

せいやん「あ、すんません。星野さん、今日、狩子さんにプロポーズしようと思います!」

鉄やん「おお、早いな。で、どないして?」

せいやん「これです!」

太陽は包装されたプロポリスを取り出した。

鉄やん「なんやこれは?」

せいやん「プロポリスです!最高級の!

鉄やん「プロポリス?」

せいやん「はい!プロポーズにはプロポリスが必要やと」

鉄やん「誰が言うた?」

せいやん「ネットに書いてありました!」

鉄やん「それ広告やろ

達郎は頭を抱えた。

鉄やん「せいやん君、プロポーズとプロポリスは違うで」

せいやん「え?」

鉄やん「プロポーズは求婚、プロポリスは蜂が作る健康食品や」

せいやん「ほな、これは…」

鉄やん「ただの健康食品や

せいやんは青ざめた。

せいやん「3万円も…

鉄やん「まあ、健康にはええやろ」

音楽ホールでの再会

その夜、狩子のコンサート会場。
赤いベルベットの座席が並ぶクラシックホール
せいやんは最前列で、プロポリスの箱を抱えて座っている。

演奏が終わり、狩子が楽屋から出てきた。
黒いドレスがステージライトの余韻を受けて輝いている

狩子「あら、せいやんさん」

せいやん「狩子さん!めっちゃ素晴らしい演奏でした!

狩子「おおきに」

せいやん「あの、これを」

太陽はプロポリスの箱を差し出した。

狩子「これは?」

せいやん「プロポ…健康食品です」

狩子「健康食品?」

せいやん「はい!狩子さんにずっと健康でいてほしくて」

狩子「急にどないしたん?

太陽は深呼吸をした。

せいやん「実は、プロポーズしようと思って」

狩子「え?」

せいやん「でも、プロポリス買うてしもて」

狩子「プロポリス?」

せいやん「プロポーズと間違えて

狩子は一瞬きょとんとした後、くすっと笑った。

狩子「せいやんさんらしいですね」

せいやん「笑わんといてください」

狩子「いえ、嬉しいです。私の健康心配してくれて」

せいやん「それだけちゃうんです!

太陽は突然、片膝をついた。

せいやん「狩子さん、僕と一緒に、健康な毎日送ってください!」

狩子「それがプロポーズ?

せいやん「はい!毎朝プロポリス飲んで、100歳まで一緒に!」

狩子「100歳?」

せいやん「はい!父上は101回プロポーズしましたが、僕らは100歳まで一緒に!」

そこへ、別の男性が現れた。
大月逃男、狩子の恋人であるピアニストだった。
タキシードが決まっている長身の男

逃男「狩子、お疲れさん」

狩子「逃男くん」

せいやん「え?」

逃男「君は?」

せいやん「空野せいやんです!今、狩子さんにプロポーズを!」

逃男「プロポーズ?」

音は太陽が持っている箱を見た。

逃男「プロポリスでプロポーズ?

せいやん「はい!健康第一です!」

逃男「おもろい冗談やね」

せいやん「本気です!

逃男「狩子は僕の恋人なんやけど」

せいやん「え?」

太陽は光と音を交互に見た。

狩子「ごめんなさい、言うてなかったけど」

せいやん「恋人が…おったんですか」

狩子「はい」

せいやん「ほな、このプロポリスは…」

逃男「健康にはええんちゃう?」

せいやん「3万円…

せいやんは崩れ落ちた。
膝から力が抜けて、大理石の床にへたり込む

逃男「プロポーズより先にリサーチせえよ!

まとめ

プロポリスでプロポーズって、どんだけ天然やねん!
せいやんの勘違いっぷりが最高すぎて、もう笑うしかないですわ。

3万円の健康食品抱えて愛の告白って、ある意味斬新すぎる。
でも狩子さんに恋人おったんかい!そこはリサーチ不足やったな。

次回はどんな珍プロポーズが飛び出すんやろか。
もうプロポリスより変なもん出てきそうで怖いわ。

勘違いネタの王道を行く良いオチでした!
プロポリスと プロポーズ、確かに似てるけど全然違うやん!

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